今日の目的地は、カウファ峠(Khau Phạ Pass)だ。
ここは中々の絶景棚田スポットなのだが、午前中は雲が多く、本気を見せてくれなかった。しかし午後には打って変わって好天となるので、もしカウファ峠の本気の絶景をすぐに見たい場合は、後編の記事へ飛んでいただければ幸いです。
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さて、朝である。バンガローの扉を開けるとムーカンチャイの谷は朝靄に包まれていた。
朝といえば朝飯である。今朝もベトナムの田舎の鉄板朝飯、目玉焼きのせインスタント麺Mì tôm trứng を頂く。
バイクドライバーのミーさんが到着して出発する頃には、谷を漂っていた朝靄は晴れ始めていた。しかし相変わらず雲は多い。
道を行くモン族の人々(など)の旅情
カウファ峠はムーカンチャイエリアの東の外れにあり、中心部からバイクで1時間近く、東寄りの山上にある宿「See Bungalow」からでも40分ほどに位置する、峠と盆地が織りなす雄大な地形だ。
La Pán Tẩnという山間の棚田地帯を経て、国道32号(QL32)沿いのPúng Luôngという小さな町へ下りる。
途中、ちょっとした棚田スポットがあったが、名前は分からない。山道をバイクで走っているだけでこうした絶景が時折現れては過ぎていく、贅沢ツーリングである。
この棚田スポットには納屋のようなものがあり、そこに座ってセルフィー撮影などをしているベトナム人観光客がちらほら居たので、そこ居たこの場所の住人のようなおじさんにミーさんから訊いてもらったところによると、どうやらその納屋での撮影は有料なようだ。
中々よい風情ではあったので、ミーさんにもモデルとして座ってもらえないかと頼んでみたのだが、彼女は気が乗らないようだった。この場所以外でのモデル役は全て快く引き受けてくれていたので、これは意外だった。この場所(あるいは住人との会話の内容)に関して、何かしらあまり良くない印象を持ったのかも知れない。
なお、納屋に人を座らせたりせずに普通に景色を撮るだけならタダである。
Púng Luôngの町へ下りてきた。一見どこにでもあるベトナムの田舎町のような風情だが、民族衣装を着たモン族の人々がいるところがムーカンチャイらしい。
先が長いため、ここで給油を行う。多くのモン族レディたちが給油をしている貴重な絶景を観ることが出来た。観光客向けのサービス民族衣装より、こういう日常生活の光景の方が個人的には何倍も眼福である。
ところでこの民族衣装、かつての女子高生のルーズソックス的な風情を感じるのは筆者だけであろうか。
さて、ここから一路カウファ峠へ向かい国道を走っていく。民族衣装でバイクに乗るモン族女性たちが鮮やかに道を彩る。
民族衣装の女性だけでなく、バイクの4倍ほどもあろうかという幅の何かを運ぶ男性がいる。
どちらが本体か分からないような大変大きな草を運んでいる女性もいた。
道端で何かを売っているモン族女性がいた。スイカのような物が見える。
道を行き交うのは人々だけではない。牛も道路を利用している。これは野良牛だろうか。
少女がウシのウシロを歩いているが、ウシ飼いの少女なのか、あるいは無関係なウシのウシロをたまたま歩いているだけなのかは分からない。ウシのウシロを歩いていて不意に牛糞爆撃を受けないか、大変スリリングである。
QL32号は勾配を強め、いよいよカウファ峠に差し掛かってきたようだ。
だいぶ高度を上げたところで、何かよく分からないモニュメントのある場所に立ち寄った。
景色が良いわけでもなく、なぜこんなところにモニュメントがあるのか、この時は皆目分からなかったのだが、後から調べたところによると、第一次インドシナ戦争において、モン族が主力となって編成されたゲリラ部隊がフランス軍と善戦したことを讃えた記念碑であるようだ。
カウファ・ゲリラ部隊記念碑
3分ほどでこのモニュメントを後にし、さらに峠を登っていく。
次に到着したのは、パラグライダーの乗り場にもなっている展望ポイントだ。
カウファ峠に囲まれた盆地を一望する雄大な景色を望むことが出来る。だがこの時は天候に恵まれず、午後になって天気が回復してからリベンジすることになる。
※リベンジ時の記事↓

この棚田の絶景を眼下にパラグライダーを楽しむことが出来る。ミーさんが「やりたいか?」と訊いてくれたが、「いや、まあいいや」と返答した。
なお、この後盆地の底にあるモン族の村を訪れるのだが、その村がパラグライダーの着陸地点になっている。
カウファ・パラグライダースポット
この後昼食にモン族家庭料理を頂き、さらに天気が好転する午後にかけて、カウファ峠の本気の絶景を満喫する最高のツーリングへと突入していく。
(2024年9月2日の記録)
つづき↓

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