ジャイプルからタージ・マハルのあるアーグラーへ向かう道中と、タージ・マハルの記録である。
最後にタージ・マハルが登場するが、どちらかというと道中の記録がメインである。タージ・マハル自体はツアー観光客がひしめいており、若干興ざめしてしまった。
タージ・マハルの裏側にある人々の生活
農作業?をする女性。あるいは絨毯を干しているようにも見える。
それにしてもこの辺りで何か作物など栽培できるのだろうか。肥沃な土地には見えない。
同じくジャイプルからアーグラーへ向かう途中の湖畔にて。民家か、それとも廃屋か。建物の外で人が洗濯か何かをしている様子が伺える。
タージ・マハル方面の観光客へのおもてなし(?)
ジャイプルからアーグラーへ向かう途中の湖畔にて。少年が手に持っているのは楽器。「ジュワーン、ギリギリ」というような面白い音がする。
一応こういうものでも、彼らは小遣いを取ろうとする。筆者が興味を持ってしまったので筆者の負けだ。仕方なく5Rsくらいあげる。
宝石を加工する青年たち。ここは観光客向けの土産屋になっている。この地では、ルビーなどの宝石が有名らしい。
この店ではないが、筆者も昨日、「スタールビー」という、赤い透明な石の中に星状の光が見える宝石を土産として購入した。真偽の程は明らかでない。
湖上に浮かぶ古城のような建物はパレス・ホテルという高級ホテルらしい。
荒野の彼方に霞むタージ・マハル
ついにタージ・マハルが見えてきた。この地に生活する人々は荒野の果てに霞む壮大な墓標を日々どのような思いで眺めているのだろうか。
ついに眼前に現れたタージ・マハル。まあ、まあイメージ通りといったところ。日本人団体観光客が予想以上に多く、一気に非日常から日常へ戻ってしまったような感覚。
何より驚いたのが、ツーリスト向けの拝観料の驚異的な高さ。インド人価格が確か数十Rsだったのに対し、ツーリストプライスはなんと980Rs(約2500円)。ツーリスト向けの特別価格自体はそう珍しいものではないが、この価格差には驚いた。しかしこればっかりは払わないと入れてもらえないので、大人しく払わざるを得ない。
ちなみにこの値段は時々によって変わっているようなので注意が必要。
観光客の多さに鼻白んでしまい、早々に出てきてしまった。自らも観光客であることを忘れている訳だが。
本日のお宿
夜行列車
本日の出費
昼飯:46Rs
タージ・マハル拝観料:980Rs
ゴパルへのチップ:800Rs
計 1826Rs (約4,560円)
[2000年11月23日]
※本連載は西暦2000年のインドバックパック旅の手記を本ブログ向けに起こしたものです。記載内容は当時の手記そのものであるため情報は当時のものであると共に、筆者が学生だった頃の稚拙な文章であることを差し引いてご笑覧頂ければ幸いです。
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