ニゴンボ行きのローカルバスも例に漏れず寿司詰め状態。
出発直前に、昼にビアーを飲んだため小用を足したくなる。雨の中バスから飛び出して手洗い場を探すが、聞く人聞く人みんなが、「あっちだ」と言う。あっちってどっちなんだ。
雨と汗でずぶぬれになりながらも小用を済まし、ようやく落ち着いてニゴンボへ約3時間のバスの旅。
最後の町、ニゴンボは実にリーズナブルなビーチリゾート
ニゴンボは漁村とビーチリゾートの町。これまで見てきたスリランカの内陸の町とは趣を異にしている。
空港への最寄りの町でもあるため、ここをこの旅の最後の町に決めた。「オアシス・ビーチ・リゾート」はオーシャンビューの素晴らしいエコノミーホテル。1300Rs(約1500円)でプールもあり、全室ホットシャワーで、ビーチへも直接出られるという秀逸なる宿。
綺麗かどうかはともかく、こうした非常にリーズナブルなホテルがビーチ沿いに居並ぶこのニゴンボは欧州方面からもお手頃なリゾート地として人気らしい。
チェックイン後、日没直前の浜辺を、漁村の方へ向かって歩く。旅行者がジョギングをしていたり、地元のカップルがロマンテックに愛を語り合っていたり、その和み具合と言ったらない。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (11.3mm, f/3.2, 1/160 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (28.4mm, f/4, 1/60 sec, ISO0)
漁師の町、ニゴンボ
20分ほど歩くと、宿の並ぶリゾート地を抜けて漁村へ出る。これから夜の漁へ出ようとする人たちと出会うことができた。このようにリゾート気分を味わいながらも素朴な海の民の暮らしを垣間見ることが出来る辺りが、ニゴンボの魅力だ。ただのリゾートだけなら筆者なら2時間で飽きてしまうだろう。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.81mm, f/2.9, 1/13 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.81mm, f/2.9, 1/60 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO0)
最後の夜はいつも
宿でサメのステーキをいただく。海を眺めながら一人ビアーを飲みながら感傷に浸る。明日の夜にはスリランカに別れを告げなければならない。ああこれは、ラオスのメコンのほとりで最後の夜に一人ビアー・ラオを飲んだ時の気持ちと似ている。
最後の夜はいつも、祖国で待つ人々との再会への期待と、旅の終わりへの寂寥感がない混ぜになった何とも言えない感情に襲われる。
それにしても波は静かに寄せては引いてを繰り返すだけだ。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/8 sec, ISO0)
[2004.10.1]
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