最終日はモンスターマンションへ出かけ、そして今回の香港旅最後の食事に向かいます。
この旅の中で唯一やり残した事があるような気がしており、それは「絶品」と言える麺にまだ出会えていない事でした(「そこそこ」のはあったけど)。
訪れたのは、北角・春秧街の端っこにある「香港仔魚蛋王」という麺屋。結果的にこちら、絶品魚の練り物ボール麺を繰り出す、旅の最後を飾るに相応しい名店でした。
SONY ILCE-7C (30mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO250)
モンスターマンションからの帰りは地下鉄MTRで北角まで来て、春秧街に向かいます。
SONY ILCE-7C (75mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
午前中に少しだけ雨が降ったため、春秧街の道はしっとり濡れていました。
SONY ILCE-7C (75mm, f/5.6, 1/80 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)
北角の麺屋「香港仔魚蛋王」の絶品Fish Ball Noodle
春秧街の西の端の飲食店が並ぶ一角に、香港仔魚蛋王はあります。「魚蛋王」は恐らく、「King of Fish Ball」と言うような意味でしょう(たぶん)。そして実際に、「王」の名に違わぬ名店だったのです。
SONY ILCE-7C (47mm, f/2.8, 1/50 sec, ISO160)
看板には自ら親指を立てた「いいね!」のサインが描かれています。そして、その自画自賛への期待は裏切られません。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO100)
店内に入ります。ここにも大々的に「いいね!」が現れます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO200)
こちらは麺類のメニュー。牛丸(Beef Ball)なども美味そうですが、そこはやはり、左上の筆頭に登場する「招牌魚蛋麺」でしょう。「招牌」とはまさに「看板メニュー」を指します。
SONY ILCE-7C (31mm, f/5.6, 1/40 sec, ISO200)
こちらに「自家手打ち墨魚丸」のポスターがデカデカと鎮座していました。やはりFish Ballで間違いないでしょう。
SONY ILCE-7C (34mm, f/5.6, 1/40 sec, ISO250)
一応ご飯類のメニューもあります。
SONY ILCE-7C (38mm, f/6.3, 1/40 sec, ISO500)
そして着丼!!
あっさり出汁の効いた優しいスープに微かなコシのある縮れ細麺。そして、噛むとジュワっと味が染み出るモチモチ魚介ボール・・・もう、最の高という陳腐な表現では表しきれません。
SONY ILCE-7C (44mm, f/5.6, 1/50 sec, ISO400)
タイ・ラオス旅の時もそうでしたが、願い続けていれば最後の最後で、麺の女神は微笑んでくれるのです。香港の有終の美を飾るのにまさに相応しい一杯でした。
香港仔魚蛋王のアクセス
ホテルで預けた荷物を受け取り、MTRで中環駅へ向かい、エアポートエクスプレスで香港国際空港へ向かいます。動く歩道に設置された物体を長男が「エヴァみたい」と表するなどしながら、帰路に就きます。
Apple iPhone 12 Pro (6mm, f/2, 1/50 sec, ISO125)
ということで、子連れでの2泊3日の香港・長州島旅の記録はこれにて完結です。
古き良き香港が刻々と失われていく時代の流れの中で、それでもなお根強く生き残り続けるアジアの息吹、そしてそのオリジナル風景ともいえる「なつやすみ」の離島、長州島など、非常に充実した3日間でした。
ではまた世界のどこかでお会いしましょう。
(2023年8月7日の記録)(完)
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