タイ・ラオス子連れ6泊7日旅、2日目の朝です。今日はバンコクから鉄道&日帰りでアユタヤに行く予定です。
宿がクルンテープ・アピワット駅(旧バンスー中央駅)の近くというやや外れたロケーションであることもあってか、宿の周りにほとんど食堂などが見当たらなかったため、前夜にセブンイレブンで朝食を仕入れておきました。
そもそもタイはベトナムに比べるとローカル飯屋は圧倒的に少ない(正確にはベトナムが多すぎる)ので、ベトナムの気分でいると当てが外れます。
ただ、タイのコンビニ飯はかなり美味いです。何と書いてあるのか全く分からないのがタイ語の難点ですが、中身が透けて見えるので致命的な間違いは犯しません。
SONY ILCE-7C (49mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO800)
バンコク発アユタヤ鉄道日帰り旅 – 観光プラン
では最初に本日の旅程を簡単に整理しておきます。大まかにはこんな感じ。
- 朝バンコクを鉄道で出発
- アユタヤ遺跡をレンタサイクルで一日観光
- 夕方鉄道でバンコク帰着
時刻や料金等の詳細は以下の通り。
時刻 | 行程 | 備考 |
9:05 | クルンテープ・アピワット中央駅発 | Northern Line Train 7(チェンマイ行)
Special Express DRC 料金:341B/大人1名 |
9:54 | アユタヤ駅着 | |
アユタヤ遺跡観光 | 渡船で遺跡地区へ:10B/人・片道
レンタサイクル:60B/人・日 象乗り:400B/15分・人 |
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15:35 | アユタヤ駅発 | Northern Line Train 76
Express 料金:241B/大人1名 |
16:35 | クルンテープ・アピワット中央駅着 |
※1バーツ(1B)≒約4円
MRTブルーラインでクルンテープ・アピワット中央駅へ
今日はクルンテープ・アピワット中央駅からタイ国鉄でアユタヤに行きます。
まずは宿の最寄りのMRTタオプーン駅へ徒歩で向かいます。
SONY ILCE-7C (65mm, f/4, 1/80 sec, ISO100)
運河。こうして見ると綺麗。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)
電線の上をリスが走っていました。ワイルドだぜぇ。
SONY ILCE-7C (187mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
MRTブルーラインのタオプーン駅のホームからお隣のクルンテープ・アピワット中央駅を望みます。空港のように鬼デカい駅舎です。
SONY ILCE-7C (83mm, f/8, 1/640 sec, ISO100)
MRTバンスー駅を降りたら、「Bang Sue Grand Station」の案内を目印にタイ国鉄のクルンテープ・アピワット中央駅に向かいます。
MRTブルーラインはバンスー駅では地下に潜るので(というか本来MRTは殆ど地下鉄)、クルンテープ・アピワット中央駅に向かう際には地下から地上へ上がる感じになります。
SONY ILCE-7C (110mm, f/8, 1/125 sec, ISO5000)
クルンテープ・アピワット中央駅の構内に上がってきました。駅員さんが電動キックボードに乗って移動していて少々びっくりしました。どんだけ広大だよ。
SONY ILCE-7C (88mm, f/5, 1/100 sec, ISO1000)
クルンテープ・アピワット中央駅のスケールに度肝を抜かれる
ホームに行く前に、時間に余裕が有るのでバンスー中央駅の外観を拝むために外へ出てみるとします。
なお、この駅、以前はバンスー中央駅(Bang Sue Grand Station)と呼ばれていましたが、いつの間にか「クルンテープ・アピワット中央駅(Krung Thep Aphiwat Central Terminal)」に改名されたと言われています(言われていますて何やねん、という感じですが、情報がカオスっててよく分からんのです)。
その辺りの事情含めクルンテープ・アピワット中央駅からの列車のオンラインチケット予約・購入は本当にカオスを極めているので、下記記事をご参照下さい。
さて、クルンテープ・アピワット中央駅の外に出てきました。本当に広大過ぎてどこから眺めれば良いのか困ります。この駅は60m級の超大型巨人用なのでしょうか。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/710 sec, ISO25)
すぐ隣に並行して、旧バンスー駅があります。これはかつてのバンコクの玄関口、フアランポーン駅から続く線路ですね。フアランポーン駅も近郊路線用としてはまだ運用されています。
SONY ILCE-7C (200mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO100)
犬も広大過ぎて心なしか疲れているように見えます(違)。
SONY ILCE-7C (200mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO200)
駅の前で長男がスケッチを始めました。彼は旅の途中で絵を描くのが好きです。どうも、興味深い車が停まっていたようです。
SONY ILCE-7C (85mm, f/4.5, 1/320 sec, ISO100)
夜、再びここに戻ってくるので、夜のクルンテープ・アピワット中央駅のライトアップ姿も後ほど登場します。
Northern Line 7号列車でバンコクからアユタヤへ
列車の時刻が近づいてきたのでホームへ移動します。
今日は9時5分クルンテープ・アピワット中央駅発のNorthern Line 7号チェンマイ行きSpecial Express DRC(早口言葉かと)でアユタヤに向かいます。アユタヤは9時54分着なので、所要時間はたったの50分。
かつてフアランポーン駅から何度もアユタヤへ行きましたが、進んでは止まりを繰り返して2時間くらいかかった記憶が・・・50分なんてほんまかいな、と思いましたよ。
ともかく列車に向かいます。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO640)
ホームが無限にあります。タイ国鉄無限列車編です(適当)。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO160)
隣のホームに何やら近代的な列車が入ってきました。電化されてるし。こちらは近郊路線かな。
SONY ILCE-7C (56mm, f/4, 1/60 sec, ISO2000)
SONY ILCE-7C (74mm, f/4, 1/80 sec, ISO2500)
ど派手なチャイナドレスの女性たち。旧正月休暇で旅行に行く中華系タイ人かな。
SONY ILCE-7C (42mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO800)
2等エアコン車に乗車:静粛性と正確な運行に驚愕
ようやく列車が見えてきました。本当に広大な駅です。やはりこの駅は超大型巨人(以下自粛
SONY ILCE-7C (36mm, f/3.5, 1/40 sec, ISO1000)
おお、これは華やかな駅員さんです。女型の巨人ではなく通常サイズでホッ。
SONY ILCE-7C (134mm, f/5, 1/160 sec, ISO2000)
2等エアコンクラスの車両に乗り込みます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO1000)
旅行者にとっては寝台以外では2等エアコンが最も一般的な選択肢になりますが、今回の往路のSpecial Express DRCと復路の単なるExpressとでは、若干設備に差があります。
で、車内は想像以上に綺麗です。
そして何より静か!ベトナム鉄道の列車内はどこから手を付けて良いのか分からないほどの喧騒の渦でしたが、タイはやはり先進国になりつつあるということなのか、あるいは国民性の違いなのか(個人的には後者説)・・・
シートも中々しっかりしており座り心地も快適です。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/30 sec, ISO2500)
足元は身長178cm(最近何故か縮んで177cmに)の筆者でも余裕。フットレストも素晴らしい。床も綺麗ですね。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/30 sec, ISO5000)
別ブログで車の試乗記なんかも書いてるので、ついこんな写真まで撮っての足元レビューしたくなっちゃうんですよね。
車両最後部の座席も十分リクライニング出来る余裕があるので、この席を予約しても問題なさそうです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO4000)
荷物は基本頭上の網棚(網では無いが)になりますが、車両端っこの荷物置き場も使えます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/30 sec, ISO1250)
片側は謎の荷物で埋まっていましたが・・・。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/30 sec, ISO1250)
運転士がおやつを持ち込んでいました。食べながら運転するのかな・・・
SONY ILCE-7C (59mm, f/4, 1/60 sec, ISO4000)
トイレも写真掲載できるレベルで綺麗です(ベトナム鉄道のは利用する分には問題ないものの写真は掲載しなかった)。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/40 sec, ISO640)
列車が動き出しました。幾層にも重なる高架はまるで東京駅を出発した直後の光景のようです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/80 sec, ISO100)
以前はフアランポーン駅を出発した直後から謎の進んだり停まったりを繰り返していましたが、今回はそんな素振りは一切見せずにグングンとスピードを上げていきます。
やがて女型の巨人ではなく通常サイズの女性が車内販売ならびに無料の軽食配布に来てくれました(しつこい)。
SONY ILCE-7C (67mm, f/4, 1/80 sec, ISO400)
菓子パンとジュースが無料で貰えました。コップクーン。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO200)
やがてアユタヤ駅に到着する旨を知らせる車内アナウンスが流れます。
なんと定刻通り。大慌てで降りる準備をします。タイ国鉄には申し訳ありませんが想定外の出来事に心の準備が出来ていませんでした。
これは俺の知ってるタイじゃない。体内タイ時計を再調整する必要がありそうです。
そして驚くべきことに、車両を降りる際にレトルトのカレーとご飯、おやつを無料で配ってくれました。どんだけO・MO・TE・NA・SHIしてくれるんだよタイ国鉄は・・・定刻運行だけでも感動してるのに。
SONY ILCE-7C (37mm, f/3.2, 1/200 sec, ISO100)
カレーとご飯は保存出来そうだったので翌朝の朝食に充てることにしました。
いや〜何というか、素晴らしい進化を遂げたタイ国鉄。こりゃもうほぼ先進国の鉄道じゃありませんか。まあチェンマイまで行く頃にはだいぶ遅れてるんでしょうけど、それにしても隔世の感があります。
でも何だか、嬉しさ半分寂しさ半分といった心境。タイ鉄道旅ファンならこの気持ち、分かって頂けますかね(笑)
さて、アユタヤの町に繰り出します。
SONY ILCE-7C (200mm, f/8, 1/250 sec, ISO125)
(2023年1月22日の記録)
つづき
記事一覧:夜行列車で行くタイ・ラオス子連れ6泊7日の旅
記事一覧:バンコク発アユタヤ日帰り鉄道旅
「バンコク発アユタヤ日帰り鉄道旅」は「夜行列車で行くタイ・ラオス子連れ6泊7日【家族のルーツを辿る旅】(2023年)」の一部です。
「夜行列車で行くタイ・ラオス子連れ6泊7日【家族のルーツを辿る旅】(2023年)」の一部です。
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