こんにちは。体細胞の66%ほどがベトナム麺で構成されつつある10max(@10max)です(ちなみに残りの3割はフォーのスープとビアサイゴン)。
本ブログでは「ベトナム人お薦めローカル飯」と称してお薦めのローカルベトナム料理店を紹介していますが、本記事では、これまでご紹介してきたホーチミン市内のお店を全てまとめました。
記事の最後に、ご紹介した店の一覧マップも掲載していますので、ホーチミン旅行の際の旅のしおりとしてご活用頂ければ幸いです。
ホーチミン市内のベトナムローカルグルメまとめ
ホーチミン1区:観光の中心
ホーチミン1区は、代表的な観光スポットやホテル、土産店などがひしめいており、同市を訪れる旅人はもちろん在住者にとっても上陸頻度が最も高いエリアです。そんな1区のローカルベト飯の名店達はこちらです。
選べる麺に絶品スープ&モチモチビーフボール「Phở Bò Viên Thập Cẩm」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/160 sec, ISO32)
このPho Bo Vien Thap Camは筆者が大好きなベトナム麺屋の中でもいち推しの名店です。
何しろ筆者の勤務先の舌の肥えたベトナム人社長のおすすめですから、サラリーマンとしては推さないわけにはいきません間違いありません。
フーティウ、フォー、ミーなど複数のベトナム麺から好きな麺を選び、そこに肉やモチモチのミートボール、モツなど好きな具を入れ込みます。
出汁のよく効いたスープも最高です。
なお、社長おすすめと言っても高級店では全くなく、ドローカルな超庶民価格の店です。食とコスパに拘るベトナム人は「高くて美味い店」なんて人に薦めません。

戦前の路地裏に潜む海鮮フーティウの名店「Hủ Tiếu Mực Ông Già Chính Gốc」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO200)
こちらも上のPho Bo Vien Thap Camと甲乙つけ難いベトナム麺の名店です。しかしこちらは同じ同僚でも部下のベトナム人女子に教えてもらった店であるため、サラリーマンとしては社長お薦めの方を上に(以下略)
こちらのHu Tieu Muc Ong Gia Chinh Gocは上の店とは異なり、麺は「フーティウ(Hu Tieu)」と呼ばれるタイプの米麺専門です。それに魚のすり身やイカ、ホタテといった海鮮の具が組み合わされた海鮮フーティウです。
この、魚の出汁がよく染み出したスープが非常にお優しく最高に美味くて、完飲してしまう危険を伴います。
フーティウという麺は数あるベトナム麺の中でも、フォーなどよりもコシがあってツルッとした喉越しの麺で、筆者が最も気に入っている麺の一つです。
そしてこの店の魅力はこのフーティウだけでなく、ベトナム戦争前から変わっていないという路地裏の風景も必見です。

ホーチミンで別格に美味しいフォーが食べられる名店「Phở Thìn By SOL」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/100 sec, ISO80)
Pho Thin by SOLは所謂フォーの正統派のお店。
フォーならどの店で食べても同じ(同じくらい美味い)と思われるかも知れませんが、このPho Thin by SOLのフォーはその中でも「超美味しい」です。
特に絶品なのはスープ。飲んだ瞬間に、その深い味わいに驚かされます。
ホーチミン1区の観光の中心地に加え、旧2区、4区、7区にも店舗があるので、近くにお立ち寄りの際にはぜひ。

ホーチミンで蟹を食べるなら間違いなく「Quán 94」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO100)
Quan 94はホーチミン市内で蟹料理を食べたいなら外せない名店です。
蟹料理といっても高級店ではなく、1缶100円足らずの「333」ビールをひたすら飲みながらカジュアルに食べられる庶民の人気店です。
蟹の身がたっぷり詰まった揚げ春巻きや蟹チャーハン、蟹春雨なども絶品ですし、何より必食なのは殻ごとムシャムシャ食べられる揚げソフトシェルクラブです。

ホーチミン4区:ローカル色強いエリア
まだ古い街区が残り、「スラム街」と表現される事すらある4区はローカル色が色濃く残るアジア好きには堪らないディープなエリア。ローカルベトナムグルメも豊富です。
定番ストリート定食コムタムの隠れ名店「Cơm tấm Mai」
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/30 sec, ISO250)
そんなベトナムローカル定食の代表選手、コムタムの名店、Com tam Mai。
ローカルな店が立ち並ぶ路地をバイクが行き交う、ザ・ベトナム、とでも言うべき風景の中に、油断していると通り過ぎてしまいそうな地味な店舗の店頭でおばちゃんが作ってくれるコムタムは、パラパラのご飯に染み込んだジューシーな肉汁、パリパリの目玉焼き、もう間違いのない美味しさです。

ホーチミン5区:チョロン(中華街)
チョロンはホーチミン市内の中華街です。チョロンの場合、中華街と言っても日本やマレーシアなどの様な分かりやすい中華街感はありませんが、町中をよく見渡すと看板には漢字が書かれ、地味に中華料理の名店を見つけることが出来ます。そして味は確かです。
中華街(チョロン)の爆旨水餃子麺「Sủi Cảo 162」
OLYMPUS E-M1MarkII (19mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO1600)
チョロンを訪れたらぜひ食べて頂きたいのが、水餃子と、麺の入った水餃麺。チョロンには水餃子ストリートと呼ばれる一角があり、水餃子や水餃麺の店がずらりと並んでいます。
その中でも地元で人気なのが、Sui Cao 162。こちらのお店は日本語のブログやサイトではあまり紹介されていませんが、店はいつも地元の人達で混雑しています。メニューも料理もシンプルですが、味はピカイチです。
大きな声では言えませんが、今までのところベトナムに来てから一番美味しかったのがこのSui Cao 162の水餃麺かも・・・。ベトナム料理も相当美味しいのですが、中華料理やっぱりすげえ、と思わされた名店です。

ホーチミン7区:駐在員も多く住む新興エリア
ホーチミン市の中で最南部に位置する7区は、市内でも最も最近開発が進められた新興エリアです。特にフーミーフンと呼ばれるエリアは街区も綺麗に整備され、日本人含む外国人駐在員も多く住んでいる、比較的ハイソで小綺麗な店が多い雰囲気。
そんなフーミーフンにも、ちゃんとローカルなベトナム料理屋は潜んでいるのです(別に潜みたくて潜んでるわけじゃないと思いますが、他のエリアより少ないのは確か)。
7区でハノイ料理とビアホイが楽しめる「Long Béo Băm Sáu Phố Phường」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO320)
「Long Béo Băm Sáu Phố Phường」は、ハノイの「ビアホイ(Bia Hơi)」の雰囲気をホーチミンでも味わえる庶民の店です。
ローカルなベトナム料理のお店が少ないフーミーフンエリアにあって、ハノイ名物のド迫力のリッター単位のビアホイ缶や北部料理をお手頃な値段で楽しめる名店、貴重な存在です。
7区でオープンエアの夜空のもとで乾杯したくなったら、こちらがイチ推しです

番外編:ホビロン(孵りかけのアヒルの卵)
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/25 sec, ISO800)
ホーチミンのとある路地の屋台で、ベトナム名物ホビロンを食べたのでご紹介しています。
産後2〜3週間経ち、殻の中で孵化しつつある状態のアヒルの卵で、見た目は少々インパクトがありますが、ベトナムローカルの味と雰囲気をとことん満喫されたいなら非常にお薦めです。
この記事ではホーチミン市11区の屋台をご紹介していますが、他にも食べられる場所はあるので、興味のある方はぜひ。

さいごに:ホーチミンローカルグルメマップ
以上、ほぼほぼガイドブックには載っていない、筆者が地元のベトナム人に教えてもらったり地元で人気のあるローカルグルメの名店達を集めてみました。
上でご紹介したホーチミン市内のローカルグルメ店を、一覧マップにしましたので、観光などの際の食事場所の参考に、ぜひご活用下さい。
なお、本記事は随時更新していきます(まだまだお店の在庫があるんだけど全然筆が追い付かない・・・)。もう少しラインナップが増えてきたら、食事の種類やエリアごとのまとめ記事もご用意したいと思いますので、どうぞお楽しみに^^
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