昨年10月(もう半年前・・・遠い目・・・)、ホーチミン市発1泊2日のメコンデルタ旅行に家族で行ってきました。
メコン川をひたすら満喫するため、雄大なメコン川の絶景を楽しめるコテージと現地アクティビティを軸とした、ゆったり旅です。
※メコンデルタ旅行記記事一覧↓
メコンデルタの魅力と旅先に選んだ理由
そもそも「メコンデルタ」とはそもそもどこを指すのか、というお話ですが、Wikipediaによると、
メコンデルタには、中央直轄市のカントーと、以下の12の省が属している。
ロンアン省、アンザン省、ドンタップ省、ティエンザン省、キエンザン省、ヴィンロン省、ベンチェ省、チャーヴィン省、ソクチャン省、ハウザン省、バクリエウ省、カマウ省
とのこと。地図で表すと下のオレンジで囲った部分がメコンデルタと呼ばれます。
一言で「メコンデルタ」と言ってもこのように割と広大な訳ですが、今回はメコン川沿いのビンロン(Vĩnh Long)という町のコテージに宿泊しました。
ところで、ホーチミン市というとメコン川の下流に位置すると思われがちなのですが、実は上の通りメコンデルタそのものには含まれておらず、お隣さんという感じ。ホーチミン市はドンナイ川という別の大きな川とその支流のサイゴン川の下流の街ですね。
さて、今回(もう半年前だけど)メコンデルタを旅行先に選んだ理由は主に2つあります。
ベトナム南部の真髄が凝縮された古き良きメコンデルタ
メコンデルタはベトナム南部の特徴をギュッと凝縮したような場所です。
ベトナムを米輸出量で世界2位の地位に押し上げ、ベトナム南部料理の多くを支える米の生産を支えているのが、この肥沃なメコンデルタの広大な稲作地帯です。
ベトナム南北の人々の容貌の違い(同じキン族でも南北でやや顔立ちが異なる)の要因の1つである、クメール系の人たちが多く住むのもこのメコンデルタです。
メコンデルタはこのように、遠い昔から稲作を営み、カンボジアの文化とも混じり合いながら、ベトナム南部の文化と胃袋を支え続け、そして今もその色を濃く残しています。そんな長閑な田園風景は、日本人にとってもどこか懐かしい、古き良き空気感を醸し出しているというのも魅力です。
実は2019年に一度、軽く日帰りでメコンデルタのミトーという町を訪れているのですが、その時は「メコン川を眺めつつビールを飲む」という適当かつピンポイント過ぎる目的の旅だったため、改めてゆっくりメコンデルタを満喫してみたかったのです。
家族のルーツ、メコン川をベトナムでも見せたかった
もう一つはひどく個人的な理由です。話すと1分くらいかかるのでここでは省略しますが、今の家族はラオス・ビエンチャンのメコン川のほとりでスタートしました。詳しくは下の記事を・・・
そんな母なるメコン川が大いなる大団円を迎え海に流れ出る地が、ベトナム・メコンデルタなのですから、家族がベトナムで暮らしている間に一度は連れて来ない訳にはいきません。
家族と言えば、メコン川の支流で自分でカヤックを漕げるというのも、特に子供達が楽しめる旅先として魅力的でした。
メコンデルタ1泊2日の観光プランと主な見どころ
今回のホーチミン発1泊2日の旅程と見どころをご紹介します。旅行期間は2023年10月21日〜22日です。
メコンデルタと言っても広く、今回宿泊したのはビンロン(Vĩnh Long)と言う場所。ホーチミン市内から車でおよそ2時間ほどです。
ホーチミンからビンロンまでの移動方法はいくつかあり、1人旅なら長距離バスとGrabを駆使して行くのが最も一般的かつ経済的ですが、今回は家族4人での移動だったので、ビンロンの宿でチャーター車をアレンジして貰いました。
個人的に良かったのは、1日目のカヤック体験と2日目のサイクリング、そして宿泊した絶景宿そのものです。宿については別記事で詳しくご紹介します。
<1日目> | ||
午前 | ホーチミン市からビンロンへチャーター車で移動 | |
午後
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宿で昼食
メコン川クルーズ SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO100) レンガ工場見学 SONY ILCE-7C (67mm, f/4.5, 1/80 sec, ISO2500) ココナツキャンディ工場見学 SONY ILCE-7C (41mm, f/3.2, 1/50 sec, ISO250) カヤック体験 Apple iPhone 15 Pro (2.22mm, f/2.2, 1/800 sec, ISO50) 宿で夕食:エレファントフィッシュなど |
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宿泊 | Mekong riverside homestay | |
<2日目> | ||
午前 | メコン中洲サイクリング | |
午後 | ホーチミン市へチャーター車で移動 |
ではしばし、メコン川の絶景と、どこか懐かしいベトナム南部農村風景の旅にお付き合い頂ければ幸いです。
つづき↓
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