この数年出張で年に数回ペースでクアラルンプールを訪れているのですが、出張中の数少ない楽しみの1つが食事です。そのような訳で滞在中、現地のローカル社員や駐在員達から、ガイドブックにも載っていないディープなマレーシアングルメ情報をもらっては訪れるというのが恒例になっています。
マレーシアで楽しめるグルメといえば主に、マレー料理、中華料理(とその融合のニョニャ料理)、インド料理ですが、その中でも特に日本人の口に合うものと言えば、中華料理でしょう。
え、本当かって?少なくとも筆者はそうです(笑)しかも、マレーシアの中華料理って、気候などの影響なのか中国本土のそれより心持ち油も控えめで胃に優しいので毎日のように食べれちゃうんですよね♪
ということで本記事ではその中華料理にスポットを当ててご紹介したいと思います!(無理やりだな!というツッコミはマレー式中華料理で満腹になってから受付開始予定です)
※なお、文中の営業時間や価格などの情報は2020年8月現在のものです。変動の可能性があるのでご了承下さい。また、コロナが収束し再び開拓できるようになったら随時追加していく予定です。
OLYMPUS E-M1MarkII (52mm, f/4, 1/100 sec, ISO3200)古き良きマレーシア中華料理を楽しもう
個々の店のご紹介に入る前に少しだけローカルマレーシアグルメを楽しむためのTIPSもいくつかご紹介します。
マレーシアは古き良き中国家庭料理の宝庫
ところで本記事では便宜上日本人にとって馴染みのある「中華料理」という言葉を使っていますが、マレーシアで楽しめる中国由来のローカル料理は、一般的に「中華料理」と言われてイメージするような「北京料理」や「四川料理」などとは少し異なります。
マレーシア人口の3割近くを占める華人ですが、その多くは主に福建省や広東省などの南部の海岸エリアの出身なので、マレーシアの中華料理はその地域の食文化を色濃く受け継いでいます。また、商売などの理由でマレーシアに移住した華人が多いので、高級料理というよりは家庭料理がベースとなります。
そうした移民たちが、明や清の時代に、あるいは近代において共産化を嫌ってマレーシアの地に渡り受け継いできた食文化なので、ある意味大陸中国とは別の世界線の中で保存されてきた貴重な古き良き中国家庭料理と言えるのです。
今回ご紹介するのはまさにその様な、観光客等のためにアレンジされていない、古き良きディープでオーセンティックな中国料理ばかりです。
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お酒を飲みたい場合は中華料理店を
さて、マレーシアングルメでは一つ気を付けなければならない点があります。
旅行での楽しみの一つが、夕食でのビールなどのお酒、と言う方も多いと思います。その日の旅程を振り返りながらご当地の味に舌鼓を打つ・・・そんな時にはビールの一杯も欲しくなるもの。筆者などはそのクラスターのほぼど真ん中にいると自覚しています。
ところが、マレー料理やインド料理の店ではアルコールを置いていない事が多いのです。提供する店もたまにありますが、注意して事前に確認するようにしておきましょう。
一方で、中華料理であれば多くの店でアルコールを提供しているので安心です。仕事の同僚でも、お酒をよく飲むのはやはり中華系の人達ですね。ただ、今回ご紹介するようなローカルチャイニーズ店ではビール以外の選択肢はあまり無いです^^;
ついでにもう一つ注意点を。マレーシアではお酒は高いです。やはり宗教上の理由で酒類には高い税金が課されているためです。なので日本と同等かそれよりも高いことが多いので、飲み過ぎる前に値段を確認する様にしましょう(笑)
超ローカル店でも英語が通じる
これがマレーシアの良いところです。旅行者一人で入るのが憚られるようなディープな店でも英語が通じないという事はかなり稀。勇気を持ってローカルグルメに飛び込んで行きましょう!
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クアラルンプールのマレーシア中華料理店8選
中国由来の料理とは言え、既に「マレーシアグルメ」として有名になっているものも少なくありません。今回ご紹介するディープなレストランや料理にもそれらが多く含まれています。
- Yut Kee Restoran – ビーフヌードル
- Kedai Kopi Pudu Satu Enam Lapan – クレイポットチキンライス
- Ang Hock Bak Kut Teh – バクテー(肉骨茶)
- YULEK WAN TAN MEE – ワンタンミー
- Peter’s Pork Noodle – ポークヌードル
- SOO KEE MEE – 福建麺とペーパーチキン
- ICC Pudu 特色潮州蒸大板 – 潮州麺
- 747 – スチームボート/鍋
緑のラインを引いた料理は、恐らくガイドブック等にも登場する名前ではないかと思います。それらのメニューもきっちり押さえながら、本記事では観光客があまり訪れない(一部有名な店もありますが)ディープでローカルな店を攻めていきます。
Yut Kee Restoran
おすすめメニュー:ビーフヌードル
OLYMPUS E-M1MarkII (25mm, f/4.5, 1/60 sec, ISO500)
ラーメン好きなら間違いなく押さえておきたい一品です。
半透明でツルツルコシのある米麺に、恐らく鶏豚系の出汁の効いたサッパリスープ。そしてクライマックスはプルプルで箸で切れそうなほど柔らかいモツ類。
クアラルンプールでは「ビーフヌードル」「ポークヌードル」あるいは「板麺(パンミー)」と呼ばれる米麺ベースの麺類を至るところで楽しむことが出来ます。筆者も大のラーメ好きなので様々なヌードルを試しましたし、どれを食べてもハズレという事は殆どないので、KLに来たらこれらの麺類を何かしら味わってみて損はないでしょう。
しかしそうした中でもこのビーフヌードルはとりわけ幸せになれることをお約束します。
店内の様子
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5, 1/60 sec, ISO1000)ディープでローカル、と銘打った割に綺麗だと思われましたか?何を隠そう一発目のこの店は今回ご紹介する中で最も綺麗ですからね(笑)
なお、この店は行列が出来るので要注意です。Googleによれば営業時間は朝7:30〜15:00頃とのことですが、いわゆる昼時に訪れると結構行列が出来ているかも知れません。筆者は1度目は10時ころ、2度目も10時半ころという極めて中途半端な時間に訪れたためいずれも待たずに入れましたが、食べているうちに下の写真のような待ち行列が出来ていました。
OLYMPUS E-M1MarkII (24mm, f/3.5, 1/125 sec, ISO200)店の外観
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/80 sec, ISO200)看板にある通り、「レストラン」はマレー語では「Restoran」となります。分かりやすい(笑)
営業時間
7:30AM〜15:00
アクセス
あまり交通の便が良い場所ではないので基本的にはGrabで上の地図を到着地に指定して行くのが簡単です。
公共交通機関で行く場合は、地下鉄Kelana Jaya LineのDang Wangi駅から徒歩で5分ほどです。Dang Wangi駅はKL Sentralから同地下鉄で3駅目です。
Kedai Kopi Pudu Satu Enam Lapan
おすすめメニュー:クレイポットチキンライス
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO320)
いわゆる土鍋の炊き込みご飯です。香港辺りでもよくあると思いますが、あんな感じですね。
こうやって混ぜると一気に醤油のような香ばしい香りに包まれます♪底の方のパリパリのオコゲも最高です。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO320)このボリュームたっぷりのクレイポットチキンライスがたったの14リンギット(約360円)。大満足の一品です。
この「Kedai Kopi Pudu Satu Enam Lapan(168 茶餐室)」は「PUDU(プドゥ)」と呼ばれるエリアにあるのですが、PUDUはKLで最初に華人が住み着き始めた特にディープでオーセンティックな中国の食が楽しめる地域と言われています(と、現地のヒロさんが教えてくれました)。ということで、ここはローカルに深く根付いた老舗というわけです。
店内の様子
この店の魅力が、超伝統的かつローカルな雰囲気。御覧ください、この職人的光景を。
Apple iPhone XS (6mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO640)このおっさんの手どうなってんだろ。よく熱くないな。
家族同族経営、って感じです。
Apple iPhone XS (6mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO500)Apple iPhone XS (6mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO400)
これ、筆者のテーブルなのですが、気づいたらインド人達に囲まれてましたw
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO320)この人種と文化のるつぼ的なごった煮感が旅情を盛り上げますね!
店の外観
後ろに見える超近代的ビルとの対比が素晴らしいです。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO320)営業時間
17:30〜22:30
アクセス
こちらも基本上の地図を元にGrabで行くのがおすすめです。
公共交通機関の場合、地下鉄のAmpang LineもしくはSri Petaling LineのPudu駅からすぐですが、これらの地下鉄線はKL SentralやBukit Bintangと言ったメジャーな駅を通っていないので、それらから来る場合はモノレールで来てHang Tuah駅で乗り換えましょう。
Peter’s Pork Noodle
おすすめメニュー:ポークヌードル
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO160)
冒頭でYut Kee Restoranのビーフヌードルをご紹介しましたが、それと双璧をなす絶品ヌードルです。
こちらは麺が何種類かあって、平たい米麺、細い米麺、黄色い玉子麺などから選べます。
スープは豚系の出汁が効いた塩味のあっさり目のスープで、決して薄い訳では無いのにとても優しい味です。豚のひき肉に加えて、オプションで半熟の卵を載せる事も出来ます。ひき肉にも味がしみ込んでいていいアクセントになっており、オプションの卵も温泉卵の様な絶妙な茹で具合♪
上の写真は、平打ちの米麺、卵載せ、Largeサイズで、値段は7.5リンギット(190円くらい)と激安!
店の内外観
所謂フードコート、それもかなりローカルなごちゃ混ぜ大衆食堂と言った風情の中にあります。シンガポールで言うところのホーカーって感じ。
こちらがPeter’s Pork Noodleの屋台。注文もここで行います。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)
注文の前に席を確保して番号を覚えておきましょう。注文時に席番号を伝えれば後で持って来てくれます。
ちなみにこのフードコート、「MONEY’S CORNER」って言うらしい。縁起がいい名前なんだとか。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)アクセス
Peter’s Pork Noodleのあるフードコートはクアラルンプールの交通の要所、KL Sentral駅から徒歩で5分ほどのところにあります。が、結構分かりにくいので最初は迷うかも知れません。
入口は駅側と反対側と二ヶ所あるんですが、駅の反対側の入口はこんな感じです↓
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/2300 sec, ISO25)Googleマップでは他にも周囲の写真が見られると思うので、探検気分で探してみて下さい(笑)
Ang Hock Bak Kut Teh
おすすめメニュー:バクテー(肉骨茶)
OLYMPUS E-M1MarkII (23mm, f/3.4, 1/40 sec, ISO3200)
マレーシアンチャイニーズ料理で最も有名なのがこの「バクテー(肉骨茶/Bak Kut Teh)」かも知れません。何とも物騒な名前ですが、要は骨付き肉をスープで煮込んだ料理です。「茶」とありますが、お茶ではなく出汁の効いたスープです。かつてマレーシアのプランテーションで肉体労働をしていた華人が、骨の周りの余った肉を使って滋養を摂るために編み出した料理だと言われています。
そのバクテー屋さん、KL市内にはやはりゴマンとありますが、こちらの「Ang Hock Bak Kut Teh」はやはり現地の人に教えてもらったローカルな店です。
スープでトロトロに煮込まれて味の染み込んだ肉や油揚げで白米を頂く幸せ・・・♪揚げパンもセットで出てくるので、スープを絡めて余す所無く頂きます。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO3200)店内の様子
こちらも「ここ中国だっけ」と錯覚するほど中国的生活感に溢れています。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO320)おばちゃんすごい髪型だな。大阪名物パチパチパンチや〜〜〜。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/125 sec, ISO800)店の外観
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO200)営業時間
朝の6:00〜11:00AM
バクテーというのは元来朝食メニューのようです。
アクセス
こちらもKLセントラルやBukit Bintangから行く場合は乗り換えが必要になるので、面倒ならGrabで行ってしまいましょう。
電車で行く場合は、地下鉄のAmpang LineもしくはSri Petaling LineのPWTC駅から徒歩5分ほどになります。
YULEK WAN TAN MEE
おすすめメニュー:ワンタンミー
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO100)
この「ワンタンミー」、当然ながら漢字で書くと「雲呑面(麺)」になるので、日本人の多くは「支那そばに雲呑が載ったやつ」を想像すると思いますが(筆者も最初そうでした)、だいぶ違います。上の写真の通り、そもそも我々がよく知ってる「ワンタン」が載ってませんw
どうもこの「麺そのもの」の材料なり種類のことを「ワンタンミー」と呼ぶらしいです。米ではなく小麦で作った黄色い縮れ麺にような感じですね。上にワンタンではなくチャーシューが載っているのが特徴です。
で、こちらの「YULEK WAN TAN MEE」は、現地の中華系の同僚であるWongさん夫妻が「美味いワンタンミーの店があるから行かないか」と言って筆者の誕生日に連れて行ってくれた店なんです。美味しくない訳がありません^^
シコシコとコシのある麺に、甘しょっぱ辛い汁がよく絡んで風味豊かになっています。たまにチャーシューにも汁を付けて口に放り込むと肉汁と混じり合っていいアクセントになります。
さらに同僚夫妻が、チャイニーズマレー風のコーヒーを勧めてくれました。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO50)コーヒーは濃厚で甘いのが特徴で、デフォルトで蓮華が付いてきます。
こうして蓮華ですくって飲むのがマレーシア流だそうです。塩辛い系の中華料理の後にホッとした気分になれますが、毎日飲んでたら太りそう^^;
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO50)店内の様子
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO160)Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO200)
色々記事に掲載されているので地元では有名な店なのでしょうか。
Apple iPhone XS (6mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO160)店の外観
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/1000 sec, ISO25)営業時間
7:30AM〜16:00
アクセス
こちらは少し郊外になります。
駅から少し離れた住宅街の中にあるので、Grabで行くのが良いでしょう。
おまけ:Rojakの屋台
なお、YULEK WAN TAN MEEのすぐ前にRojak(ロジャ)の屋台があって、Wongさん夫妻が買って食べさせてくれました。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/160 sec, ISO25)Rojakというのはマレーシアやシンガポールでよく見られるサラダとお菓子の中間のようなもので、マンゴーやパパイヤ、パイナップルなどのフルーツや野菜を、エビや砂糖、スパイス、ピーナッツから作った甘辛いソースで絡めて食べるのです。
甘しょっぱい不思議なソースの中から時折フルーツの酸味が顔を出すのが何とも爽やかです。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO40)Wongさん夫妻、素敵な誕生日をどうもありがとう!!(この後もサテーのお店やショッピングモールなど色々なところに連れて行ってくれました^^)
RESTORAN SOO KEE MEE
おすすめメニュー:福建麺(ホッケンミー)、ペーパーチキン
こちらは日本のガイドブックにも載っている店らしいですが、KL最大の繁華街であるBukit Bintangからも至近距離にあり、手軽にローカルのマレーシアンチャイニーズ料理を楽しむのにうってつけです。
間違いない定番メニューとしては、まずホッケンミー(福建麺)。クアラルンプールのホッケンミーは真っ黒いたれと焼うどんの様な太麺が特徴です(ペナンやシンガポールはまた雰囲気が異なる)。魚介の出汁の効いた醤油ベースのたれが面によく染み込んで濃厚な味わいを楽しめます。お値段は15リンギット(約390円)から。
もう一つのおすすめが、ペーパーチキン。醤油ベースのたれに数時間漬け込んだ鶏肉を油紙で包んで揚げたもの。油紙が味を逃さないため、紙を開いた瞬間に醤油の香りと肉汁があふれ出て味覚と嗅覚を刺激します。お値段8リンギット(約200円)くらい。
それ以外にも、豚肉や牛肉、イカなどと好きな野菜を言えば適当に組み合わせておすすめの調理方法でジャジャっと一品料理を作ってくれます。店先の厨房で材料を指さしながら注文するのもおススメです^^
下の写真はそうして適当に頼んで作ってもらった料理たち。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/40 sec, ISO400)Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/40 sec, ISO400)
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たまに想像してたのと全然違うものが出てくることがありますが、まあそれも一興という事で楽しんじゃいましょう(笑)
有名な生蝦面(海老そば)は時価!高価なので覚悟して
なお、ガイドブックなどではこの店の看板メニューとして生蝦面(海老そば)が紹介されているらしく、日本人などの旅行者が注文しているのをしばしば目にしますが、こちら時価です。多くの場合、75リンギット程度(約2000円)するらしく、マレーシアのローカルフードの相場としてはかなり高価になるので、注文する場合は心するようにしましょう^^;(ちなみに筆者は食べたことはありません)
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店内の様子
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厨房も客席もオープンエアになっています。町行く人々の姿や厨房の様子を眺めながらゆっくり食事を楽しむのもいいものです。たまにスコールが襲ってきますが屋根があるので大丈夫(笑)
店の外観
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO400)営業時間
11:30~15:00, 17:00~0:00
アクセス
KL最大の繁華街、Bukit Bintangからも徒歩で5~10分ほどと便利な立地です。
車でも行きやすい通りに面しているのでGrabで行くのが最も確実で簡単ですが、公共交通機関で行く場合はモノレールのBukit Bintang駅、あるいはJalan Imbi駅が最寄となります。
ICC Pudu 特色潮州蒸大板
おすすめメニュー:潮州麺
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO200)
こちらは中国の潮州というエリアの味を受け継いだ麺です。潮州は広東省にあり、福建省と香港の間くらいの海沿いの地域です。漁業が盛んな地域で、海産物や練り物などが良く使われるそうで、味付けも魚介の旨味と塩味のあっさりしたものが主だそうです。
この潮州麺もそんな食文化をよく体現しており、さっぱり塩味+旨味の清涼感満点のスープになっています。麺は透明感のある平打ち米麺です。脂分もなく、スライスされたトマトやレモンがさらに爽やかさに拍車を掛けています。上でご紹介したビーフヌードルやポークヌードルとは少し趣が違いますね。とういかむしろ、おしゃれイタリアンかよ!と爽やかな突っ込みを入れて差し上げたくなる感じです^^
店の内外観
こちらはフードコートの中の一角になります。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO200)アクセス
まずは「ICC Pudu」という商業施設を目指してください。「特色潮州蒸大板」はその1階のフードコートの中にあります。下の建物を入るとすぐにフードコートが見えます。詳しく説明するのは難しいのですが、イメージ的には右奥のエリアにあります。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/1100 sec, ISO25)こちらは公共交通機関の駅からのアクセスはあまり良くないのでGrabで行くのがおススメです。
747 (詳細不明)
おすすめメニュー:スチームボート(鍋)
SONY ILCE-7M2 (50mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)こちらはちょっと番外編なのですが、出張時にいつも滞在するホテルの近くで見つけた鍋屋さんです。
マレーシアに滞在していると現れる悩みの一つが、カロリーと油の過剰摂取・・・マレー料理にしても中華料理にしても味付けもコッテリしていて油分も多く、数日滞在しているとすぐに太ってしまうんです(笑)その証拠に、マレーシアはアジアで最も高い肥満率を誇る国なのです。
そんな中で重宝するのがこの鍋屋さん。油分が殆ど使われていない、とってもヘルシーな料理なのです。しかもめちゃくちゃ美味い!!
練り物や海鮮など非常に多彩な食材が串に刺さって陳列されていて、セルフサービスで好きなものを皿に取ります。
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テーブルには、スープの入った鍋とIHコンロがあるので、それを煮立てて先ほど取った食材を放り込んで数分待つだけ。
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このスープは、着席時に「ノーマルスープ」か「トムヤムスープ」かを選べるのですが、おすすめは「ノーマルスープ」。これが日本人の味覚に超絶合うんです!優しい出汁の効いたあっさりスープは、まるで博多水炊きのようでスープだけ何杯でも飲めてしまいそうなほど。(あまりにノーマルスープが美味しいのでいつもこちらばかり選んでしまい、実はトムヤムスープは頼んだことがありません・・・すみません)
値段は串一本当たり数リンギットで、串の長さによって値段が変わるのですが、いずれにしても山ほど串を取って来ても数百円程度と非常に安価。
マレー料理にしても中華料理にしてもインド料理にしても全般的にこってりした味付けが多いマレーシアにおいて、舌と胃に優しいものが恋しくなったらぜひこちらを訪れて見て下さい。Bukit Bintangからも至近距離なので比較的訪れやすいです。
店内の様子
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO200)店の外観
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO400)こちらもオープンエア。気持ちよくビールを飲めます。
アクセス
場所は、実は上の方でご紹介したSOO KEE MEEの斜め向かいにあたります。Bukit Bintangからもすぐの場所です。大通り沿いにあるので迷う事はないでしょう。
まとめ
以上、現地の人に教えてもらった、ディープでローカルな本格派中華料理8選をご紹介しました。
これらの店を訪れると、大陸中国から伝わっているのは単に料理だけではないと気づくと思います。そこでは、まるで自分がマレーシアではなくかつての中国そのものに来ているのではないかと錯覚するような、古き良き中国の生活様式や空気感を感じる事が出来ます。マレーシアに来てそんな空気を感じる事が出来るなんて何とも不思議な感覚で、旅好きとしてはたまらなく惹かれるんじゃないでしょうか^^
クアラルンプールでグルメに迷ったら、ぜひ参考にして見て下さい。
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