「象のテラス」を支える怪鳥「ガルーダ」
清掃をしていた地元の女性達。背後では石塀が少しずつ樹木に侵食されているのが見える。
このようにかなり崩壊の度合いが激しい遺跡もある。
音楽に合わせて踊っていた子供たち。なぜ踊っていたのかはよく分からない。
樹木と一体化した門。菩薩の顔は、大木に侵食されることによる苦悶の表情か、それとも自然に帰ることを喜悦する表情なのか。
遺跡の名前は忘れてしまったが、比較的状態のよい遺跡だった。
過去千年の間、そしてこれらかもずっと、誰かがこうして花や線香を供え続けるのだろう。
大樹スポアンに侵されつつあるタプローム遺跡。数百年の時は、クメール文化最高の結晶さえも否応なく元の大地へと還していく。
むしろ人の手になるものを自然に還そうとしているかのようだ。
ブレスレット売りの少年。「龍安」のTシャツがイカす。
名前を忘れてしまった。
バンテアイ・クデイのテラス。このむこうには王の沐浴池とされた人造湖「スラ・スラン」が広がる。
900年前に「宇宙の中心」を作り上げた王朝は人の手で湖まで作り上げてしまったのだ。
しかしそれも再び自然の一部に還ろうとしている。
本日のお宿
インドからの胃痛腹痛持ち越しのため記録なし・・・
本日の出費
インドからの胃痛腹痛持ち越しのため記録なし・・・
[2000年12月5日]
※本連載は西暦2000年のインド〜カンボジアバックパック旅の手記を本ブログ向けに起こしたものです。記載内容は当時の手記そのものであるため情報は当時のものであると共に、筆者が学生だった頃の稚拙な文章であることを差し引いてご笑覧頂ければ幸いです。
紺碧と赤土のコントラスト – アンコール・ワット 記事一覧
カンボジア・アンコールワット旅行記@2000年
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インド二千年の旅
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旅行記【インド二千年の旅】プロローグ
あれは学生時代最後の冬のことでした。 生まれて初めて一人でバックパックを背負い、ビーチサンダルで冬の東京を飛び立ち、混沌と熱気のアジアへ向かったのです。 それは2000年の冬、インド(およびカンボジア)への3週間あまりの旅。 筆者の価値観さ...
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