今日のテーマは、尾道水道の空。
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#1 こちらは、まだ日が高い時間に撮った千光寺山からの眺め。この頃はまだ曇りがちで、夕陽が見れるかどうか心配だったが、そんな心配をかき消してくれるような、雲間からの光の束のプレゼントだった。
#2 浄土山より。この日、空が完全に澄み渡ることはなかったが、情感のある雲がかえって表情豊かな夕焼けを演出してくれた。少しだけ霞がかった空気も、島並みを神秘的な陰影に見せるのに一役買ってくれたようだ。
#3 筆者がゼイゼイハアハア言いながら登った浄土山展望台にて、三脚を立てていると、野球のユニフォームを着た高校生らしき子供達が次々に駆け上がってくる。
何をするのかと見ていると、展望台の欄干から遠くに向かって、
「東高で一番のピッチャーになるぞぉ!」
「レギュラーになるぞぉ!」
はては、
「○○ちゃん、愛してるよー!」
などと、大声で叫んでは、また山道を駆け下りていくのである。
・・・どうやら、近くの高校の野球部のトレーニングコースになっているようだ。ただ登り下りさせるだけではなく、抱負を叫ばせるというトレーニングメニューは、なかなか味がある。
そういえば感心したのは、野球部員達がみな、筆者に向かって小気味よく、「こんにちは!」と挨拶をしてくれたことだ。
彼らに限らず、尾道では、忘れかけていた人の温かさを感じる場面に多く出会うことができた。アーケード街では、幼稚園児たちも筆者達に向かって可愛らしい挨拶をしてくれたし、たまたま乗ったバスでは、運転手のオッサンと女子高生とが親しげに言葉を交わしていた。
育つ町が違えば、人というのはこうも違うものなのか。
夕景は今日でおしまいです。明日は、尾道水道の夜景をご紹介します。
コメント
ほんとに綺麗な夕景ですね。
そこに地元の人々の生活もあると。
野球部ではありませんが、私も学校の近くにあった神社の石段を、なにやら叫びながら駆け上がっていたりしたことがあります。自分にあのような心肺機能が備わっていたとは、いまではもうとても信じられません。
こんばんは、ご無沙汰していました。
尾道の小路、坂道、夕景など色々見せて頂き感謝。
自分は、ほとんど通り過ぎただけだったので、DEEPな尾道を堪能させていただきました。
続きも楽しみにしております。
知らない人に挨拶をする街がまだあるんですね・・・
山登りをすると大抵知らない人とも声を交わし、
「もう少しよ」「頑張って」等の励ましもいただけたりします。
尾道は坂の街だから、登山のような感覚もあるんでしょうか~^^
あたたかい街ですね(*’-‘*)
>不思議な世界旅行さん
こんにちは。
ははは、不思議な世界旅行さんも叫びながら階段を駆け上がっていたのですかwww
何と叫んでおられたのか、気になります(笑)
>avalonさん
こんにちは。
avalonさんのおかげで、鳴門の方では良い景色が見れました。
ありがとうございました。
鳴門の方の写真はもう少し先になりそうですが・・・^^;
>青さん
こんにちは。
ははは、町歩き自体が山登りのように忍耐のいる道程なので、
皆で励ましあっているというのは、あるかもしれません。
いや、やっぱりそれは無いと思います(笑)
でも私も、こんな町がまだ日本にあるんだと知って、
嬉しいような、でもいつか無くなってしまうかも知れない、という切ないような気持ちになりました。
光筋がカーテンのようで、綺麗ですね。
とっても心が温まるお話でした。
まだこういった場所があるんですね。
ほっとしました。
昔は、どこでもそうだったのでしょうが・・・
せちがない世の中です(^^ゞ
光芒が画面いっぱいに広がってますね。
夕焼けもきれいです。
尾道水道もいいジグザグ具合です(笑)。
人情のある良い町ですね、尾道。
こんにちは
東高の生徒よく上がってきますね。
ちなみに内のせがれ、娘も東高でした。
とても素敵なシーンを撮影されましたね。
>o2ka7070さん
こんにちは。
最初は、本当に信じられませんでした。なんで挨拶されるんだろうと・・・。
でも歩いているうちに、これがこの町での当たり前なんだなあ、と気づきました。
今でもこういう町はたくさんあると信じたいです^^
>Nasbonさん
こんにちは。
光の射し具合と、海と島影の具合が、神の国のようですよね。
私はただシャッターを押しているだけなんですが・・・^^ゞ
本当に心が洗われるいい町でした。
>タカさん
こんにちは。
おお、やっぱりいつも登ってくるのですね!
しかもお子さんも東高のご出身・・・奇遇ですね~^^
写真は、ちょっと雲があったのが、かえって良かったようです。