こんにちは、ベトナムで上半期(日本の決算期の)を〆ようとしている10max(@10max)です。
週末に会社の合宿が有ったりして中々更新が出来ていませんが、生きてますよ。ローカル社員が合宿に密かに持ち込んだガソリンタンクみたいな容器に入った謎の飲み物を日付が変わっても死ぬほど飲まされた社員の団結のために笑顔で酌み交わしましたが、生きてますよ。
ガソリンタンク入りの密造酒的なものをお見せしたいのは山々ですがあまりに過激なので盛大にモザイクを施しておきますね。モザイクが激しすぎて全然お伝えできなそうなのが残念です。
さて本題です。家族がベトナムにやってきて丁度2週間が経った8月最後の週末、ホーチミン市の代表的な展望スポットであるサイゴンスカイデッキに登りました。
サイゴンスカイデッキは1区の目抜き通りであるグエンフエ通りからほど近くにあります。ドンコイ通りでプラバッグ屋を物色したりユニクロサイゴンセンター店限定Tシャツを大人買いしたりつつ、サイゴンスカイデッキへ向かいます。
この辺りはほどよい都会感とローカル感が入り混じった魅力的なバランスを持つエリアです(実は筆者の職場もこの辺りにあります)。
SONY ILCE-7C (75mm, f/4, 1/80 sec, ISO250)
SONY ILCE-7C (91mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO250)
サイゴンスカイデッキからの絶景
サイゴンスカイデッキはホーチミン市で2番目に高い「ビテクスコ・フィナンシャルタワー」の高層階にある展望台です。展望台は地上178mの高さ。
サイゴン川の向こうには東南アジア最高層のランドマーク81を眺望する事ができます。
こうした展望台を訪れる際における人類普遍の命題として、
「一番高い展望台に登って二番目に高い建造物を眺めるか、二番目に高い展望台から一番高い建造物を眺めるか」
というものがありますが、今回は色々考えた末に後者を選択しました。
SONY ILCE-7C (40mm, f/3.5, 1/40 sec, ISO100)
悠々と流れる歴史の証人、サイゴン川
サイゴンスカイデッキからは悠々と流れるサイゴン川を見下ろす事が出来ます。実は、この景色を見たかったというのがランドマーク81ではなくサイゴンスカイデッキを選んだ理由の一つです。
こちらがサイゴンスカイデッキからのサイゴン川です。
SONY ILCE-7C (20mm, f/5.6, 1/40 sec, ISO100)
もちろんランドマーク81からもサイゴン川を見下ろすことは出来るのですが、筆者の脳裏には1975年4月末のサイゴン陥落の記録映像の中の光景がありました。下の写真です。
上の写真とほぼ同じ形状の川のうねりが見られることから、ほぼ同じ地点からの眺望であると考えられます。
これは当時NHK特派員がサイゴン陥落の模様を記録した映像で、その中にはホテルの部屋からサイゴン市内の様子を撮影したシーンが度々登場するのですが、それがまさにこの辺りから撮られたものなのです。
このグエンフエ通り周辺にはかの有名かつ歴史的なマジェスティック・サイゴン・ホテル等があり、この特派員もこの近辺に滞在していたのでしょう。
波瀾の歴史の中で、この川は常に悠々と流れながらサイゴンの人々の営みを見守り続けてきたのでしょう。
展望台をぐるりと回りながら様々な方角を眺めます。
さて、大分日が傾いてきたようなので夕焼けを拝みに行くとします。
サイゴンの夕焼けと夜景
再び3区方面です。残念ながら夕陽は雲に隠れていますが、素晴らしい色に焼けてきました。
SONY ILCE-7C (20mm, f/4, 1/30 sec, ISO500)
子供たちも負けじと写真を撮っています。写真を撮っている人をこっそり撮るのが趣味の一つです(笑)
SONY ILCE-7C (20mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO125)
左から次男、細君、長男。長男でけえ。
SONY ILCE-7C (43mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO320)
次男と細君もほぼ同じ背丈に。あっという間にでかくなるなあ・・・などとサイゴンの街に沈みゆく夕陽もそっちのけで感傷に浸ります。
SONY ILCE-7C (20mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO2000)
いつの間にか夜景タイム。刻々と装いを変えるランドマーク81と、サイゴン川。やっぱりランドマーク81を眺める側で正解だったかも。ビテクスコ・フィナンシャルタワーはライトアップの色が変わらないですからね。
SONY ILCE-7C (20mm, f/4, 1/13 sec, ISO1000)
SONY ILCE-7C (58mm, f/5.6, 1/5 sec, ISO800)
下は7区へ向かうグエンタッタン通りの夜景バージョン。宝石のネックレスの様に連なる光の粒たち・・・渋滞は上から眺めるに限りますね(笑)
SONY ILCE-7C (67mm, f/4, 1/20 sec, ISO800)
天空から風呂椅子へ- 長男の金言によりローカル飯屋へ
サイゴンスカイデッキの絶景・夜景に心は満たされましたが、お腹は満たされないのでそのまま夕食へ向かいます。
実は元々はレタントンの寿司屋に行こうか、などと細君と話していたのですが、長男の希望でローカルベトナム飯屋へ行くことにしました。最近彼はこのような珠玉の主張するようになりました。
「せっかくベトナムに住んでるんだからベトナムらしいところに行きたい」
実に尊い。そう、実に尊い。
大事なことなのでついつい2回言ってしまいました。家族をローカル好きに染め上げるという筆者の野望は着々と実を結びつつあります(笑)
地上178mから一気にストリートの風呂椅子へ。このギャップはたまりませんよね。たまりませんよね。すみません、大事なことなので(以下略
SONY ILCE-7C (35mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO1000)
SONY ILCE-7C (51mm, f/3.5, 1/25 sec, ISO1000)
ということで、ホーチミン市の絶景から夕焼け、夜景を楽しみさらにはサイゴンの歴史まで感じられるサイゴンスカイデッキ、堪能しました。
上でも触れたように高層ビルからの展望だけでなく、付近には古い街並みやローカル飯屋も充実しているので、ホーチミンを濃く楽しむための1スポットとして訪れてみてはいかがでしょうか^^
サイゴンスカイデッキの基本情報といくつかの考察
役に立たない情報ばかり並べていたらまたガソリンタンクの密造酒を飲まされそうなので、最後に地球上の10人くらいには役立ちそうな情報を置いておきますね。
サイゴンスカイデッキの料金に関するあれこれ
サイゴンスカイデッキ(ビテクスコ・フィナンシャルタワー49階の展望台)の入場料金は下記の通りです。
- 大人:200,000 VND(1,000円強(円安影響無視))
- 子供(4−12歳)、65歳以上、障害者:130,000 VND(同約700円)
- 4歳未満:無料
※最新の料金情報は公式サイトでご確認下さい。
ランドマーク81の半額未満
さて、ホーチミンの展望台としては東南アジア最高層(本記事執筆時点)のランドマーク81がありますが、あちらは通常は日本円にして4,000円以上(平日昼間は約2,500円)と大幅に高いので、気軽に訪れるならサイゴンスカイデッキでしょう。
またロケーションも、ドンコイ通りやグエンフエ通り、統一会堂などのある主要観光地区から近いサイゴンスカイデッキに比べ、ランドマーク81はそこから車で15分ほどの場所にあるので、観光で訪れて時間が限られる中で展望台のためだけにわざわざ移動したくない、という場合はサイゴンスカイデッキを選ぶのも手でしょう。
ただ東南アジアで最も高いランドマーク81からの眺望自体は素晴らしいはずなので、悩ましいところです(両方行ってみてから比べろよ!と突っ込みたい方は筆者に入場料の4000円を振り込んで下さいw)。
方角に拘らなければカフェやバーの方が安上がり
サイゴンスカイデッキのあるビテクスコ・フィナンシャルタワーの50〜52階にはカフェやバーがあり、飲み物を一杯だけ頼めばサイゴンスカイデッキよりもやや安価に眺望を楽しむことが出来ます。
ただし窓際の席は人気で競争率が高いと、自席以外の好きな方角を見ることが出来ないため、ホーチミン市の色々な方角を見て楽しみたい場合には(数百円の差なので)サイゴンスカイデッキを選ぶと良いと思います。
以上、展望台選びの参考になれば幸いです^^
SONY ILCE-7C (44mm, f/3.5, 1/160 sec, ISO100)
サイゴンスカイデッキのマップ
追伸:大人買いしたユニクロサイゴンセンター店限定Tシャツはこちらです。何年も建設中のメトロに「FUTURE」なんて、最高にクールな皮肉でたまりません(笑)
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/100 sec, ISO80)
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