こんにちは。ベトナム生活も半年を過ぎた10max(@10max)です。
「ベトナム人お薦めローカル飯」と題してガイドブックに載っていないローカルベトナム料理屋をご紹介するこのシリーズ、第2弾はベトナムローカル定食の代表選手「コムタム」の名店「Com tam Mai(Cơm tấm Mai)」をご紹介します。
シリーズの主旨通り、ベトナムに数ある美味しいコムタム屋の中でも、現地のベトナム人お薦めの「ひときわ美味しい」コムタム屋です。
なお、ホーチミン市内のローカルグルメのまとめはこちらを御覧下さい。
ローカル定食の定番コムタムの名店「Com tam Mai」
「コムタム(Cơm tấm)」はベトナム南部では定番中の定番の定食メニューで、日本で言うところの生姜焼き定食的な感じ(適当)。街中では頻繁に「Cơm tấm」の看板を見かけます。
ベトナム語で「コム(Cơm)」は「お米」のこと。コムタム(Cơm tấm)は直訳すると「砕き米、Broken rice」を意味しますが、一般的にはこの砕き米の上に豚肉や目玉焼きなどを乗せたプレート定食料理のことを、通称「コムタム」と呼びます。
ホーチミン4区のローカルエリアにある隠れ名店
赴任して間もない頃、ベトナム人の友人が
「美味しいコムタムの有名店に連れて行ってあげる」
と言うので、バイクの後ろに乗せてもらってやって来たのがホーチミン市4区のこの路地です。
SONY ILCE-7C (70mm, f/4, 1/80 sec, ISO250)
ホーチミン市の中でも4区はローカルなエリアとして知られます。
比較的収入水準の低い人が多く住むため「スラム街」と呼ばれる事も多いのですが、逆に言えばベトナムのローカル飯屋好きならば外す事が出来ない魅惑のエリアでもあります。
そんなホーチミン4区の下の写真の場所でバイクを停めた友人が
「着いたよ」
と言うので辺りを見回しましたが、有名店の「ゆ」の字も感じられません。
しかし、よく見ると色褪せた緑色の字で「CƠM TẤM」と書かれた地味な看板が・・・
まさか、と思っていると、やはりそのまさか、この店の前の折りたたみテーブルに着席する友人。
「有名店」の店頭ではパジャマのような服を着たおばちゃんが一人腕を振るっているだけです。しかし何故か「このおばちゃんの作る料理なら不味い訳がない」と確信させる空気感が漂います。
ともかく、英語など1mmも通じないので他の人が食べているのを参考にしつつ友人に注文を任せ、やがて出てきたのがこちら!
ドーン!!
Apple iPhone 12 Pro (6mm, f/2, 1/70 sec, ISO200)
パラパラの砕き米の上に骨つきの豚肉や目玉焼き、野菜などが盛られた1枚プレートの乗っけ飯。
ジューシーな肉汁と甘辛いタレが砕き米に染み込んで、時を忘れて掻き込んでしまいます。もう美味しくない訳がありません。
お値段はコムタムとスープ、冷茶の3点で70,000ドン(350円強)。
なお、このように豚リブ肉が乗ったコムタムは特に「コムタムスン(cơm tấm sườn)」と呼ばれます。
下の写真は後日日本人の同僚と昼に訪れた際のもの。既に店の前は一杯だったので横の路地裏にテーブルを出してくれました。どこでも同じに見えるベトナムのローカル飯屋も、美味い店は口伝てで評判が広がるので常に混んでいるのです。
しかしこの路地の雰囲気もまた最高ですね。
「Com tam Mai」のアクセス
場所は下の地図の辺り。実はホーチミン市の観光名所が集まる1区からもタクシーやGrabならほど近い立地にあるので、4区のローカルな雰囲気に興味があれば定番のコムタムをあじわいがてら訪れてみては如何でしょうか。
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