旧市街とホアンキエム湖を後にし、ロンビエン橋へ向かいます。目的地は、ハノイが誇る美しい鉄橋、ロンビエン橋を望む素晴らしい絶景カフェ「セレインカフェ」。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/30 sec, ISO100)
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※「ハノイ・ハロン湾子連れ3泊4日旅行記【ローカル飯と絶景クルーズ】」記事一覧
インドシナで最も美しいと言われた「ロンビエン橋」
ロンビエン橋(Cầu Long Biên, 橋龍編)は、ハノイとハイフォンを結ぶ鉄道橋として1902年に完成した鉄橋です。
「龍編」=「龍が踊る」という意味を持つ名称にふさわしく、最たる特徴はその躍動的なデザインでしょう。当時ベトナムを統治していたフランス人総督の指揮下で建設されたロンビエン橋の、幾重にも連なる曲線的な三角形のモチーフは、「龍が踊る」との形容がまさに相応しい。名付け主のセンスがキラリと光ります。
故に、全長1,700mのロンビエン橋は当時、インドシナで最も大きいだけでなく、「最も美しい橋」とも言われたそうです。
まるで近未来SFアニメに出てくる廃墟のような独特の雰囲気ですが、しっかり現役の鉄道橋です。
SONY ILCE-7C (112mm, f/4.5, 1/125 sec, ISO200)
ロンビエン橋の絶景を望む特等席「セレインカフェ」
セレイン・カフェ(Serein Cafe & Loung)の魅力は、ロンビエン橋のたもとにあって大迫力の橋の絶景を眺望させてくれる最高の立地と、クラシックでお洒落なインテリアにあります。
秀逸な立地 – セレインカフェの場所
ハノイ旧市街の少し北、ホアンキエム湖と西湖(Hồ Tây)のちょうど中間辺りにロンビエン橋があります。セレインカフェは、ロンビエン橋の起点と鉄道ロンビエン駅が交わる場所に位置します。まるでロンビエン橋を望むために建てられたかのような絶妙な立地です(本当にそうなのかも知れないけど)。
美しくクラシックな外観とインテリア
セレインカフェはその眺望のみならず、カフェそのものの建物やインテリアにも素晴らしいものがあります。周囲のローカルな雰囲気の中で、セレインカフェはひと目でそれと分かる程に洗練された存在感を放っています。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (40mm, f/3.2, 1/60 sec, ISO100)
セレインカフェは建物の3〜5階のフロアにあり、1階の入口を入ってすぐのエレベーターか階段で3階へ上がります。3階と4階は室内、5階は屋上のオープンテラス席になっています。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO1250)
3階がバーカウンター兼会計レジになっていて、そこで飲み物を注文します。お値段は忘れましたが、ベトナムの一般的なカフェに比べるとややお高めだったような。まあ良いでしょう。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/30 sec, ISO12800)
3階と4階は調度品の一つ一つが厳選されており、実に落ち着いたクラシックな雰囲気。これだけでもここに来る価値はありそう。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO400)
SONY ILCE-7C (49mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO800)
もちろん3階、4階からでもロンビエン橋の絶景を望むことが出来ますし、夏の昼間などはこちらの方が涼しくて快適でしょう。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/100 sec, ISO100)
ロンビエン橋の圧倒的な絶景
しかし、ロンビエン橋の絶景を最優先にするならやはり5階のオープンテラス席が特等席です。開放的な雰囲気の元、迫力のロンビエン橋とともにハノイの街を一望する事が出来ます。
日頃の心がけがよかったためか、 ラッキーなことに角の特等席が空いていました。今回は9月初旬の夏季に訪れましたが、夕方だったので暑さはさほど気になりませんでした。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/125 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
元々は鉄道のために造られた橋ですが、バイクの通行も許可されているので、ただの美しい橋というだけではないベトナ味も感じることが出来ます。
SONY ILCE-7C (112mm, f/4.5, 1/125 sec, ISO200)
セレインカフェのすぐ隣に、鉄道のロンビエン駅があります。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/320 sec, ISO100)
時折ロンビエン橋と列車のコラボを楽しむことも出来ます。
SONY ILCE-7C (36mm, f/3.2, 1/250 sec, ISO100)
ここの出っ張りでは多くの人が写真撮影をしていました。ベトナム人はお洒落して写真を撮るのが本当に好きです。この衣装は信号を意識しているのでしょうか(違)。
SONY ILCE-7C (68mm, f/4.5, 1/80 sec, ISO160)
そうそう、実は5階の上にもちょっとした「屋上の上の屋上」みたいなやつがあり、登ることが出来ます。よくアニメとかで出てくる、学校とかビルの屋上に上がる階段がある小さな建屋みたいな感じ。
そこから5階のテラス席を見下ろすとこんな感じ。もっともそちらには、落ち着いてお茶を飲めるような席はありません。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/30 sec, ISO100)
ということで5階のテラス席に戻って、飲み物を飲みながらもう少し日が傾くのを待つとします。夜景とのコラボが見たかったのです。
SONY ILCE-7C (41mm, f/3.2, 1/100 sec, ISO100)
日が暮れていきます。この日のハノイの日没は17時50分頃。
SONY ILCE-7C (29mm, f/8, 1/250 sec, ISO100)
バイクの灯りがロンビエン橋を浮かび上がらせます。この後のビアホイを心待ちにしながら橋を渡っている人も多いに違いありません。
SONY ILCE-7C (62mm, f/6.3, 1/80 sec, ISO4000)
何を隠そう、筆者自身がこの後のビアホイを心待ちにしていますからね。ビール♪ビール♪
SONY ILCE-7C (200mm, f/6.3, 1/200 sec, ISO12800)
と言うことで、これから旧市街のターヒエン通りでビールを食べたいと思います。じゃない、ビールを飲みながら夕食を食べたいと思います。気が逸り過ぎて乱筆申し訳ありません。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO100)
(2023年9月1日の記録)
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