ミャンマー

マンダレーからバガンへの船旅 | ミャンマー旅行記【三角屋根の並ぶ地平線】

マンダレー バガン フェリーSONY CYBERSHOT (6.1mm, f/2.8, 1/55 sec, ISO100)

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マンダレーからバガンへはエーヤワディー川を下る

マンダレーとバガン、この二つの町を結んでいるのが、ミャンマーの大動脈、エーヤワディー川である。かつてマンダレーが都であった時代には「マンダレーへの道」と言われていたほどである。

しかし今回はマンダレーから出発して南へ下るのであるから、「マンダレーからバガンへの道」として活用させて頂く。実際、マンダレーからバガンへは川をフェリーで下るのがかなりメジャーな方法となっている。

マンダレー バガン フェリーSONY CYBERSHOT (6.1mm, f/2.8, 1/45 sec, ISO100)

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フェリーから日の出を眺める

4時半に無事起床。バガンへの船は6時発である。
ここがまず筆者の鬼門であったが、昨日お坊さんと語り合い聖人の域に近づいた筆者にはもはや何の恐れることもない。

しかしオンボロのブルータクシー(小さい軽トラの荷台に幌がかかっている)で船付場へ来て見ると、既に地元民であふれている。さすが敬虔な仏教徒の国、筆者並みの聖人がゴロゴロいるようだ。

旅行者も、筆者のほかに西洋人が7~8組乗船している。

船は意外と大きなフェリーで、3フロアほどに分かれていて、2/3階のデッキは外国人専用となっている 。

 

ショボい汽笛と共に船が岸を離れる。

出航してしばらくすると、太陽が登ってくる。

岸辺のシルエットが美しい。

マンダレー バガン フェリーSONY CYBERSHOT (6.1mm, f/4.8, 1/490 sec, ISO100)

その後、デッキのリクライニングチェアーにどっかと腰をおろして身体を焼く。

しばし川からの景観を楽しむ。

マンダレー バガン フェリー

SONY CYBERSHOT (6.1mm, f/9.6, 1/490 sec, ISO100)
ワンショットの中に異常な数のパゴダ

マンダレー バガン フェリー

SONY CYBERSHOT (18.3mm, f/14, 1/700 sec, ISO100)
ベンガル風の帆掛け船

マンダレー バガン フェリー

帆の無い船も

マンダレー バガン フェリー

SONY CYBERSHOT (16.6mm, f/14, 1/640 sec, ISO100)
背の高いヤシの木風

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米国人兄弟と「アメリカ・ジン」を呷りながら駄弁る

やがてデッキで、一人の米国人と懇ろになった。
彼の名はデンバー、31歳。ホノルルでバーを開いているという。

彼は缶コーラにジム・ビーム(バーボン)を混ぜたものを筆者に振舞ってくれ、共に飲みながら適当なことを語り合った。

ちなみに、ジンをコーラで割ったものは「アメリカジン」と呼ばれる、という噂をかつて耳にしたことがあるが、真偽のほどは定かではない。

やがて彼の弟でミシガン大学を卒業したばかりの無職のジョージや、彼らのガイドのミャンマー人のおねいさんも加わり4人でランチをとる。

ジョージは大学で映画について学んでおり、今後もその道で食っていこうと目論んでいるらしい。

最後に記念撮影をした。愉快な時間であった。

マンダレー バガン フェリー

ミシガン大卒のジョージは「HARVARD」というロゴのTシャツを着ていた。

なお昨日はお坊さんと、今日は米国人と長々と語らっているので筆者が語学に長けているという誤解を与えてしまうかもしれないが、筆者は帰国子女でも無ければ海外勤務もしたこともなく、1秒たりとも海外に住んだことなない。日本的英語教育100%培養人財である。

しかし、こうして日本の外に身を投げ出してしまうと何やら肝が据わり、何とか話せてしまうのだから日本の英語教育とて捨てたものではないだろう。

その後、米国式の大富豪(大貧民)のようなトランプゲームをたしなんでいるうちに、予定より2時間ほど早くバガンに到着、彼らと別れる。

およそ7時間か8時間ほどの航行であったろうか。「アメリカ・ジン」を飲み過ぎたので定かには覚えていない。

そしてその頃筆者の身体は、必要以上に焼け焦げていたのであった。これは後々、あまりにも手痛い失敗であったと悟るのである 。

 

[2003.9.27]

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