ロングビーチに夕暮れが訪れます。
たっぷり海遊びを楽しんだ後、一度部屋に戻り、日没の頃合いを見計らって再びビーチに出ます。この日、12月17日の日没予想時刻は17:45。
キムホアリゾートホテルのロビー越しの彩りに、否が応でも期待が高まります。少し雲が多いけど、それはそれで美しそう。
OLYMPUS E-M1MarkII (28mm, f/3.6, 1/320 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5, 1/320 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/5, 1/800 sec, ISO200)
ベトナムでは貴重な「海に沈む夕日」
実は、「海に沈む夕日」というのはベトナムでは地味に貴重なのです。
ベトナム辺りの地図を思い浮かべて頂ければ何となく想像が付くかと思いますが、ベトナムの海岸線は基本的にズラーっと東向きになっているためです(もちろん湾になっているところなど細々とした所では西向きになっていますが)。
そのため、フーコック島の西側はベトナムでは数少ない西向きのビーチ。ベトナム在住者でも中々お目にかかれない貴重な光景なのです。
そんな貴重な夕暮れの海岸ですから、ブランコなどの映えアイテムが抜かりなく設置されています。
OLYMPUS E-M1MarkII (20mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO800)
我が家の小中学生男子達は映えとか関係なくブランコを発見して遊び始めますが、シルエットで撮るとやはり映えますね。
OLYMPUS E-M1MarkII (17mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO500)
突如浅瀬を漁るおばちゃんたち
と、しんみりと陽が落ちゆく水平線を眺めていると、地元のおばちゃんらしき人達が砂浜に現れました。
かと思うと、おもむろに服のまま海にズブズブ入っていき、浅瀬を漁り始めるではありませんか・・・!
ベトナムではこういう夕日の眺め方もあるのか・・・海と一体になる儀式なのかな・・・などと思いながら近づいていくと・・・
OLYMPUS E-M1MarkII (24mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO320)
そう、これですね!貝を採っていたのです。
OLYMPUS E-M1MarkII (24mm, f/8, 1/60 sec, ISO3200)
バケツを覗き込んでいたらおばちゃん達に笑われましたが、こっちとしては突然服のままズブズブ海に入り込んでしゃがみ込むあなた方の方によっぽど衝撃を受けましたよ(笑)
しかしこの、筆者が密かに「ベトナムのおばちゃん服」と呼ぶ上下お揃いの派手派手しい柄の服、暑いベトナムでは心地が良さそうだな、などと密かに注目していましたが、まさかそのまま水着にもなるとは、想像以上に高機能な服である様です。
そんな筆者の驚きも知らず、ワンコが砂浜で夕涼みをしています。
OLYMPUS E-M1MarkII (44mm, f/3.9, 1/80 sec, ISO800)
フーコック島に降り注ぐマジックアワー
豪快なベトナムのおばちゃんに心奪われている間に、フーコック島に日没が近づきます。やはり水平線近くの雲が夕日を隠してしまいましたが、美しい事には変わりありません。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5, 1/800 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/6.3, 1/640 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (40mm, f/8, 1/200 sec, ISO200)
完全に日が沈んでからも、刻々と色合いを変える空が織りなすマジックアワーを目に焼き付けます。
そのマジックっぷりたるや、豪快過ぎる貝採りを魅せてくれたベトナムのおばちゃん達と甲乙つけ難いレベルです。
さて、この後はフーコックの海鮮とナイトマーケットを味わいに行くとします。
※なお、この日は雲に隠れてフーコック島の本気の夕日を見る事が出来ませんでしたが、最終日の最後の最後に予想もしない形で最高のリベンジを果たす事が出来ました。乞うご期待です。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/6.3, 1/400 sec, ISO200)
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