こんばんは、アジアローカルフリークの10maxです。
さて、筆者は出張でよくホーチミンを訪れるのですが、たまに土日を挟む時もあるので、仕事が落ち着いている時には近郊へショートトリップをするので今回もどこにしようと色々探していました。
そしたら見つかったのがブンタウ。まさかのビーチリゾートですよ、奥さん!
ホーチミンからブンタウへは片道90分ほどで行けるというからまさに日帰りショートトリップには最適。しかもブンタウにはビーチだけじゃなく、割と歴史のある仏教寺院やキリスト教会などの見どころもあるというので、ローカル風情を味わうことも出来そうです。
という事で、ホーチミンから日帰りで行けるビーチリゾートの町、ブンタウへの交通手段と見どころ(しかもビーチだけじゃない!テイ◯ジン!)をご紹介したいと思います。
※文章はそんなに多くないのですが写真多めなのでスクロール量多めです・・・ご了承下さいm(_ _)m
ブンタウ、それは地元の人が行くビーチリゾート
ビーチリゾート・・・だと?
ベトナムのビーチリゾートと言えば、ニャチャンやダナン、フーコック島などが有名ですが、ブンタウというのはあまり聞いたことがありません。
どちらにしてもローカル好きな筆者としては正直なところ、わざわざベトナムまで来て大勢の外国人達がカクテルを傾けながら寛いでいるようなビーチリゾートには、あまり食指が動きません・・・^^;
ところが調べてみると、ブンタウというのはどちらかと言うと海外旅行者と言うよりも基本的に地元の人々が行くビーチだというじゃないですか。ベトナムローカルの人々が行くビーチリゾートとなればどんな町なのか是非とも見てみたいということで筆者の食指はニョロニョロと動き始めたのであります。
ブンタウへの道:ホーチミンから日帰りサイゴン川クルーズがおすすめ
前回メコン川を見にミトーへ行った際もそうでしたが、基本ベトナム国内には鉄道があまり無いため、ホーチミンシティから近郊の町へ行く場合は路線バスが一般的です。
ところがブンタウにはサイゴン川を高速船で下っていくという選択肢がありかつバスよりも所要時間が短いということで、迷わずそちらで行くことにしました(ただしコストはバスの方が安いです)。
主な交通手段の所要時間と料金(本記事公開時点)
所要時間(片道) | 料金(片道) | |
バス | 約2時間 | 100,000ドン程度(約500円) |
高速船 | 約1.5時間 | 280,000ドン(約1,400円) |
時刻表(本記事公開時点)
平日 | 休日 | |
HCMC→ブンタウ | 8:00, 10:00, 12:00, 14:00 | 以前は休日は本数が多かった気がしますが今はコロナの影響か平日と同じになっています。公式HPでご確認下さい。 |
ブンタウ→HCMC | 10:00, 12:00, 14:00, 16:00 |
最新情報はGREENSLINE DPの公式HPでご確認下さい(英語表記もあります。たまにベトナム語と混ざってますがw)。
さて、高速船乗り場まではマラソンで走っていきましたよ。ついに筆者の自撮り初公開!
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/640 sec, ISO200)
すみません、嘘です。乗り場へ行く途中、市内マラソンに出場中のおっさんにカメラを向けたらポーズを決めてくれました(笑)
ホーチミンの高速船乗り場:併設のカフェで寛ぐ
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/500 sec, ISO200)
ホーチミンシティからブンタウまでの高速船は「GreenLines DP」という会社が運営しており、チケット売り場と乗り場はホーチミンシティの目抜き通り、グエンフエ通りがサイゴン川にぶつかる辺りにあります。乗り場にはおしゃれなカフェも併設されています。
場所は下の地図でご確認下さい。
出航までの間ここでしばし寛ぐとします。数年前までベトナムで最も高い建造物であったフィナンシャルタワー(高さ265m)が望めます。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/500 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (25mm, f/8, 1/800 sec, ISO200)
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OLYMPUS E-M1MarkII (27mm, f/3.6, 1/1000 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/4000 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (38mm, f/8, 1/2500 sec, ISO200)
ホーチミン→ブンタウは約90分の快適なリバークルーズ
さて、そろそろ乗船するとします。チケットを確認。座席は全て指定席です。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO400)
船はこちらです。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/400 sec, ISO200)
たまたまですが、向こうの方に写っている高いビルはベトナムで一番高いビル「Landmark 81」です。
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/2500 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/5000 sec, ISO200)
船内はこんな感じで、座敷のようなものはなくみんな座席に座るタイプです。まさにフェリーと言うより高速船といった趣です。
OLYMPUS E-M1MarkII (13mm, f/2.9, 1/60 sec, ISO400)
OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/125 sec, ISO2000)
船内のテレビでは延々と歌詞スーパー付きの歌が流れてました。ベトナムの人はみんな歌が大好きです。
OLYMPUS E-M1MarkII (25mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO1000)
航行はとても快適です。シートの座り心地も快適で、揺れなどは殆どありません。まあ波が無いので当然といえば当然ですね。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO200)
ホーチミンシティの水上交通の動脈なので大きなタンカーなどがたくさん見られます。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/500 sec, ISO200)
建設中の橋。銀河鉄道999を思い出します。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/2000 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/1600 sec, ISO200)
河口から海に出ました!
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/4.5, 1/1600 sec, ISO200)
ブンタウ到着!単身日帰り観光ならバイクタクシーチャーターがお手軽
90分間の快適なサイゴン川クルーズの後、一度海へ出て、ブンタウの港に到着しました。こじんまりとした落ち着いた港町と言う感じで実にいい雰囲気です。
客引きもそれほどしつこい感じではありません。
その辺のバイクタクシーのおっちゃんに頼んで一日回ってもらうことに。値段はちょっとうろ覚えですが、確か30万ドン(1,500円)くらいだったと思います。
メインビーチ「Back Beach」の海は湘南の様なので雰囲気だけ・・・
まずはブンタウのメインビーチ、「Back Beach」沿いの目抜き通りへやって来ました。港からバイクで5分くらい。
目抜き通りといってもキレイなのはホテルくらいで、それ以外はローカルな食堂や商店ばかりという印象です。せっかくベトナムの郊外の町へ来たのですからこうした雰囲気はいいですね(綺麗なリゾート目当てなら他のビーチの方がいいかも^^;)。
ビーチはこんな感じ。
海自体はそこまで透明度は高くなく、湘南のイメージに近いものでした(笑)砂が茶色いというのも影響しているかも知れません。なので「南国の白い砂と青い海」を期待しすぎない方が良いと思いました^^;
ビーチ沿いには広い遊歩道が設けられ、ベトナムの人々が思い思いに憩いの時を楽しんでいました。
アジアといえばこれ!WALL’Sのアイスクリーム屋さん。ユニリーバグループですが、このマークと独特の音楽を聴くとタイやベトナムを思い出します。
WALL’Sアイスクリーム屋さんの妙に頭に残る音楽はこちら↓
ベトナムで初めて見たかも知れない自動販売機。破壊されないのかな。
昼食はやはりシーフード・・・でも生ものや貝類にはご注意
さて、昼ごはんです。
バイクタクシーのおっちゃんに「シーフードが食べたい」と言ったらここへ連れてきてくれました。
「Hai San Lang Chai Pho Nuong」
生け簀があります。
店内には何故か桜と富士山の絵が^^
デカい氷入りのビールとシーフードスープを飲みながら外を眺めます。
生ぬるいビールが出てきたらジョッキを指差して「ダァーー!(氷)」と言えば氷を入れてくれます。
全部出揃いました!
店内に居た男の子と目が合ったのでパシャリ。
さて、実はこの日の夕方からお腹を壊してしまいました。やはり貝が駄目だったものと思われます。
実はブンタウ付近の海にはホーチミン方面からの排水が混ざっており、ノロウイルスなどの不安もあるそう。
ノロウイルスは熱に強いので、生の魚介類や、火が通った料理であっても貝類は避けておいた方が良いかも知れませんね^^;
ビーチだけじゃないブンタウの見どころ
ビーチだけじゃないテイジ◯ン!・・・もといブンタウの魅力、それは、このような郊外の小さな町でも仏教とキリスト教の両方の歴史的名所を訪ねられる点です。いずれも建築物だけでなく静謐な雰囲気、地元に愛されている風情含め見応え満点です。
ブンタウ最大の仏教寺院「Chua Pho Da(普陀山観音菩薩寺)」
他のブンタウ関連の情報サイトでは「タウ寺」といった通称でも紹介されていますが、それだとGoogle Mapでも中々見つけられませんし、バイクタクシードライバーにも通じない事が多いようです。
「Chua Pho Da」でも複数の候補が出てきてしまうので、「Phổ Đà Sơn Quan Âm Bồ Tát Tự」でGoogle Map検索すると上手く見つかると思います。
幹線道路沿いにいきなり総門が現れるので見逃すことはないでしょう。
ブンタウのシンボルの一つ、大きな如来像です。(もっといい呼び名あるのかも知れませんが・・・)
若い女性も熱心にお参りしています。
サル?鳥?羊?
爪を切っています。
こういう場所は子供たちにとっても良い遊び場所になっているようです。
堅気に見えないのは筆者だけでしょうか。
本堂の周りにはお釈迦様の物語が描かれています。アジアの寺院でよく見かけますね。
真ん中の彼、めっちゃ楽しそうです。悟りでも開いたのかな。右の黒い動物も怪しげですね。
周りの人達めちゃくちゃ悲しそう。涅槃っていうやつかな。
地元の方でしょうか。敬虔、という言葉がぴったりです。
海を見守る如来像。この寺院の建立には大漁と海の安全を願う目的もあったようです。
上でも書いた通り、他の情報サイトの「タウ寺」ではMapでヒットせず苦労しました。下の地図をご参照下さい。
丘の上のマリア像の元で展望を楽しめるキリスト教会「Bai Dau Church」
こちらもやはり他の情報サイトなどで調べると「マリア像」「マリア教会」といった通称でも紹介されていますがそれでは上手くGoogle Mapにヒットしないので、「Bai Dau Church」という簡易ベトナム表記の名称でGoogle Map検索すると見つかります。
さて、教会の敷地内に入ると芝生と花々の綺麗な庭園が広がっています。アジアのキリスト教会に来ると、一瞬そこがどこの国なのか分からなくなる感覚があります。
やはりここも子供達の遊び場になっています(笑)
マリア像に向かう石段です。ひぃひぃ。
ふう・・・
と、振り返ると素晴らしい光景が広がっていました。
OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/800 sec, ISO200)
サルが沢山いました。
丘を降りたところに礼拝堂があります。
誰もいないのかな?と思ったら学生さんが勉強をしていました。
ホーチミンから日帰りで行けるビーチリゾート、ブンタウ:まとめ
ブンタウの町、いかがだったでしょうか。
海自体はそれほど綺麗ではありませんが、ドンナイ川の高速船クルーズやビーチ沿いで憩うベトナムの人々、豊富なシーフード(貝には要注意だけど)、そして喧騒から離れた仏教寺院や教会の静謐な雰囲気、それらが小さなエリアに凝縮されているので、ベトナムのローカルなビーチの雰囲気を味わえるホーチミンからのデイトリップ先としては最適な町の一つだと思います。
ぜひ一度足を運んでみて下さい^^
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