旅は刻々と過ぎていきます。
過去を振り返ればつい数時間前のブッダパークの素晴らしい記憶が蘇りますが、不用意に未来に目を向ければ、明日にはビエンチャンを発ってバンコクに戻るという現実に突き当たります。
つまり、信じられないことに今宵は、今回に旅におけるラオス最後の夜です。
最後の晩餐はメコン川の夕焼けと共に
最後の晩餐はどこへ行こうかと考えましたが、前夜すっかり気に入ったメコン川沿いのビアラオ屋を再訪することにしました。ラオスの〆はやはりメコン川の夕焼けと共に迎える必要があります。それを約束してくれるのがこの名店です。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO100)
過ぎゆく過去と生まれくる未来、そして終わりなき旅
ラーブ・ラオにカオニャオ、そしてビアラオ、それはラオス三種の神器。
また再会の日まで。次に会う時は一人旅だろうか、はたまた細君と二人旅だろうか。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO1000)
この場所を再訪する事自体は難しいことではありませんが、「この家族4人で」この場所に来ることは恐らくもう無いだろうと思うと、切ないものがあります。子供達との時間はいつでも過ぎ去ることの連続、一瞬一瞬が宝物です。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO400)
いや、でもそうじゃない。家族が始まったこの大切な場所に4人で来られた事自体が、とんでもなく幸せなことなんだ。
「この場所を4人で再訪することは無いかも知れない」と思えばそれは切ないことだけれど、「この旅で訪れなければ思い出自体が生まれなかった」んだ。
そして、これは終わりなんかじゃあない。子供達が将来いつの日か、メコン川を眺めて過ごしたこのささやかな時間を思い出すかも知れない。それがきっかけとなり、彼らなりの新しい旅が始まるのかも知れない。
冒頭で、過去に目を向ければ美しい思い出が見えるが、未来に目を向ければこの旅の終わりが見えてしまう、と書いたけれども、更にもっとその先にまで思いを馳せることで、終わりなき旅に夢を託すことが出来るんだ。そんな思いをよそに、メコンの夜は更けていきます。
店を出て、メコン川の対岸、タイのノーンカーイの夜景を眺めます。そう、視線は遠くに向けた方が良い。
SONY ILCE-7C (28mm, f/6.3, 1/30 sec, ISO12800)
SONY ILCE-7C (200mm, f/7.1, 1/320 sec, ISO12800)
ビエンチャン・ナイトマーケット、そして最後の夜景に目を凝らす
ナイトマーケットを通って宿へ戻ります。流石「ナイトマーケット」と言うだけあり、昼間とは打って変わった熱気です。
SONY ILCE-7C (96mm, f/5.6, 1/20 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/250 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7C (56mm, f/4.5, 1/1000 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7C (32mm, f/3.2, 1/800 sec, ISO6400)
「mini Big C」という「半ライス大盛り」の様な名前のコンビニで晩酌用のビアラオなどを調達します。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/2500 sec, ISO6400)
コンビニの前にも屋台が展開されていました。
SONY ILCE-7C (69mm, f/4, 1/100 sec, ISO6400)
ラオスにランクル300が!
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/25 sec, ISO800)
ラオス式トゥクトゥク。シフトレバーが熱い。バイクベースであれば左足で変速をするので、そこにレバーがあるのは頷けますが、クラッチ操作(バイクなら左手)はどうするのでしょう。逆にクラッチを左足で操作するのかな。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO6400)
宿に帰り、ベッドでゴロゴロしながら晩酌を楽しみます。子供達はYoutubeを見たり、ドラゴンボールクイズを出し合ったりして下らない時間を過ごします。とても尊い時間です。
ラーブ味のプリッツは昔からのお気に入りで、ビールに実によく合います。
SONY ILCE-7C (57mm, f/4, 1/60 sec, ISO1250)
思えば、先程メコン川沿いのレストランでラーブ・ラオを食べた事が、コンビニでこのプリッツを買うことに繋がりました。そう、このプリッツは「新しい旅」です。レストランのラーブ・ラオを食べ終わった事で生まれた、新しい未来なのです(違)
ナイトマーケットは23時頃まで続きます。ビエンチャン最後の夜の景色に、目を凝らします。
SONY ILCE-7C (40mm, f/4, 1/320 sec, ISO6400)
(2023年1月25日の記録)
つづき↓
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