アジアローカルフェチの10maxです。
さて、昨年の夏にホーチミンシティ(HCMC)に出張した際に帰りの便まで半日ほど時間があったので、バスで1時間半ほどのところにあるミトーという小さな町を訪れました。お目当てはズバリ
「メコン川を眺めながらランチビールを飲んで帰ってくる」
です!
メコン川には非常に思い入れがあって、一度目は2002年に単身で初めてラオスを訪れた際にビエンチャンとルアンパバンでメコン川に出会い、二度目は2005年に、今度は細君と再びラオスを訪れた際にその雄大な流れを目にしました。
二度目のラオス訪問はビエンチャンのメコン川沿いの屋台で細君にプロポーズをするというオマケ付きことを目的に訪れた程のメコン川フリークです(笑)
そこで、せっかくメコン川にほど近いホーチミンシティに来ているのだからちょっと足を延ばしてみようと考えた訳です。
ミトーはホーチミンから一番近いメコン川沿いの町
さて、ホーチミン市と言えばメコン川にほど近いイメージがありますが、実はホーチミン市自体はメコン川沿いではありません。メコン川を望むには少し近郊まで足を伸ばす必要があります。
ホーチミン発のツアーなどでメコン川を望む町はいくつかありますが、日帰りで行きやすい場所となるとミトーになります。
ちなみにホーチミン市内にも大きな川が流れていますがあれはサイゴン川という別の川ですね。筆者、かつてあれをメコン川だと勘違いしていた時がありましたが、ミトーで見るメコン川はサイゴン川が小川のせせらぎに見えてしまうほどのスケールです!
路線バスでのアクセス
ホーチミンからミトーへ行く方法としてはツアーやタクシーなどいくつかの行き方がありますが、今回ご紹介するのは一番手っ取り早く安価な長距離路線バスです。
Grabでも行けますが、復路の車が捕まらない可能性もあるので一日チャーターしなければならないでしょう。
一方バスで行く場合、運転手に気兼ねしたり予め行先を決めたりする必要もなく、時には徒歩で気分のままにブラつくことが出来るのが魅力です。
路線バスはオンラインで予約・決済可能
路線バスというと敷居が高く旅慣れた人でないと難しいというイメージがあるかも知れませんが、最近では必ずしもそんな事はありません。現代には何せスマホとGrabがありますから(笑)
まず、バスは下記のサイトでオンライン予約、支払いまで済ませられます。決済は、ベトナムのe-Walletもありますが、日本人は基本使えないのでクレジットカードになるでしょう。
料金はバスのクラスにもよりますが、通常は大体65,000ドン(約300円)程度です。
ここで片道7~8百円くらいのバスを選ぶと、1列+2列のキャプテンシートの超快適なバスに出来たり、さらに下の写真一番下の様に1300円くらいのベッドみたいな半個室のバスもありました(笑)
また、座席指定もここで出来ますし、バス乗り場や下りる場所もここで確認することが出来ます。
ただし、トップページや一部の予約ページ以外のページや送られてくるEメールはベトナム語オンリーなので、Google翻訳を使いつつある程度ノリと勢いでやってしまいましょう(笑)
バス乗り場まではGrabが簡単
バス乗り場までは流石に分りづらいので、Grabで行きましょう。
先程のオンライン予約サイトで、自分が予約したバスの乗り場の住所が分かるので、それをGrabの目的地に設定してGrabを呼ぶだけです。
筆者が利用したバス乗り場は、特に立派なバスターミナルとかがある訳ではなく、こんな感じで何のことはない商店の前に唐突にバスが停まっています(笑)
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片道90分ほどの路線バスの旅
こちらがバスの中です。割と快適です。
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ちなみに上の写真に写っている青年、Tomyと車内で仲良くなり、その後もHCMCへ行った際にビールを飲みに行くほどの仲になりました^^
ルートの大半は高速道路です。
と、ここで車窓からプジョー3008を発見!
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こちらは5008!マレーシアでも結構見かけますが、ベトナムでもプジョーは元気です♪
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ベトナム風のお墓。何となく沖縄式のお墓に似ている気がします。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO200)
突然前が良く見えなくなるほどのスコール。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO200)
ミトーに到着!バイクタクシーでレストランへ
そうこうしているうちにミトーに到着します。
こちらではHCMCとは違い、交渉式のバイクタクシーが多いようです。バスを降りるとすぐに声を掛けられました。そんなに交通量も多くないしトコトコのんびり走るので危険は全く感じません。
Apple iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO32)
ネットで検索して予め見つけておいたメコン川沿いの「チュオン ドゥオン ホテル (Chuong Duong Hotel)」の中にあるレストランを目指します。
メコン川ビューが楽しめる「Chuong Duong Hotel」でランチ
バス降り場からバイクタクシーで10分ほどでチュオン ドゥオン ホテル (Chuong Duong Hotel)に到着しました。
そしてついに・・・
ハローメコンリバー!
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ちなみに上の写真で向こう岸のように見えるのは向こう岸ではなく中洲です。中洲の向こうにまだまだあります。
もう雄大すぎてフォントをデカくするくらいしか気持ちを表現する方法がありません。
取るものもとりあえず、ビールです。
ワクワク。
さて、そろそろフォント戻しましょうかね。
OLYMPUS E-M1MarkII (18mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO200)
川の幸もやって来ます。
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お馴染みパパイヤサラダにも小エビが乗ってます。
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揚げ春巻き・・・にもエビさんがチラリ。
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いやもう最っっ高です。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO320)
時間もないので、あとはバス乗り場まで町を散策して帰るだけです。
って「たったこれだけかよ!何しに来たんだ!」というツッコミが入りそうな感じですが、愛しのメコン川にも14年ぶりに再会でき、旨いビールとメコンの幸も堪能でき、これで旅の目的は達せられました。
Chuong Duong HotelのMAP
メコン川のほとりを散策しつつバス乗り場へ
この半日旅の目的であったメコン川のほとりでのランチビールを果たし、川沿いをぶらつきながら人々の様子をパシャパシャしながら帰路に就きます。
川沿いにはこのような小綺麗な遊歩道が設けられていました。
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OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/1000 sec, ISO200)
筆者だけでなく地元の人々もこの悠久の流れに癒やされに来ているようです。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/1250 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (42mm, f/3.9, 1/1250 sec, ISO200)
いやほんと、あなたのこと
海って呼んでいいですか?
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すみません、またしてもフォントを大きくするくらいしか気持ちを表す手段が思いつきませんでした。
色々な船が行き来しています。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/1250 sec, ISO200)
船だけじゃなくこんなものも。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/1000 sec, ISO200)
変わった形のカット。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/500 sec, ISO200)
そうそう、このような、自転車に小型エンジンを積んだ、まさに原動機付き自転車がとても多く見られました。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/1000 sec, ISO200)
日本でもこういうのたまに見かけますよね。あれはオシャレ目的ですが。
帰りも路線バス
さて、そうこうしているうちにバス乗り場に・・・ってほんとにここ?という感じです(笑)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO200)
一応おっちゃんに「バス、ホーチミン!」と言ってみると、「んだんだ」的な感じで答えてくれました。
OLYMPUS E-M1MarkII (32mm, f/3.8, 1/250 sec, ISO200)
最初にミトー行きのバスを予約する際に往復で予約しておけば、帰りのバス乗り場も上記のサイトでチェックする事が出来ます。
筆者は徒歩でここまで戻ってきましたが、バイクタクシーの場合はドライバーに見せましょう。
まとめ
ミトー旅行記は以上です。
ホーチミンから路線バスで安価・気軽に日帰りで来れて、ゆっくりランチとビールを楽しんで、メコン川沿いの地元の皆さんの生活の様子を眺めて・・・もう他に何も要りません。
あ、もしメコン川クルーズとかに興味があれば、その場合はツアーに申し込んでくださいね。
ホーチミンからのツアーもありますし、先程のChuong Duong Hotelでもローカルツアーが申し込めそうでした(ここは自信がないのでご自身でご確認下さい。ダジャレじゃないですよ・・・)。
ほんの短い半日旅でしたが、とても心癒される時間が過ごせるのでホーチミン滞在のアクセントにぜひどうぞ^^
なお、ホーチミンからの日帰り旅行シリーズとして、ビーチリゾートの町「ブンタウ」もおススメです。
コメント
ベトナムにはプジョーが走ってましたか。^^
ベトナムは旧フランス領インドシナなので、いまだにフランスとの縁は強いのかもしれませんね。
昔から興味はある国なのですが、いまだに訪問できておりません。
ホーチミンシティ、私の世代だと『サイゴン』ですね。(;・∀・)
NGOからは直行便がSGNもしくはHANまで飛んでます・・・どちらも21K前後かな。
行ってみたいなあ、ベトナム♪
黒顔羊さん、こんばんは。
そうなんですよ、意外とプジョーをよく見かけますね。
こんなところにもフランス文化が垣間見れるというのは面白いです^^
僕もベトナムは出張では何度も行っているのですが、プライベートでは一度も行ったことがないんです。
一度ゆっくり時間に縛られず色々見てみたいと思ってます♪
21kなら安いですね!ほんとアジアならLCCで気軽に行ける時代になりました。