タイ・ラオス子連れ6泊7日旅、3日目の朝です。今日は1日バンコクで観光し、夜を待ってクルンテープ・アピワット駅より夜行列車でノーンカーイへ向かう予定です。
さて、午前中は高速水上バス、「チャオプラヤー・エクスプレス・ボート(CHAO PHRAYA EXPRESS BOAT)」に乗って川を下り、バンコクの中心部へ向かいます。
本記事ではチャオプラヤー・エクスプレス・ボートの概要や乗り方・活用方法なども合わせてご紹介します。
※バンコクのもう1つの水上バス、センセープ運河水上バスや、そちらとの違いについてはこちら↓
SONY ILCE-7C (128mm, f/5.6, 1/1000 sec, ISO100)
チャオプラヤー・エクスプレスの概要
チャオプラヤー・エクスプレスは一言でいえばバンコクの南北の動脈であるチャオプラヤー川の水上バスで、1971年運航開始と歴史も古く、料金的にもセンセープ運河の水上バスと同等水準と安価であり、地元の人たちの日常の足となっています。
一方、バンコク市内の観光スポットを回るのにも非常に便利であり、かつボートに乗って寺院を眺めながら移動するという体験自体が非常に気持ち良いため、観光客にも非常に人気の乗り物でもあります。
続いて、チャオプラヤー・エクスプレスの運行ルートや行ける場所、料金について見ていきます。
ボートの種類と運賃・路線図 – お薦めはオレンジライン
以下の通り、就航日や停船する船着場によって4種類のボートがあります。
運賃 | 就航日 | |
Red Line | 定額30B | 月〜金曜のみ |
Green Line | 距離により14〜33B | 月〜金曜のみ |
Yellow Line | 定額21B | 月〜金曜のみ |
Orange Line | 定額16B | 毎日 |
(1B(バーツ)≒約4円)
ボートには旗が立っており、その旗の色でどのボートなのかが分かります。
各色ボートの停船船着場は下図の通り。船着き場はチャオプラヤー川の東岸にある場合と西岸にある場合があり、下の路線図で右側に船着き場の名前が書いてあるものは東岸、左側のものは西岸になります。隣同士の船着き場であっても、東岸と西岸の間の移動はかなり遠回りしなければならないので、反対側の岸に降りない様にご注意下さい。
一言で言うと、オレンジラインだけが休日含め毎日運行しており、かつ全ての船着場に停まり、最も安い、ということで、一番使いやすいボートと言えます。
ちなみにレッドラインだけやたら高いのはエアコン付きの通勤特化型であるためとのこと。
チャオプラヤー・エクスプレスの主な乗船ポイントと行ける場所
さて、路線図を見ていても、チャオプラヤー・エクスプレスにどこから乗れてどこへ行けるのかがよく分からないでしょうから、都市鉄道(MRT、BTS)や主な観光地との位置関係を下の図で簡単にまとめました。殆どの主な船着き場は東岸にあります。
MRT/BTSとの乗り換えポイントは、北から以下の3ポイントです。
- Bang Pho Pier:MRT Bang Pho駅
- Rajinee Pier:MRT Sanam Chai駅
- Sathorn Pier:BTS Saphan Taksin駅
主な観光スポットへの最寄り船着場は以下の通り。
- Phara Arthit Pier:カオサン通り
- Tha Tien Pier/Tha Chang Pier*:ワット・ポー、王宮(エメラルド寺院)
- Rathawong Pier:中華街(ヤワラー)
MRTバンホー駅からチャオプラヤー・エクスプレスでワット・ポーへ行く
と言うことで、今回のチャオプラヤー・エクスプレス・ボートのプチツアーを振り返ります。
投宿先の最寄り駅であるMRTタオプーン(Tao Poon)駅から西方面に1駅乗り、バンホー(Bang Pho)駅で降ります。そこからチャオプラヤー・エクスプレスに乗り、ワット・ポーに向かいます。
バンホー船着場(Bang Pho Pier)のアクセス
今回船に乗ったBang Pho Pierは、上でも触れた通り市内の北寄りの、MRTブルーラインのBang Pho駅との接続点です。
Bang Pho駅を降りると、案内看板に「Bang Pho Pier」とあります。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO100)
Bang Pho駅から徒歩1分でBang Pho Pierの入口が見えてきます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/400 sec, ISO100)
船着場構内の待合室は工事中でした。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO100)
構内を抜けると雄大なチャオプラヤー川の流れを望む事が出来ます。
SONY ILCE-7C (20mm, f/10, 1/250 sec, ISO100)
こちらは船乗り場。
SONY ILCE-7C (20mm, f/11, 1/125 sec, ISO100)
バンコクの街では至る所にこのような立派な屋根の寺院などを見る事ができます。
SONY ILCE-7C (200mm, f/5.6, 1/500 sec, ISO100)
水草のようなものが沢山浮いています。それを竿のようなもので取り除いている(?)人達がいました。
SONY ILCE-7C (190mm, f/5.6, 1/640 sec, ISO100)
やがて船が到着します。オレンジラインを示すオレンジの旗が立っています。この日は日曜日なのでオレンジラインしか運行していません。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/320 sec, ISO100)
乗り込むとチケット売り係の人が回ってくるので、運賃の16バーツを払います。この銀色の筒のようなお金入れ、昔から東南アジアで見かけるかなり伝統的なツールですが、そんなにお金の管理がしやすいんだろうか・・・それなら買おうかな(いや買わない)。
SONY ILCE-7C (70mm, f/4, 1/200 sec, ISO100)
気持ちいい〜〜♪
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (40mm, f/4.5, 1/800 sec, ISO100)
何かいろいろなものを運んでいる船が川を上って行きました。
SONY ILCE-7C (148mm, f/5.6, 1/1000 sec, ISO100)
ここは運河との合流地点。運河の向こうはトンブリー地区です。トンブリー地区は古い建物や縦横に走る運河が特徴的な古き良きバンコクを感じられるエリアと聞きます。今度改めて歩いてみたい場所です。
SONY ILCE-7C (91mm, f/5.6, 1/500 sec, ISO100)
船乗り場の床はこんなギミックで揺れを吸収して船乗り場と船の高さをシンクロさせているんですね。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
やがて、ワット・アルンが見えてきました。その丁度対岸に、目指すワット・ポーがあります。
SONY ILCE-7C (61mm, f/9, 1/500 sec, ISO100)
Tha Chang Pierで船を降ります。上で少し触れた通り、本来ワット・ポーの最寄り船着場はTha Tien Pierなのですが、そちらが今は工事中のためTha Chang Pierで降り、トゥクトゥクでワット・ポーの方へ向かいます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
Tha Chang Pierの前です。さすが屈指の観光地、客待ちのトゥクトゥクが群がっています。
SONY ILCE-7C (73mm, f/4, 1/800 sec, ISO100)
ターチャーン船着場(Tha Chang Pier)のアクセス
こんな観光客だらけの場所なのでどのトゥクトゥクドライバーも強気で、少し値段交渉をしましたが中々下がりません。値段は忘れましたが、ワット・ポーまではほんの5分ほどにも関わらず100Bくらい払ったような気がします。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/500 sec, ISO100)
このドライバー、運転も荒く、ちょっと怖かったな・・・
タイはベトナムと比べると全般的にタクシーやトゥクトゥクなどのモビリティは使いづらいです。未だに交渉式のタクシーも少なくなく、行き先によっては乗車拒否されることもしばしば。
昼時なので、ワット・ポー観光の前にガパオでも食べるとします。
(2023年1月23日の記録)
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