嫌いなものは中性脂肪、好きなものはラーメン。こんにちは、10max(@10max)です。
そんな筆者を、ベトナムは更に肥えさせてくるけしからん国です。毎日のようにジムに通っているのに全然痩せません。
ベトナム生活において中々苦戦するのが、糖質や脂質、カフェインとの闘いですが、そのような中で緑茶生活に落ち着いたお話です。
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肥満率世界最低なのに隠れ肥満国、ベトナム
WHOの調査によれば、ベトナムは世界一肥満率が低い国とされています。実際見た感じの印象では確かに、男女共に痩せていると言うか、スタイルの良い人が多いな!と言う印象です。
実に素晴らしい。そんな素敵な国に赴任すれば、筆者もみるみるうちにスリムになっていくことは火を見るより明らかなはず・・・でした。

しかしどうでしょう。現実には、ベトナムで暮らし始めて1年半あまりが経つというと言うのに、一向に痩せる兆候は訪れません。あまりに兆候が無さ過ぎて今ではジムにまで通っているという有様・・・
ベトナムよ!どうしてくれるんだ!(知らんがな)
実はベトナム、一方で「隠れ肥満国」の呼び名も高いらしいのです。下の記事にあるように、都市部の若年層ではどんどん肥満率が上がってきています。

諸説を総合すると、豊饒な地である事や「豊満なほど成功している」という根強い価値観、間食の習慣など、元来太る素養のある国だったところに、食事の西洋化、バイクの普及による運動不足などの経済発展的背景が相まって、一気に本領を発揮し始めた、という塩梅であるようです。
しかもビールが激安で、これを水のように飲む国民性ですから、益々太る可能性に満ち満ちている訳です。

ベトナムローカル飯自体は、アジア含む他の国々と比べると油分も糖分も控えめではありますが、それでも下で触れるように、こんな生活でなぜ細い人が多いんだ・・・これはステルスぽっちゃりか?と言う感覚も常にあるのです。
常に何かを食べているベトナム人、食べさせられる筆者
「元来太る素養のあるベトナム」という話に関連して、筆者が感じるベトナム人の七不思議の1つに、「四六時中何かを食べている」という怪奇現象があります。
街中を見ていても、朝の10時とか午後の15時とかでも、誰かしらが何かしらの麵やら米やらお菓子やらを食べている光景に出くわします。
それは職場においても例外ではなく、ドラマのラブストーリー並みの突然さで同僚がデスクにやってきて、飯テロ、もとい差し入れをぶち込んでくるというのが日常茶飯事です。
今突然職場で配られた茹でたてのトウモロコシ。これ何ご飯よ・・・まさに飯テロw
普通のトウモロコシよりちょっともちもちした不思議な食感🌽 pic.twitter.com/7Q0v2P7gK9
— 10max🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) February 15, 2023
そして地味に油断ならないのが、フルーツ攻撃。下手にずっとオフィスに居ようものなら、1日に何度もジャブのように食らい続け、気づけば相当な糖分を体内に注入されている、という恐るべき攻撃です。
いやもちろん、「攻撃」なんて冗談ですよ。気持ちは大変ありがたい。ベトナム人、みんな優しいなあ、気にかけてくれてるんだなあ、と温かい気持ちになります ( ◜◡◝ )
一方で、ベトナム人と結婚した日本人は一定の割合で糖尿病(予備軍)になる、という話がありまして、こうした温かい攻撃を受けていると、それも何となく分かる気がするんですね。
そしてこれ、ベトナム人も例外ではないらしく、直近の10年でベトナム人の糖尿病/予備軍は倍増しているそうです。
おはようございます🇻🇳
昨日1日でベトナム人同僚達から差し入れられた糖分達🍊🍇🍎🥭
せっかくオレンジジュースをお茶に変えたり無駄に努力してるのに、まさか俺を暗殺しようと・・・いや、嬉しいよ、うん、嬉しい😂ちなみに1枚目のはChè trôiと言うテトの時期の伝統菓子らしい🍡生姜と餅がよく合う😋 https://t.co/0E0Qlanpxq pic.twitter.com/DF91VrU6VG
— 10max🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) February 6, 2024
彷徨えるコーヒー、飲み物事情
続いては飲み物の話。仕事中には何かお供になるコーヒー的な飲み物をデスクに置いておきたいじゃあないですか。
ところが、常用する飲み物も中々一筋縄では行かないのがベトナムでありまして、まず「ブラックコーヒー」という概念が日本とは違います(違うというべきか存在しないというべきか)。
筆者、日本では糖分を避けるためによくブラックコーヒーを飲んでいたのですが、ベトナムのコーヒーはブラックで飲むと圧倒的に濃ゆいんです。濃ゆすぎて普通にそのまま飲めたもんじゃあないので、ベトナムでブラックコーヒーをそのまま飲むという文化はあまり一般的ではありません。大抵は練乳などと共に甘ーく薄めて(???)飲むのがベトナムスタイル。また、HIGHLANDS COFFEEなどの大手カフェチェーンに行っても、甘くないコーヒーを頼むのは中々難しい。
ベトナムでコーヒーを頼むのは本当に難しい。普通のブラックのアイスコーヒーにミルクを少し入れたのが欲しくて、
・エスプレッソ
・アイス
・フレッシュミルクと注文して、いつも何が出て来るかドキドキ待ってるんだけど、このパターンは初めてだな😂
いや、間違ってないんだけどさ😂😂 pic.twitter.com/kPwjWwIhXq— 10max🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) July 23, 2022
そこで、一時期午後のコーヒーとして常用していたのが「カフェラテ(ノンシュガー)」。カフェラテは練乳ではなく牛乳を使用するので、ノンシュガーにするのを忘れなければあっさりと甘みの少ないコーヒーを飲むことが出来ます。
ただそれでも、やはり牛乳の脂質や糖分は避けられません。上のような飯テロやフルーツ爆撃の中、少しでも糖質やカロリーを抑えたい中では、本当は避けたいところです。
あるいは「リプトンティー」という手もありそうなものですが、しかしベトナムのストレート紅茶はデフォルト甘いです。ちょっと自分でも何言ってるか分かりませんが、ここはベトナムですから、そういうものなんです。
あ、ベトナムの飲み物と言えば「フルーツジュース」というのも犬も歩けば的によく遭遇しますが、これも常用は危険。一時期毎朝オフィス前の屋台でオレンジジュースを買っていました。健康に良かれと思って。
しかし、オレンジの成分で体に良いとされる食物繊維もジュースにしてしまうと除去されてしまうので、これってほぼ糖質液体爆弾らしいんですよね。
ということで、低カロリーかつ低糖分で、普通に美味しく飲める飲み物に、思ったよりも気軽に出会えないというのがベトナムのリアルだったりします。
「Phuc Long」の緑茶に辿り着く
そこでふと気づいたのが、「Trà đá(チャダー)」の存在です。「Trà」(チャ、と発音)はそのまま「茶」、「đá」は「氷」のことで、砂糖などが入っていないさっぱりとした美味しいお茶です。緑茶系が多いですが、ジャスミンやロータスティーだったりする事もあります。
チャダーはローカルな屋台や食堂含め、ベトナムのレストランでは極めて一般的な飲み物で、席に着いたらとりあえず「モッ チャダー(冷たいお茶一つ)」などとノールックで頼むほど大切な存在です。
これですよ、これ。ザ・救世主。
このチャダーと同じ緑茶を毎日デスクで飲めばいいんだ、と思い、「お茶と言えばPhuc Longだろう」という事で職場近くのPhuc Longでゲットしたのがこちらのティーバッグ式の緑茶です。25パックで3万ドン(150円強)、1パック6円強という安さ。
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「Trà xanh」の「xanh」は「緑」という意味。
この手の緑茶はスーパーなんかでも売ってますが、ただし要チェックなのは成分表示。「Green tea(Trà xanh) 100%」となっているかどうかをよく確認しましょう。油断するとすぐに甘くしてしまうけしからん国ですからね。
ということで最近は、職場にマイマグカップを持ち込んで給湯室でお湯を入れて、仕事のお供に緑茶を飲んでいます。
毎日飲むものですから、ノンカロリーかつノンシュガーで、かつベトナムコーヒーほどの濃厚な味やカフェインとも無縁なさっぱりした飲み物の方が健康的にも精神衛生的にも好ましいです。
ついにこれで、肥満率世界最低国家のポジション維持に貢献出来る素地が出来上がりました。
まあそれよりもビールやめろよってあーあーちょっと海底ケーブルが切れててよく聞こえm
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