2泊3日の家族4人フーコック島旅行、いよいよ最終日です。
この日は午前中いっぱいビーチで遊んで昼過ぎにはホーチミンに帰る予定・・・だったのですが、最後の最後に思わぬトラブルと感動の大逆転劇がありました。
と、その前にまずはフーコックの最高のビーチとグルメを味わい尽くします。
フーコック島の〆に相応しい快晴ビーチとBun Quay
最終日は文句の付けようがない好天に恵まれました。
キムホアリゾートホテルの中庭も眩い緑に包まれます(決してオーシャンビューじゃないから僻んでる訳では有りません(笑)4人部屋なので選択肢がないのは仕方ないです)。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/80 sec, ISO200)
子供達のお気に入り、中庭のブランコ。
お尻が浮いているように見えるのは、2人同時に飛び降りる決定的瞬間を捉えたためです。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO200)
朝食はオーシャンビューです。この朝の日替り麺はブンボーフエ的なものでした。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO200)
晴れ渡るロングビーチ!
そして午前中いっぱい、ロングビーチを満喫します。昨日の強風はどこかへ吹き飛び(?)、素晴らしい青空です。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/1250 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/1600 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/8, 1/1250 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/5000 sec, ISO200)
子供達、快晴に導かれて小中学生男子の本領を発揮し、砂浜に「ち●ち●」や「う●ち」の絵を描いていましたが、あえなく波に消し去られます。この世は諸行無常です。
OLYMPUS E-M1MarkII (16mm, f/3.1, 1/6400 sec, ISO200)
ご当地魚介麺の名店「Bún quậy Kiến Xây 」でさとうきびジュースを添えて
そしてフーコック島最後の食事(になる予定だった)は、家族全員一致で、初日に感動したフーコック島名物麺「Bun Quay」の名店「Bún quậy Kiến Xây 」に行こうと決めていました。
細君などは、この旅行から1ヶ月経った本記事執筆時点でも、この麺がベトナムで1,2位を争う味だったと振り返ります。
OLYMPUS E-M1MarkII (16mm, f/3, 1/60 sec, ISO200)
前回気になっていた、他の殆どのお客さんが飲んでいる緑色の液体「Nuoc Mia(サトウキビジュース)」も頼みました。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO320)
OLYMPUS E-M1MarkII (16mm, f/3.1, 1/80 sec, ISO200)
心もお腹も充足し、ホテルへ荷物を取りに戻ります。
この時は「あ〜、もう帰っちゃうのか〜」などと思っていたのですが・・・
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/2500 sec, ISO200)
海と夕日の絶景を望む「FREE BEACH BAR & RESTAURANT」に流れ着く
ところがこの後空港に到着し、信じられない事態に見舞われます。
復路便、まさかの4時間遅れで待ちぼうけを食らいかける
空港の電光掲示板で搭乗予定のベトナム航空VN6516便フーコック発ホーチミン行きを探すも、どうもおかしい。おかし過ぎる。
15時55分発の予定なのに、何度見ても20時過ぎと表示されているではありませんか(笑)
そう、このVN6516、便名からお察し頂ける通りパシフィック航空の運航によるコードシェア便で、LCCにありがちな遅延が発生してしまったのです。
いや、LCCに遅延がありがちなのは分かっていますが、4時間遅れとは予想の3倍くらい上を行きます(笑)
さてどうしたものか。しばし思案に暮れます。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/7.1, 1/640 sec, ISO200)
ただでは起きず。夕日の見えるレストランでリベンジを目論む
時間的には夕食を食べて戻ってきても十分に間に合いそうだったので、とりあえずGoogleマップで評価の高そうなレストランを探しました。
中途半端な遅延でなく4時間という堂々たる遅延をむしろ前向きに捉えます。転んでもただでは起きません。
探す中で密かに狙ったのが、「海に沈む夕日を眺められる」レストランでした。
前の記事でも少し触れましたが、実はベトナムでは海に沈む夕日が見られる場所というのは殆どありません。地図を思い浮かべて頂くと分かる通り、ほぼ全ての海岸線が東向きで、島も少ないためです。
その中でフーコック島は西向きの海岸を持ち、海に沈む夕日を望むことが出来る、ベトナムでは非常に貴重な場所。
・・・なのですが、これまでの2日間は少々雲が多く、日没の瞬間の夕日を完全に観ることが叶わなかったので、これを好機にぜひリベンジしたいという野望がムクムクと頭をもたげてきた訳です。
そして筆者が白羽の矢を立てたのが、「FREE BEACH BAR & RESTAURANT」でした。
結論、この時の想像を遥かに上回る素晴らしい名店でした。上のBun Quayの店と並び、今回のフーコック滞在で間違いなく最強のレストランと言えます。
「FREE BEACH RESORT」のバンガロー群を抜けると・・・
入口は少々マニアックです。目抜き通りのチャンフンダオ通りから、こんな細道を海岸へ下りていきます。車で最後まで行くのは無理なので、途中で下りて歩きます。
Apple iPhone 12 Pro (6mm, f/2, 1/100 sec, ISO40)
「FREE BEACH BAR & RESTAURANT」は「FREE BEACH RESORT」というリゾート施設の1つで、こんな風にバンガローの宿泊施設を抜けていったところにあります。
これ、宿泊先としても結構魅力的かも。
OLYMPUS E-M1MarkII (23mm, f/7.1, 1/400 sec, ISO200)
もうね、絶景の予感しかしませんよ。
オラ、ワクワクすっぞ。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/800 sec, ISO200)
辿り着いた「FREE BEACH BAR & RESTAURANT」の想像を絶する絶景
「絶する絶景」とは何やら語呂がよろしくないですが、もう文字通りこう表すしかありません。
インテリアも何とも素敵です。過剰な映えを意識した装飾もなく、非常にシンプル&ナチュラルです。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/320 sec, ISO200)
もう、こんな感じでレストランが半分海に乗り出している感じです。むしろたまに波が足元にかかります(ごくたまに)。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/1000 sec, ISO200)
レストランのすぐ横はそのままビーチで(砂浜ではないですが)、散策を楽しむことも出来ます。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/7.1, 1/1000 sec, ISO200)
取るものもとりあえず、地ビールBIVINAを注文します。
OLYMPUS E-M1MarkII (15mm, f/8, 1/800 sec, ISO200)
次男も負けじとフライドポテトを注文しに行きました。
OLYMPUS E-M1MarkII (44mm, f/7.1, 1/100 sec, ISO200)
「フライドポテト、プリーズ」と片言の英語による戦果がこちらです。少年よ、グッジョブ。
OLYMPUS E-M1MarkII (16mm, f/3.2, 1/250 sec, ISO200)
だいぶいい感じのお時間になってきました。
もう、海に沈む夕日の絶景の予感で既に胸が一杯です。
OLYMPUS E-M1MarkII (34mm, f/3.8, 1/1000 sec, ISO200)
ついに念願叶う。フーコック島より水平線に沈む夕日
ついにその時はやって来ました。
何も遮るものの無い水平線の向こうに真っ赤な太陽が沈んでいきます。
ベトナムではほぼ観ることが叶わない貴重な光景だと思うと、余計に感慨深いものがあります。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/8, 1/800 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/8, 1/1000 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/250 sec, ISO200)
フーコック島滞在中大変お世話になったBIVINAにも夕日をたっぷりと浴びて貰います(おかげで氷が全部溶けました)。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/6400 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO250)
太陽は水平線の向こうに沈んでいきましたが、しばらく余韻を楽しみます。マジックアワーというやつは忘れた頃に本気を出すので油断なりません。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/1000 sec, ISO200)
FREE BEACH BAR & RESTAURANTの絶景メニューたち
このFREE BEACH BAR & RESTAURANTが名店たる所以は絶景だけでは有りません。料理達もさるものです。
しつこいようですが、海鮮チャーハン。間違いなくこの旅で一番映える海鮮チャーハンです。
OLYMPUS E-M1MarkII (15mm, f/3, 1/60 sec, ISO400)
こちらは揚げ豆腐定食。ピリ辛のソースでご飯がモグモグ進みます。
OLYMPUS E-M1MarkII (14mm, f/2.9, 1/60 sec, ISO400)
海鮮チャーハンと同じくらい定番で間違いないのが、海鮮焼きそば(ミーサオハイサン)。
OLYMPUS E-M1MarkII (18mm, f/3.2, 1/60 sec, ISO2000)
何故かタイ風焼きそばのパッタイがありました。そう言えば初日の海鮮鍋もタイ式でした。地理的にもタイに近いので、結構影響を受けているのかも知れません。
こちらも映えすぎるパッタイとなりました。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO2000)
いやあ、もう人生最大限に謙遜しても最高過ぎて最高以外の何物でもありません。自分でもちょっと何言ってるか分かりません。
拝啓パシフィック航空様、本当にありがとう。もう二度と乗らないけど(爆)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO250)
帰りは目抜き通りまで歩いて登り、Grabを捕まえます。
ちょっと隠れ家的で喧騒から離れたロケーションも魅力的だったりします。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/4 sec, ISO1600)
FREE BEACH BAR & RESTAURANTの場所
FREE BEACH BAR & RESTAURANTのあるFREE BEACH RESORTは、ナイトマーケットのある繁華街中心部とフーコック国際空港との丁度真ん中辺りに位置します。それぞれから車で15分くらい。
繁華街の飲食店を頻繁に利用する場合は少し不便ですが、この絶景であればFREE BEACH BAR & RESTAURANTをメインで利用するのが吉でしょうね。
ちなみにこのFREE BEACH RESORTに降りていく細道の入り口のすぐ近くには、フーコック島で最も目立つ建物の一つ、LONG BEACH CENTERがあるので、目印になります。このLONG BEACH CENTERって何なんでしょうね。
Apple iPhone 12 Pro (6mm, f/2, 1/50 sec, ISO800)
家族連れにおすすめ:フーコック島を後にしつつ島の魅力を振り返る
3日間のフーコック島、最後は絶景夕日レストランに全部持っていかれた感がありますが、冷静に振り返れば色々と魅力的な見どころがありました。
- (場所を選べば)沖縄にも匹敵する綺麗なビーチあり
- Bun Quayやシーフードなどのローカルグルメと夜市あり
- 刑務所跡やペッパーファームなどの見所あり
- そしてベトナムでは貴重な海に沈む夕日あり
小さい島だからと完全に見くびっていましたすみません(笑)
特に子供達は純粋に綺麗なビーチで遊ばせてあげられるのがいいですね。ホーチミン近郊のブンタウなんて芋洗い状態ですし、ベトナム本土でここまで綺麗なビーチへ飛ぼうと思えば、ホーチミンからならむしろフーコックの方が近いくらいでしょう。
刑務所跡など、子供達にも学ぶところの多い見どころも魅力なので家族連れにはとてもおすすめです。
もちろんビーチやグルメ、夕日の絶景は子連れでなくても実に素晴らしい旅先候補である事は間違いありません。まさかのLCCの大幅遅延すらメリットに変わってしまうくらいですからね。
また、島内にはヴィンパールランドや、更に世界最長ケーブルカーでお隣のホムトム島に渡ればアクアトピアウォーターパークと言うテーマパーク的な遊園地もあるので、小さい子供がいる場合などは選択肢となり得るでしょう(フーコック島まで来て遊園地というのは人により好き好きでしょうけど)。
ということで、フーコック島は「ベトナム最後の楽園」と言われるに相応しい・・・かどうかは正直よく分かりませんでしたが(爆)、素晴らしい場所であることは間違いありません。コンパクトに充実した旅を組めるので、ホーチミンから足を伸ばすのにも最適です。
ではまた世界のどこかでお会いしましょう。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/200 sec, ISO200)
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