こんにちは。この春に独身貴族に昇格または堕天し、不摂生のため体重だけが貴族並みになりつつある10max(@10max)です。
3月に家族が本帰国して4か月と少し経ちましたが、先日まで約一週間、夏休みを活かして家族がベトナムに戻っていました。
今回家族をホーチミンに呼び寄せるに当たり、子供達にとって「セカンドホームへの里帰り」・・・と思って貰えるようなものになればといいな、と思っていたけれど、どうだったのだろう?
それにしても、家族がホーチミンにやって来るのを待つ時間というのは本当に良きものです。
サイゴンの町を切り撮りまくる長男
高1の長男は先日初めてのマイ一眼カメラを入手し、以来写真撮影にハマっています。
そんな彼、筆者の独身貴族用住居であるホーチミン3区の町並みをいたく気に入ったようで、日々写ん歩に出かけていました。毎朝早朝に起き出して、家族が目覚める前にも撮影散歩に出かけるほどのお気に入り具合。
アパートの周りから、近くのローカル市場にまで足を延ばして来たと言うから驚きです。
SONY ILCE-7C (75mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO100)
3区は領事館なども多い歴史あるエリアで、ローカルなのにゴチャゴチャしていない古き良き町並みが魅力です。
以前家族で住んでいたホーチミン7区では見られない、サイゴンらしい町の雰囲気を長男はとても気に入ったようで、今やすっかりオブジェと化している筆者のMTBに乗って出かけたりもしていました。最初ちょっと錆びついてて動かなかったのでいいサビ取りになりました。
SONY ILCE-7C (75mm, f/2.8, 1/1000 sec, ISO100)
3区内のタンディン市場やタンディン教会にも出かけました。実は筆者も初めての訪問でしたが、そこでも長男は熱心にサイゴンの町を切り撮っていました。
SONY ILCE-7C (37mm, f/4.5, 1/40 sec, ISO2000)
SONY ILCE-7C (20mm, f/5.6, 1/20 sec, ISO1600)
こんなに気に入ってもらえるとは、3区に引っ越してよかった、と思うと同時に、やっぱり3区っていい町なんだな、と改めて気づかせてくれた長男にも感謝。
そして長男、この調子で将来はいい感じで旅カメラの道に・・・英才教育の甲斐が(ΦωΦ)フフフ…
長男撮影の写真を何枚か
長男撮影の写真、ちと拝借して以下に何枚か載せておきます(本人同意済み)。
親バカで恐縮なのですが、初めてカメラを持ったとは思えないほどいい画を撮りやがるんですよね。元々絵が得意なので被写体の配置なんかの感覚が既にあるのかも。
特に最後のおじスマイルなんて、旅カメラマンとして羨ましいほどの一枚。こんな外国人の子供が1人でドローカルの市場で写真撮ってるとか中々無いし、まあそらおじさんも笑うでしょう(笑)
一風堂とBun Quay
3区に引っ越してから開拓してきた名店への麺活も抜かりありません。
絶品鶏ガラスープの定期摂取に訪れているフォーミエンガーキードンからスタートし、
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO80)
最近爆誕した3区では貴重なベトナム中華麺屋にも当然連れて行きました。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)
しかし、それらの強豪並み居る中で、滞在中に14歳の誕生日を迎える次男に
「誕生祝いに何が食べたい?」
と尋ねて返ってきた答えは
「一風堂が食べたい」
・・・お、おう(笑)
どうも子供達の中では「ベトナムと言えば一風堂」らしいです。
日本の自宅の近くには一風堂が無く子供達は行ったことが無かったのですが、ベトナムではアパートの割と近くに一風堂があったためよく行っており、なるほどな〜という感じ。
と言うことで、次男はベトナムの思い出が詰まった一風堂が、今回の麺活でナンバーワン。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO200)
一方、長男の中で今回激しくお気に入りだったのは、フーコック島で食べたBun Quay Kien Xay。
こちらの10区店(3区と隣接)に家族皆で行ったのですが、長男が大感動。確かにフーコックでも皆美味しいと絶賛していましたが、あれはベトナム生活を初めて比較的間もない頃だったので、その後他の名店達で上書きされているかと思いきや、今でも不動の実力を発揮するようです。
なんと今回の滞在中、こちらに3回も来ました(笑)
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/55 sec, ISO250)
なお、麺ではありませんが、筆者が大好きなあの路上ビアホイにも、勿論連れて行きましたよ。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO800)
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/40 sec, ISO500)
クチトンネルは「いい経験」
クチトンネルにも行きました。家族皆初めてです。
すごいですね、ここ・・・こんな狭いトンネルを掘って地下で20年も戦っていたなんて・・・。実弾の銃を打つ体験も行いました。
クチトンネルの件はいずれまとめるとして、子供達に
「クチトンネル楽しかった?」
と訊くと、中2の次男坊、
「これは楽しいとかじゃないんだよ。『いい経験』だったんだよ」
お、おう・・・生意気に一丁前の口を利くようになったな(笑)
まあしかしこういうところにも成長が見られるので子育ては面白いもんです。
SONY ILCE-7C (58mm, f/4, 1/80 sec, ISO100)
ホーチミンの友達と懐かしのフーミーフン
子供達はホーチミン日本人学校時代の友達と何度か遊びに出かけて行きました。Grabの利用も慣れたもの。サイゴンの空の下で学び、遊んだ友達と、再びサイゴンの夏のひと時を共にします。
なんか良いじゃないですか、そういうのって。この地で共有した空気感って、ここで一緒に過ごした人としか分かち合えないでしょうし、ずっと忘れないんだろうな。本当に貴重な友達です。
その裏番組で、細君と筆者は前に住んだアパートのある7区フーミーフンにやって来ました。
まずは細君のご希望で、Pho SOLにやって来ました。1区等にもあるのですが、この7区店は細君と何度もお邪魔して舌鼓を打った思い出の名店です。筆者の中でも未だにホーチミンで一番好きな牛肉フォーを出す店です。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO100)
続いて近くのジュース屋さんで、これもいつもお世話になっていたアボカドコーヒー。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO80)
いや〜、フーミーフンのこの感じ、懐かし〜。ローカル感のある3区とは全く趣の異なる町並みですが、子供達と暮らすには本当に住みやすい町でした。大変お世話になりました。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/5300 sec, ISO80)
懐かしいっつってもまだ4ヶ月しか経ってないんですけどね。でもやっぱり2年近く住んでただけあって、実際に来てみると懐かしく思うみたいです。
1年後の再訪を願って
そんなこんなで、充実しつつもあっという間の1週間が過ぎました。
終盤の夜はアパートで適当ベランダキャンプ飯を繰り広げました。長男とカメラ談義を交わしたり、次男と「キングダム」クイズをしたりと、尊い夜でした。
SONY ILCE-7C (20mm, f/13, 1/30 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (40mm, f/4.5, 1/40 sec, ISO8000)
さて、冒頭のお話。子供達はホーチミンの事をどう思っているのだろう?「第二の故郷」的な思いはあるのでしょうか?
子供達に
「また来年も来たい?」
と訊くと
長男「そりゃ来たいでしょ」
次男「え、来るんじゃないの?」
と言う答えが返ってきたので、第二の故郷、とまで思っているかどうかはともかく、ひとまず彼らにとって居心地の良い場所であることは間違いなさそうです。
実際のところ、来年は長男は高2、次男は中3になり、勉強に部活にとより多忙になるため来られるかは不透明なのですが、今回子供達がホーチミンで過ごす姿を見て、出来るだけ叶えてあげたいなと思ったものです。
そして細君とベランダで晩酌をしながら、子供達がベトナムを好きになってくれて良かった、などと語りました。
実によいサイゴンの夏です。
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