世界一長い名前疑惑の空港から市内に到着し、早速コルカタの散策を開始する。25年ぶりのインドの喧騒は、五感を通して形容し難い興奮と懐かしさを脳内に流し込んでくる。
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その感覚を、まずは写真を羅列することでお伝えしたい。 ぶっちゃけ文章で伝えるのが面倒
愛すべきコルカタの日常風景をご覧下さい。
SONY ILCE-7C (117mm, f/5, 1/125 sec, ISO125)
※今回の旅程など↓

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ずっと見ていたいコルカタの市内風景
我ながら撮れ高がはかどりすぎてキリがないため、本記事では「リクシャー」「路線バス」「黄色いタクシー」「頭上運搬」「その他」という、コルカタを象徴するテーマに沿って掲載したい(後続の記事では果実市場などをお届け予定)。
全てが絵になりすぎて、などといえば陳腐な物言いだが、その通りなのだから仕方がない。
実は25年前にコルカタ(まだ「カルカッタ」と呼ばれていた頃)を訪れた際には、地獄のような食中毒に苛まれており、早くバンコクに渡りたい一心でまともにコルカタの風景を見て歩けなかったので、今回はリベンジの意味合いもある。

なお、ずっと見ていたい景色の一つである「黄色いタクシー」は、もうすぐ見られなくなってしまう可能性があるようだ。
リクシャーの男たち
リクシャー抜きにしてインドの風景を語ることはできない。語る必要も無いのだが、やはり撮ってしまうのが、インドのリクシャーである。
荷台の乗客のおじさんが、真剣な顔つきで何かスナッグ菓子のようなものを食べている。インドのおじさんは大抵真剣な顔つきである。
SONY ILCE-7C (200mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO160)
こちら↓は大人数乗車である。何人まで乗れるのだろう。
SONY ILCE-7C (100mm, f/5, 1/160 sec, ISO100)
こちら↓は自転車のない人力車タイプのリクシャーである。
SONY ILCE-7C (111mm, f/5, 1/125 sec, ISO100)
カメラを向けると神妙な面持ちでポーズを取ってくれたドライバーおじ。素晴らしいヒゲである。
SONY ILCE-7C (30mm, f/6.3, 1/100 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (111mm, f/4.5, 1/160 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (82mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO100)
神の化身のような神聖なオーラを纏うドライバーおじがいた。左に写っているオジも味わいのかたまりである。
SONY ILCE-7C (128mm, f/5, 1/160 sec, ISO200)
路線バス
リクシャーと並ぶインドの伝統的交通手段といえばこの過剰装飾のバスである。まだ生存していたようで嬉しい限りである。これはバス会社が公式に装飾しているのだろうか・・・。
なお、バス会社の公式サイトなどをチェックしようかとも思ったが、過剰装飾すぎてバス会社の名前を見つけ出す気にもなれない。
こちら↓は若干おとなしい装飾であるようだ。なぜ個体ごとに装飾が異なるのだろう・・・まさかドライバーの趣味で個人的に装飾しているのだろうか。
この茶色いタイプのバス↓も大変味わい深い。異常に長いリアオーバーハングが醸し出す不思議なバランス感もまた絶妙である。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)
バスの間を縫いながら道を行く人々。
SONY ILCE-7C (100mm, f/6.3, 1/125 sec, ISO250)
黄色いタクシー
コルカタの風景を彩る象徴的な移動手段として、インド版イエローキャブ的な存在である黄色いタクシーの存在も忘れてはならない。
SONY ILCE-7C (51mm, f/3.5, 1/400 sec, ISO100)
この黄色いタクシーは、インド製の「ヒンドゥスタン・アンバサダー」という車種である。元はイギリスで1954年に発表されたモーリス・オックスフォード・シリーズIIというクラシックスタイルのサルーンをベースとしており、それを1957年よりインドで製造開始したのが、「ヒンドゥスタン・アンバサダー」というわけだ。
SONY ILCE-7C (68mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)
大変長い歴史を持つこのアンバサダーだが、やはり時代の波には逆らえず、新しい規制により2026年より順次公道を走行出来なくなる可能性があるようだ。この旅で見納めることが出来たのは幸運だったかも知れない。
頭上運搬の達人たち
続いて頭の上に荷物を乗せて運ぶ人々、頭上運搬の図である。荷物と人間の大きさの縮尺がバグっているような光景が堪らない。
SONY ILCE-7C (92mm, f/5, 1/125 sec, ISO100)
器用に手離しで運ぶ男。
SONY ILCE-7C (79mm, f/5.6, 1/100 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (150mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO200)
一枚の写真に最も多く頭上運搬の男たちが写っていた写真↓
SONY ILCE-7C (112mm, f/4.5, 1/160 sec, ISO100)
その他路地風景
最後にその他のコルカタ的絶景をまとめてお届けする。
矢鱈とブラザーフッドあふれるフルーツ屋台↓
SONY ILCE-7C (106mm, f/4.5, 1/125 sec, ISO320)
裏ピースを決めてくれた将来イケメン少年たち↓
SONY ILCE-7C (86mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO160)
冠婚葬祭関係の最中の車だろうか?↓
SONY ILCE-7C (165mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO200)
鬼のように染め物的な何かが干されている路地↓
SONY ILCE-7C (65mm, f/4, 1/125 sec, ISO100)
サンダル屋さん↓サダル・ストリートもとい、サンダル・ストリート。
SONY ILCE-7C (35mm, f/3.2, 1/40 sec, ISO100)
なんかごちゃごちゃした路地(適当で申し訳ない)↓
SONY ILCE-7C (92mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO125)
なお、本記事の散策エリアは、コルカタ市中心部Central AvenueのGirish Park辺りから、ナコーダ・マスジットに向かう辺りである。
こうして気ままに散策している途中、素晴らしい果物市場に遭遇した。次の記事でご紹介したい。
つづく
(2025年1月25日の記録)
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