朝からボートでメコンを上りました。
(と、その前にお気に入りのカオピアック・センで腹ごしらえです。)
上流には酒造りの村とか仏像がたくさん立っている変な洞窟などがあるらしいのですが、いやいや、「酒造りの村」とは頗る痛快ではありませんか!
村までは乗り合いボートで行くのですが、シェアできる連れが居なかったので一人でとある青年のしょぼい木製のボートに乗ったわけです。いやこれが中々快適。往復で9ドル(相場は10~15ドル)にまけてもらい、乗り込みました。
酒造りの村とパークウー洞窟へボートで行く
さて、いざメコンの上流、ラオ・ラーオの聖地、酒造りの村へ!
と意気込んでいると、突然プスプスとエンジンが情けない音を立てて寄り道をします。
なんと水上で突然の給油。控えめに言って唐突です。
酒造りの村(サンハイ村)でラオ・ラーオと人々の素朴さに酔い痴れる
酒造りの村、またの名を「サンハイ村」(あれ?どっちがまたの名だ?)まで川を溯ること1時間半、村ではそれはもうたくさんの試飲を試みましたが、いやいやどうして、美味ではありませんか!黄色いラオラーオは柑橘系のフルーティな感じ。赤いラオラーオはブランディのような芳醇な甘い味。透明なラオラーオはウォッカのような風味。
ハーレムとは案外こういう場所かも知れませんね(違)。
しかも村の人たちの人のいいこと人のいいこと。こういう名物村には、おらおら儲けるぜ的な雰囲気が漂っているイメージがありましたが、筆者は骨の髄まで癒されます。
村をウロウロしていると実際に地酒を造っている様子も気軽に見る事が出来ます。「工場見学」的な堅苦しさは0%です。
村の人たちに「地球の歩き方」を渡すと大盛り上がり。
筆者:「こことここへ行ってきたぞ」
村人1:「おおー、これはあれかいな」
村人2:「いやいや、あれジャマイカ」
子供たちが面白そうなものを食べていたので混ざてもらいました。
ぐ、グレープフルーツに唐辛子を、付けて、いる・・・?
お味の方はノーコメントでお願いします(笑)
ほんっとに良い人たちでした。
今でも元気かなあ。
洞窟に4000体の仏像が並ぶパークウー洞窟
そうそう、酒造りの村の人たちの人柄と色とりどりのラオ・ラーオに興奮してすっかり忘れるところでしたが、この後さらにメコン川をボートで遡り、「パークウー洞窟」と呼ばれる、仏像が4000体も居並ぶと言われるマニアックな洞窟へ向かいました(誰が数えたんだ)。
一体なぜこんなところにこんなに沢山仏像を作ったんだろう。
などと思いをはせつつ、4000体も仏像を見ていても飽きてくるので近くの村を訪れます。
これがまた非常に素朴な村の風景で、飽きることなく歩き回ることが出来ました。さすがにパークウー洞窟に来る観光客目当てか、たまに子供からお小遣いをねだられる場面もありましたが・・・
こんな小さな村にこんなデカい寺がありました。
え、ライオンが居るんですけど。
どこから伝わって来たんだろう。
出ました。ブッダ・パークにもいた、なんか食べられてる竜だか鶏だか。
またもや出た!だから・・・猫なのか熊なのか・・・もしくはライオン??
さて、そんなこんなで満たされつつ約5時間の船旅を終えてルアンパバーンへ戻り、お金を支払う段に。
ところが青年、やっぱり10ドルだ、などと言い出すではありませんか!
こら!25歳爽やか系ラオス人青年!チップが欲しいならやってもいいが、それはアジア的料金交渉ルール違反ぜよ。
さて、今夜でルアンパバーンも最後。明日ビエンチャンへ、そして明後日にはバンコクまで戻る予定です。この旅行も今日で折り返し地点までやってきたというところであります。
[2002年9月28日]
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