ホーチミン発1泊2日メコンデルタの旅。前の記事では観光プランや見どころをご紹介しました。
本記事では、この旅で最も肝要な、宿泊先をご紹介します。何と言ってもメコンデルタの旅ですから、「いかにメコン川を満喫できる宿に泊まるか」に尽きます。
メコン川沿いに位置し、部屋の前でも食事の際にもビールを飲みながらでも、飽きるほどにメコン川の絶景を楽しめてリーズナブルな神コテージ・・・そんなワガママを叶えてくれたのが今回宿泊した「Mekong riverside homestay」です。
あくまでも個人的好みですが、「ここに泊まっておけばメコンデルタの旅は優勝間違いなし」と敢えて言ってしまいましょう。
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今回の宿に求めた条件と探し方
今回のメコンデルタ旅の宿探しにおいて、求めた条件は以下の通りです。
- メコン川の絶景が楽しめる川沿いの立地
- メコンデルタの自然を感じられるコテージ/ホームステイタイプ
- 家族4人1部屋のファミリー部屋
- 予算1部屋5000円前後
- カヤックやボートツアーなどの現地ツアーアレンジ可能
改めて書き並べてみると何だか欲しがりさんですね・・・。いいんです、旅は現実逃避なのですから欲張っておきましょう。
探してみて気づいたのですが、実はメコンデルタの宿と言っても、川沿いの絶景が眺められる物件は思いのほか多くないのです。地図では何となくメコン川に近いと思いきや意外と宿からは川が見えなかったりして、そこに泊まっているだけでは単にベトナム南部の田舎に泊まっているだけ、という雰囲気のところも多いです。
なので、Booking.comなどで川沿いの景色が良さそうな宿を探し、更にその宿の提供画像や、Googleマップに投稿された画像などをチェックしつつ、絶景を堪能できそうかを確認します。
更に、出来ればその眺望を自分の部屋から見られるともっと嬉しいので、Booking.comで宿泊予定の部屋の写真を確認します。こちらは後で宿オーナーさんとのやり取りの中でも再確認します。
全ての宿探しにおいてここまで確認をしている訳ではありません。が、今回の様に絶景がポイントとなる様な場合には大事です。
これで、上のポイントの1〜4番、景色や宿の雰囲気、部屋のタイプ、予算までは確認出来ました。
後は宿のオーナーさんと直接メッセージをします。Booking.comのメッセージ経由でZaloを交換して、メコンデルタの現地ツアーを宿でアレンジして貰えるかを確認しました。今回、子供達の希望で自分でカヤックを漕げるアクティビティを入れたかったので、それが組み込み可能かも事前に確認しました。実は宿によってはそカヤック体験のアレンジが出来ないというところもあったのです。
メコン川沿いの絶景コテージ「Mekong riverside homestay」
こんなワガママボディを受け入れてくれた絶景神コテージ「Mekong riverside homestay」の特徴をご紹介していきます。
なお、今回宿泊した4人用のファミリーコテージは、税込1,100,000ドン、昨今の円安レートで6千円ちょっとでした。4人でこの値段なので価格だけ見ても十分リーズナブルですが、以下でご紹介する内容を踏まえると、神特価と言えます。
何はさておき、眼前のメコン川の絶景
まずは神立地、これです。
宿へのアプローチからして、対岸のビンロン市街から宿オーナーさんのボートでのアクセス。半分川の中に建っている高床式の建物達が、Mekong riverside homestayです。これだけで、オラ、ワクワクすっぞ。
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ボートを降りて敷地内に上がると、バーカウンターや食堂が並んでいます。この眺望での食事やお酒、期待しかありません。
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ここでのビールや食事、想像するだけでニヤニヤが止まりません。
そして想像だけでなく実際に頂くと、幸せが王蟲の大群のごとく群れをなしてやって来た感覚に襲われます。
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夜なんてもう雰囲気だけでTiger Beer10本くらい飲めそうです(飲みました)。
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食堂を過ぎて、客室のコテージの方へ向かいましょう。こちらが今回宿泊したクイーンベッド2台のコテージ。メコンデルタ伝統のヤシ葺き屋根の家屋、もはや味わいしかありません。なおこの建物には手前と奥、2部屋あります。
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客室からもメコン川の雄大な絶景を独り占めできます。
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川沿い以外にもコテージがあります。部屋タイプ等によって異なるので、川沿い希望の場合は予約時に確認しましょう。ただ、川沿いでなくても、食堂に出ればすぐに絶景を楽しめるのでどちらでも良いかも知れません。
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清潔なコテージ客室内
伝統的なメコンデルタ建築のコテージ内は清潔です。
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夜も灯りを点けると中々に明るい。蚊帳が付いていますが、10月の気候の割に予想外に虫は少なかったです。
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エアコンで快適。とは言え朝晩はクーラー無しでもさほど暑くはなく快適です。ホーチミン市内もそうなのですが、バンコクより南に位置するほどの南国なのに不思議です。
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冷蔵庫に電気ケトルもあります。
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バスルームはトイレと一体型のよくあるタイプ。トイレはもちろん水洗で、ベトジェット(ハンドシャワー)も付いています。
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ご当地料理
ご当地料理も満喫できます。こちらは到着してすぐの昼食のバインセオ。
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クライマックスはもちろん夜。メコンデルタ名物エレファントフィッシュを中心に様々な家庭料理が並びます。ちなみにこれだけ豪勢なご当地料理が並んで、1人当たり20万ドン(千円強)は驚き!
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これは翌朝のヌードル。豚の出汁が効いた優しいスープが染み渡ります。
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こちらの川魚の煮付けもメコンデルタ名物。白米が進みすぎて大変な逸品です。
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ビールやソフトドリンクなどの飲み物はこちらのバーから自由に取り、頼んだ分を板にチョークで自分で書き込みます。ベトナムではよく見る性善説システム^^
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レンタサイクルや他の施設
宿ではレンタサイクルも貸してくれます。何となく沖縄の様な懐かしい南国の農村風景を、ゆっくり風を感じなら見て回れるサイクリングはかなりお薦めです。
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利用はしませんでしたが、マッサージやネイル、スパもありました。
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部屋の外のトイレも綺麗でした。
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現地ボートツアーアレンジ
現地でのメコン川ボートツアーも、宿のオーナーさんにアレンジをお願いする事が出来ます。しかもオーナーさん自らボートを操縦して連れて行ってくれるので、可能な限り希望のアレンジを組み立ててくれます。
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メコンデルタ定番のレンガ工場やココナッツキャンディ工場見学はもちろん、今回は子供達が大好きなカヤック体験を組み込んでもらいました。
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ホーチミンからの車アレンジ
ホーチミン市内から宿までの車も宿オーナーさんを通してアレンジして貰いました。1人旅なら長距離バスとGrabで来るのが最もリーズナブルですが、今回は家族4人旅でかつ1泊2日の弾丸旅なので、時間効率を優先して車をお願いしました。
料金は片道1,800,000ドン(約1万円)。バス+Grab(概ね1,000〜2,000円程度)よりはかなり高いですが、実は4人で割るとそこまで大きくは変わらず、移動だけで細君や子供達が疲れてしまう可能性を考えると、良いオプションです。
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オーナーさんが素朴で親切!- 事前にチャットでコミュニケーション
こうした現地ツアーや移動手段等に関するコミュニケーションはZaloやWhatsappなどのメッセージングアプリで行います(Booking.com等のメッセージを通じて交換します)。
料金やアクティビティの内容など、事前に細かいことまで意識合わせをしておけるのでとても安心ですし、それと同じくらい大事なのは、そうしたやり取りを通じて宿側の雰囲気が何となく伝わってくること。今回の「Mekong riverside homestay」では、オーナーさんの素朴で親切な人柄が伝わってきて、行く前から安心できました。
余談ですが、独学の英語を一生懸命駆使してる様がめちゃくちゃ伝わってきて微笑ましいです。彼に訊いてみたら本当に旅行者と話しながら学んでるらしい。すごいなー!
激しくお薦め!メコンデルタの魅力詰まった絶景コテージ
ということで(どういうことだ)、メコンデルタの魅力がこれでもかと詰まり過ぎた絶景コテージ「Mekong riverside homestay」のご紹介でした。ひとまずここに宿泊すれば、その時点でメコンデルタの魅力の大半を味わうことが出来ると思います。
詳しい情報や予約は下記を御覧下さい。
この後は引き続き、旅行記をお届けしたいと思います。
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(宿泊:2023年10月21〜22日)
つづき↓
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