ダージリン/シッキム

ずっと見ていたいコルカタの市内風景 – リクシャー、バス、黄色いタクシー、頭上運搬 | ダージリン・シッキム旅行記②

世界一長い名前疑惑の空港から市内に到着し、早速コルカタの散策を開始する。25年ぶりのインドの喧騒は、五感を通して形容し難い興奮と懐かしさを脳内に流し込んでくる。

※前の記事↓

コルカタに上陸 - 旅人をインドに惹きつける強烈な感覚と共に | ダージリン・シッキム旅行記①
旅のはじまりは憂鬱なものだ。これは旅好きにとっては割と通説ではないだろうか。とりわけ一人旅の直前は、忘れ物やビザ関係など様々な不安に苛まれる中で、誰も背中を押してくれないものだから、SNSで「いいね」を沢山もらうことで重い腰を上げるという愚...

その感覚を、まずは写真を羅列することでお伝えしたい。 ぶっちゃけ文章で伝えるのが面倒

愛すべきコルカタの日常風景をご覧下さい。

路線バス, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (117mm, f/5, 1/125 sec, ISO125)

※今回の旅程など↓

ダージリン・シッキムの魅力と旅プラン - 神峰に抱かれたインドのチベット
前回インドを訪れたのは、筆者がまだ学生だった2000年。今回、四半世紀ぶりのインドです。ナマステダンニャワー。しかし、インドの皆さんごめんなさい。今回求めていたのは、「インドらしからぬインド」でした。かつての「シッキム王国」と玄関口のダージ...

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ずっと見ていたいコルカタの市内風景

我ながら撮れ高がはかどりすぎてキリがないため、本記事では「リクシャー」「路線バス」「黄色いタクシー」「頭上運搬」「その他」という、コルカタを象徴するテーマに沿って掲載したい(後続の記事では果実市場などをお届け予定)。

全てが絵になりすぎて、などといえば陳腐な物言いだが、その通りなのだから仕方がない。

実は25年前にコルカタ(まだ「カルカッタ」と呼ばれていた頃)を訪れた際には、地獄のような食中毒に苛まれており、早くバンコクに渡りたい一心でまともにコルカタの風景を見て歩けなかったので、今回はリベンジの意味合いもある。

最終回 カルカッタからバンコクへの脱出 | 夜行列車と胃痛で駆け抜けた末にインドを振り返る | 旅行記【インド二千年の旅】
地獄のオレンジジュースによる食中毒症状が治まらないまま、バラナシを後にした。向かう先はインドの東の玄関口、カルカッタだ。カルカッタへの夜行列車カルカッタへ向かう夜行列車にて二人組のインド人青年たちと向かい合わせになった。非常に陽気で、写真を...

なお、ずっと見ていたい景色の一つである「黄色いタクシー」は、もうすぐ見られなくなってしまう可能性があるようだ。

リクシャーの男たち

リクシャー抜きにしてインドの風景を語ることはできない。語る必要も無いのだが、やはり撮ってしまうのが、インドのリクシャーである。

荷台の乗客のおじさんが、真剣な顔つきで何かスナッグ菓子のようなものを食べている。インドのおじさんは大抵真剣な顔つきである。

リクシャー, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (200mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO160)

こちら↓は大人数乗車である。何人まで乗れるのだろう。

リクシャー, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (100mm, f/5, 1/160 sec, ISO100)

こちら↓は自転車のない人力車タイプのリクシャーである。

リクシャー, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (111mm, f/5, 1/125 sec, ISO100)

カメラを向けると神妙な面持ちでポーズを取ってくれたドライバーおじ。素晴らしいヒゲである。

リクシャー, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (30mm, f/6.3, 1/100 sec, ISO100)

リクシャー, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (111mm, f/4.5, 1/160 sec, ISO100)

リクシャー, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (82mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO100)

神の化身のような神聖なオーラを纏うドライバーおじがいた。左に写っているオジも味わいのかたまりである。

リクシャー, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (128mm, f/5, 1/160 sec, ISO200)

路線バス

リクシャーと並ぶインドの伝統的交通手段といえばこの過剰装飾のバスである。まだ生存していたようで嬉しい限りである。これはバス会社が公式に装飾しているのだろうか・・・。

なお、バス会社の公式サイトなどをチェックしようかとも思ったが、過剰装飾すぎてバス会社の名前を見つけ出す気にもなれない。

路線バス, コルカタ, インド

SONY ILCE-7C (111mm, f/5, 1/160 sec, ISO100)
地味にアウディのロゴが入っている点も見逃せない

こちら↓は若干おとなしい装飾であるようだ。なぜ個体ごとに装飾が異なるのだろう・・・まさかドライバーの趣味で個人的に装飾しているのだろうか。

路線バス, コルカタ, インド

SONY ILCE-7C (28mm, f/16, 1/15 sec, ISO100)
右に写っているおじからも目が離せない

この茶色いタイプのバス↓も大変味わい深い。異常に長いリアオーバーハングが醸し出す不思議なバランス感もまた絶妙である。

路線バス, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)

バスの間を縫いながら道を行く人々。

コルカタ市内風景, インドSONY ILCE-7C (100mm, f/6.3, 1/125 sec, ISO250)

黄色いタクシー

コルカタの風景を彩る象徴的な移動手段として、インド版イエローキャブ的な存在である黄色いタクシーの存在も忘れてはならない。

イエローキャブ, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (51mm, f/3.5, 1/400 sec, ISO100)

この黄色いタクシーは、インド製の「ヒンドゥスタン・アンバサダー」という車種である。元はイギリスで1954年に発表されたモーリス・オックスフォード・シリーズIIというクラシックスタイルのサルーンをベースとしており、それを1957年よりインドで製造開始したのが、「ヒンドゥスタン・アンバサダー」というわけだ。

イエローキャブ, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (68mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)

大変長い歴史を持つこのアンバサダーだが、やはり時代の波には逆らえず、新しい規制により2026年より順次公道を走行出来なくなる可能性があるようだ。この旅で見納めることが出来たのは幸運だったかも知れない。

頭上運搬の達人たち

続いて頭の上に荷物を乗せて運ぶ人々、頭上運搬の図である。荷物と人間の大きさの縮尺がバグっているような光景が堪らない。

頭に物を乗せる人, インドSONY ILCE-7C (92mm, f/5, 1/125 sec, ISO100)

器用に手離しで運ぶ男。

頭に物を乗せる人, インドSONY ILCE-7C (79mm, f/5.6, 1/100 sec, ISO100)

頭に物を乗せる人, インドSONY ILCE-7C (150mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO200)

一枚の写真に最も多く頭上運搬の男たちが写っていた写真↓

頭に物を乗せる人, インドSONY ILCE-7C (112mm, f/4.5, 1/160 sec, ISO100)

その他路地風景

最後にその他のコルカタ的絶景をまとめてお届けする。

矢鱈とブラザーフッドあふれるフルーツ屋台↓

果物屋台, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (106mm, f/4.5, 1/125 sec, ISO320)

裏ピースを決めてくれた将来イケメン少年たち↓

学校帰りの子供達, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (86mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO160)

冠婚葬祭関係の最中の車だろうか?↓

SONY ILCE-7C (165mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO200)

鬼のように染め物的な何かが干されている路地↓

コルカタ, インドSONY ILCE-7C (65mm, f/4, 1/125 sec, ISO100)

サンダル屋さん↓サダル・ストリートもとい、サンダル・ストリート。

コルカタの露天商, インドSONY ILCE-7C (35mm, f/3.2, 1/40 sec, ISO100)

なんかごちゃごちゃした路地(適当で申し訳ない)↓

コルカタの路地風景, インドSONY ILCE-7C (92mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO125)

なお、本記事の散策エリアは、コルカタ市中心部Central AvenueのGirish Park辺りから、ナコーダ・マスジットに向かう辺りである。

こうして気ままに散策している途中、素晴らしい果物市場に遭遇した。次の記事でご紹介したい。

つづく

(2025年1月25日の記録)

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