こんにちは。猫年を迎えたベトナムで街に溢れるブスかわいい猫のオブジェ達を見ながら過ごしている10max(@10max)です。
そう、今ベトナムではテト明け(旧暦正月)を迎え、まさに国全体がお正月気分なのです(ホーチミンはくっそ暑いですが)。
そんな折、20年来慣れ親しんできた懐かしい「あいつ」に、ベトナムで再会しました。
ベトナムでは「卯年」ではなく「猫年」
そもそも冒頭から疑問符が浮かんでいる方もおられるかも知れません。
猫・・・だと?
そう、干支の発祥の地である中国を始め、日本など多くの国でウサギが大活躍する今年2023年ですが、実はベトナムでは「猫年」なのです。
個人的には実家で猫を飼っていた猫フェチなのでこれは大歓迎です(ウサギも嫌いではありませんよ)。
そんな事はどうでも良くて、ベトナムの干支でウサギの代わりに猫が大抜擢された理由には諸説あるようですが、よく聞くのは、
- ベトナムではウサギという動物がマイナーだった
- 加えて中国語の「猫」の発音「mao」がベトナム語の「meo」と似ていた
というものです。
ちなみにベトナム以外でも、チベット、タイ、ベラルーシ、ブルガリアなどでも猫年文化があるそうです。みんな猫大好きだなあ(みんなって)。
ベトナムで活躍していた日本の「招き猫」
さて、そんなベトナムで懐かしい「あの猫」に再会したのです。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/1800 sec, ISO32)
こちらはホーチミンの街を歩いていて見つけた猫年の飾り付けです。
ほら、この猫、いつも慣れ親しんでいたあの猫さんですよね。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/2900 sec, ISO32)
そう、日本でお馴染み、「招き猫」です。
そして、我がお膝元にも居ました。
勤務先で400人ほどの従業員にお年玉を配ったのですが、これはそのポチ袋です。
こちらは手に持っているのは魚ですが、明らかに手招いています。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO125)
招き猫発祥の地は世田谷区の豪徳寺
この招き猫、見慣れているのもそのはず、発祥は日本なのですからね。
下記記事で招き猫の由来を詳しくまとめていますが、発祥の地は東京都世田谷区の豪徳寺というお寺です。
この記事でも触れていますが、実は筆者にとって豪徳寺は非常に縁深く、大学生時代のアパートが近所だった事から始まり、以来20年以上、紅葉などの折々の季節に通っているのです。
その豪徳寺生まれの招き猫の活躍ぶりを、まさか赴任先のベトナムで目の当たりにする日がやって来るとはなんとも嬉しい話。オラ、わくわくすっぞ。
しかも今年は日本ではウサギがもてはやされ、猫が日の目を見ない中で、ベトナムに活躍の場を見出すとは、中々やるじゃないか!遠く日本からベトナムに渡って頑張ってるのは俺たち人間だけじゃないんだな!
ベトナム航空機内誌にも豪徳寺と招き猫の逸話が!
なお、招き猫の起源には諸説あるようすが、先日乗ったVietnam Airlineの機内誌「Heritage」2023年1月号に掲載されていた猫年特集には、日本の招き猫の起源として豪徳寺の逸話が紹介されていました。豪徳寺の招き猫ファンを代表してお礼申し上げます(笑)
ベトナム航空機内誌「Heritage」の全文はこちらからご覧頂けます。
ということで、招き猫に元気をもらったので筆者もベトナムでの仕事・生活にますます精を出したいと思います。猫も人間もグローバル化の時代ですね!(適当)
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