【ベトナム赴任のご報告】40代・小中学生の子連れで初めての海外駐在に挑戦する事にした理由
こんにちは。10max(@10max)です。 本業(サラリーマン)の都合でこの6月からベトナム・ホーチミンシティに赴任することになりました。 今でこそ赴任に向けて脇目も振らず準備を進めていますが、しかし実際には気持ちを固めるまでには相当な葛藤がありました。それは筆者自身だけでなく、家族も同様です。 人によっては、 「海外駐在?そんな恵まれた状況で何を悩むことがあるんだ!」 と思われる方もいるかも知れませんが、こと家族の事を考えると本当に悩み通しでした。 今回海外赴任を決心するまでの迷い・悩み・葛藤の理由と、赴任の話を受ける決心をした理由・経緯を記しておき…
ドン・ルイス1世橋からポルトの街を一望する | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】
今日はナザレからポルトへ向かう。ポルトは「ポルトガル」という国名の起源ともなった古い街であり、同時にポルトガル第2の規模を誇る商工業の中心でもある。 ローマ帝国時代、ポルトを含む一帯は「Cale(カーレ)州」と呼ばれており、特にドウロ川の河口は港(Portus)であったため、「Portus Cale」と呼ばれ、現在の国名の由来となったという。その逸話だけでポート・ワインを5杯くらい飲めそうではないか。 本記事ではドウロ川とドン・ルイス1世橋が織りなす美しいポルトの風景と人々の日常をお届けし、次の記事で建築物や教会等の見どころやその他の町の風景をご紹介する…
漁師と人情の町、ナザレの絶景と夕陽 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】
今日はポルトガル中部にある港町、ナザレへ向かう。田舎の漁師町ということで、大変な風情が期待できる。 リスボンからナザレへ鉄道で行くには、一度シントラ行きに乗り、途中で北の方角の「フィゲイラ・ダ・フォス」方面へ向かう列車に乗り換える必要がある。地球の歩き方によれば乗換を含めた所要時間は2時間半~4時間であるという。鉄道にしては法外なバラツキ具合にラテンの息吹を感じる。 OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/5, 1/60 sec, ISO100) OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/…
リスボンでポルトガル大衆歌謡「ファド」の歌声に酔い痴れる | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】
リスボンでは「ファド」を聴きたいと思っていた。 ファドはポルトガルの下町大衆歌謡であるという。「地球の歩き方」にはこの様に紹介されている。 その起源ははっきりしない。一説には、大航海時代にイスラム、アフリカ、ブラジルなどの民族音楽がポルトガルに伝わり、19世紀半ばにリスボンの下町で生まれたといわれている。以来、場末の酒場やカフェで歌い継がれ、船乗りや売春婦、浮浪者など、どちらかというと社会の底辺にいる人々が聴く音楽だったらしい。 この一節だけでワインを5杯くらい飲めてしまいそうではないか。 スポンサーリンク 漁師の妻のサウダーデを唄った「Barco Ne…
シントラ – ムーアの城跡の絶景とレガレイラ宮殿 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/4, 1/4000 sec, ISO800) 雨のロカ岬を後にし、再びシントラの町に戻ってきた。美しいシントラの街並みや、ムーアの城跡、レガレイラ宮殿などの見どころを満喫しようという目論見である。 幸いにも午後から天候は回復してきた。 スポンサーリンク シントラ市街 – 緑と宮殿に囲まれた「エデンの園」 かつてイギリスの詩人バイロンが「エデンの園」と称えたシントラは、小ぢんまりとした可愛らしい町で、細君も今回訪れたポルトガルの町の中で最も好きな町だと後に評していた。町全…
雨のロカ岬 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】
朝から天気がよろしくない。 今日はロカ岬へ向かう。ロカ岬はユーラシア大陸が尽きる西の果てである。 この響きだけでサグレスビールを10本くらい飲めそうな風情ではないか。 スポンサーリンク リスボンからシントラまで国鉄で行く ロカ岬へ行くには、リスボンのエントレカンポス駅から国鉄でシントラに向かい、そこからロカ岬までローカルバスに揺られる事になる。この時点ではまだ雨は落ちてきていない。 OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (37mm, f/5.4, 1/80 sec, ISO400) OLYMPUS IMAGING CORP. E-410…
サン・ジョルジェ城とセニョーラ・ド・モンテ展望台 – 夕暮れのリスボンを展望 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】
午後のもう一つの主役はサン・ジョルジェ城である。 夕刻、昼前に計画外のビールを堪能したポルタス・ド・ソル広場へ再び戻りカフェでジンジャーエールを飲んだ後、徒歩で5分ほどに位置するサン・ジョルジェ城の石段を登る。 スポンサーリンク サン・ジョルジェ城からリスボン市内のパノラマを見渡す サン・ジョルジェ城はリスボン市内を一望できる高台に位置しており、まさに要害といった趣である。それもそのはず、1500年程前にローマ人によって建設された後、西ゴート族、イスラム教徒、キリスト教徒など、歴代の支配者が居城としてきたというのだから。 しかしかつての要害も、今はすっか…
ケーブルカー「ビッカ線」で脳内イメージ通りのリスボン風景に感動 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】
さて、ポルタス・ド・ソル広場で青空ビールを満喫し、引き続き路面電車トラム28番でリスボン市内を巡る。 スポンサーリンク この日の本命はケーブルカー「ビッカ線」 この後、個人的にリスボンで最もポルトガルらしい風情を感じた、石畳の坂道を昇降するケーブルカー「ビッカ線」を訪れるのだが、ビッカ線の駅に辿り着くまでに他のいくつかの名所を回っていくとする。 まずはカテドラルとエストレーラ聖堂へ トラム28番でポルタス・ド・ソル広場を出発すると、間もなくカテドラル(リスボン聖堂)が見えてくる。二本の塔が目印となっている。 カテドラルは元々イスラム礼拝堂があった場所に当…