あれは学生時代最後の冬のことでした。
生まれて初めて一人でバックパックを背負い、ビーチサンダルで冬の東京を飛び立ち、混沌と熱気のアジアへ向かったのです。
それは2000年の冬、インド(およびカンボジア)への3週間あまりの旅。
筆者の価値観さえも変えることになったあの旅。
いや、変えるというより、「あやふやだった筆者の価値観を確立する」契機となったあの旅。
いつかアーカイブの中から引っ張り出してあげたいとずっと心に引っかかっていました。
そして図らずも訪れた新型コロナウイルス騒動。
檻に閉じ込められて物理的にはどこへも行けない今、当時の手記と銀塩写真をデジタルに再構成することで、せめて心を20年前のかの国に解き放とうと思い立ちました。
幸か不幸かここに辿り着いたあなたに、もしここでインドの地に思いを馳せて頂くきっかけをご提供できたなら、それほど嬉しいことはありません。
OLYMPUS E-M1MarkII (25mm, f/1.4, 1/320 sec, ISO200)
※本連載は西暦2000年のインドバックパック旅の旅行記を本ブログ向けに起こしたものです。記載内容は当時の手記そのものであるため情報は当時のものであると共に、筆者が学生だった頃の稚拙な文章であることを差し引いてご笑覧頂ければ幸いです。
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