昨年2023年8月に、家族4人で香港に行ってきました。
香港は広い意味での広東文化圏の一角であり、筆者が現在住んでいるベトナムやタイ、マレーシアなどの東南アジア諸国の食や文化にも大きな影響を及ぼしています。
特に麺料理に目がない筆者、ベトナムやマレーシアの「Mi」の故郷とあっては、ワクワクが止まらない場所なのです。
というわけで、しばし香港の旅行記をお届けしたいと思いますが、最初に今回の旅先に香港・長州島を選んだ理由と、旅のプランをご紹介します。
※記事一覧:香港・長州島子連れ2泊3日【新旧時代の真ん中で】(2023年)↓
香港・長州島を選んだ理由 – 古き良き香港を最後に見ておきたい
今回香港を旅先に選んだ理由はいくつかあります。
1つは冒頭で触れた通り、アジアの食や文化のルーツの1つであるということ。
とは言え、筆者が香港を訪れるのは、実は今回が3回目です。1回目は出張で、2回目は、ほんの直前の2023年5月の、筆者のベトナムの勤務先の社員旅行です。
この社員旅行が実は大きなきっかけになってまして、1つには、そこで撮った写真を家族に送ったところ、美味そうな麺料理に興味を示したり、特に建築物に関心のある長男が香港の高層ビル群を見て、「すごいなあ。行ってみたいなあ」と言い出したんです。今でも長男に「ベトナムに来てからのの旅行先でどこが一番良かった?」と訊くと「香港かなあ」と答えるほどです。
もう1つには、社員旅行の旅程がかなりイマイチだったんですよね・・・全然観たいところを観られないし、食事も団体旅行向けのものばかり(団体旅行ツアーだからなのですが)。大人数なので仕方がないのですが、チラ見せだけされて興味が湧いたところで帰国するという生殺し。これは改めてちゃんと回らないと死んでも死にきれないぞ、と。
香港って、色々な意味で今とても危ういところに来ていると思うのです。
政治的に、今香港は共産党政権の侵食を受け、かつての活気を失いつつあります。それは5月の社員旅行時にも如実に感じました。特に外国人の集まるエリアでは駐在員の流出により、2018年の出張時と比べるべくもない閑散とした有様でした。
それに加え、建物の老朽化やそれに対する安全対策などで、かつて攻殻機動隊などのアニメで描かれた大きなネオンの看板の洪水などの「香港らしい」光景は失われつつあります。
そうした「古き良き香港」が無くなってしまう前に、団体旅行などではなく、個人旅行でちゃんとゆっくり香港を観ておきたいと言うのが、一番大きな理由です。
長州島を組み込んだのも、少しでも古き良き香港の姿を観てみたいと思ったからです。また、香港の都市風景とはまた違う、広東の田舎の島風景にも興味がありました。
SONY ILCE-7C (75mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
香港・長州島2泊3日観光プランと見どころ
家族4人での2泊3道での香港個人旅行、観光プランは以下のとおりです。中日の昼前後に長州島を組み込んだ感じです。
旅行期間は2023年8月5日〜7日です。
<1日目:香港到着〜ビクトリア・ピーク夜景> | ||
10:25
14:20
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タンソンニャット国際空港(SGN)発
ベトナム航空VN0594 香港国際空港(HKG)着 ホテルよりビクトリア・ピークへ。トラム、タクシー、ケーブルカー |
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宿泊 | Ramada Hong Kong Grand View Hotel(北角) | |
<2日目:長州島・廟街・旺角・スターフェリー> | ||
10時〜15時頃 | フェリーで長州島へ
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/320 sec, ISO100) 長州島で昼食 フェリーで香港島へ |
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夕方〜夜 | 廟街(男人街)・旺角を観光、夕食
SONY ILCE-7C (75mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO100) スターフェリーで香港島のホテルへ |
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宿泊 | 同上 | |
<3日目:モンスターマンション〜帰国> | ||
午前 | モンスターマンション
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO800) AEONでショッピング |
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15:20
17:15 |
香港国際空港(HKG)発
ベトナム航空VN0595 タンソンニャット国際空港(SGN)着 |
ということで(どういうことだ)、しばしの間、古き良き香港と新しい香港の狭間の風景に、お付き合い頂ければ幸いです。
SONY ILCE-7C (75mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
つづき↓
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