ドライバーのミーさんが、有名な竹林があるというので、そこへ向かう。
その竹林は、「Rừng trúc Púng Luông(プンルオン竹林)」といい、割と有名な観光スポットであるようだが、そこで筆者は大変稀有な経験をすることが出来た。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/220 sec, ISO80)
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美しいプンルオン竹林と楽しい仲間たち
ドライバーのミーさんについて斜面を上り、竹林の奥の方へ進む。鮮やかな緑色の竹林に足を踏み入れると、爽やかな異世界に迷い込んだかのような風情に包まれる。
Apple iPhone 15 Pro (2.2200000286119mm, f/2.2, 1/60 sec, ISO640)
この竹林の竹は樹齢60年を超えるとのこと。60年というのが長いのか短いのかはよく分からないが、ChatGPT先生によれば「竹の平均寿命は種類によって異なりますが、一般的には 5年から120年」とのことなので・・・まあまあということにしておこう。
Apple iPhone 15 Pro (2.2200000286119mm, f/2.2, 1/40 sec, ISO1600)
森の中には、メルヘンチックな動物たちのモニュメントが設置されていた。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO800)
大変メルヘ・・・なんというか・・・ベトナム人観光客が一緒に楽しげに写真を撮っているが、よく撮ろうという気になるな やはり異世界に迷い込んだような不思議な気分である。
更に、このような、何の動物なのかもよく分からない仲間もいる↓
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO800)
こちらの動物(?)に至っては写真を撮っている観光客すら居ないようだったので、せめて筆者が写真に収めておいた。
美しい竹の下で美しいモン族女性達がビールを飲んでいた
更に奥へ進むと、竹で作られたテラスのような場所で、鮮やかな民族衣装のモン族女性達が車座に座ってワイワイと盛り上がっていた。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO640)
筆者が興味深そうに見ていると、ミーさんが彼女たちに声をかけて輪の中に引き入れてくれた。優しいミーさん。
ジュースとお菓子でおしゃべりを楽しんでいるのだろうか?と思っていたが、よもやよもや、これはビールではないか!
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)
このペットボトルがビールだとは、まさかにも程がある。
「BIA DAT VIET」という銘柄のビールには初めてお目にかかった。調べてみると、なんと意外にもホーチミンベースのビールブランドであるらしい。
ということであれば、乾杯をしない訳にはいくまい。全く予想外の、最高かつ至福の瞬間が訪れる。
Apple iPhone 15 Pro (2.2200000286119mm, f/2.2, 1/60 sec, ISO800)
モン族の乾杯は「イーアールピー ハオ!」というらしい。
ベトナム人の「モッハイバー ヨー!」にも似ているし、中国語っぽい語感もある。モン語は中国語とは語族が異なるため文法などは全く違うのだが、歴史的に接触が多かったため数字など一部共通点もあるらしい。大変面白い。
おつまみはポテト系のスナック菓子や、ちょっとよく分からない肉のような野菜のようなものを食べていた。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)
モン族のみなさんにとっても日本人は珍しいらしく、挨拶のことばを教え合ったり、定期的に「イーアールピー ハオ!」をやったりと、夢のような時間であった。
ただ、ノリはベトナム人(キン族)の人々に比べるとやはりおっとりしている。下の記事でも少し触れたが、この感覚はこの旅を通じて常に感じていたことだ。

幼児がビールに手を伸ばすのをにこやかに見つめる若いお母さん。いや止めんと。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO400)
竹林など見ても面白いのだろうか、と高をくくっていたが、思いがけず最高の時間を過ごすことができた。だから旅は面白い。
プンルオン竹林の場所
プンルオン竹林は、市場等のあるムーカンチャイの中心部からバイクで30〜40分ほどの山の中にある。
プンルオン竹林を後にし、ラパンタン山上の宿への帰路に就く。途中、トウモロコシを天日干ししている様子をよく見かけた。
素晴らしい棚田の絶景を望む名も無きビュースポットが突如現れる、なんとも贅沢なムーカンチャイである。
SONY ILCE-7C (46mm, f/11, 1/50 sec, ISO160)
さて、この後宿でしっぽりとビールを飲みながら安らかに1日を終えるつもりだったのだが、全く予想外の冒険に身を投じることになる。だから旅は面白い・・・
(2024年9月2日の記録)
つづく
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