こんにちは。バインミーを食べると周囲1m四方にパンくずの結界を生み出せる10max(@10max)です。
たまたまホーチミン7区の自宅近くにあり、後で実は40年以上の歴史がある老舗有名店である事を知った、ホカホカ&サクサクパンが絶品で具のバリエーションが豊富なバインミー専門店「Bánh mì 362」をご紹介します。
パンくずの結界が出来るのはパンがサクサク過ぎるから、という説もあるほどです。下らないことを言っていないでサクサク先へ進みましょう。
なお、「Bánh mì」を「バインミー」と発音するのはベトナム北部で、ホーチミンなどの南部では「バンミー」に近い発音になり、「バインミー」と言っても通じない事がしばしばあります。が、日本では「バインミー」が一般的なので便宜上本記事でも「バインミー」で進めます。サクサクと進めます。
※ホーチミン市内のローカルベトナムグルメのまとめはこちらを御覧下さい。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5, 1/30 sec, ISO500)
種類豊富なHCMCのおすすめバインミーの老舗「Bánh mì 362」
「Bánh mì 362」はたまたまホーチミン7区の自宅近くで見つけたバインミー専門店でした。
普通に美味しいな〜、と思って多用していたのですが、調べてみると実はホーチミン市内では中々名の知れた老舗であることが分かりました。
Bánh mì 362は1980年頃、ビンタン区のバクダン通り362番地に創業しました。その後創業の店舗は廃業したものの、現在までに1区に1店舗、7区に2店舗、旧2区(現トゥドゥック市)に2店舗の計5店舗を展開しています(それぞれの店舗の場所は最後にご紹介します)。店舗がキレイなので新興系かと思っていましたが、そういう歴史の変遷を辿っていたのですね。
外観と店内(7区CẢNH VIÊN店)
筆者が通っている7区の「CẢNH VIÊN店」を例にとってお店の様子をご紹介します。
7区には2店舗あり、1つは韓国人街の近く、もう一つは日本人学校の近くです。こちらの「CẢNH VIÊN店」は日本人学校の近くの店舗です。
中々お洒落な外観ではないでしょうか。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/470 sec, ISO32)
店内はこんな感じ。お洒落なだけでなく清潔感もあり、外国人でも安心して利用できる感じです。また、若い店員も多いので英語も通じます。皆が筆者のようにベトナムの風呂椅子に漬かっている訳ではありませんからね。
実際この店に来ると、欧米系の住民も頻繁に買いに来ている様子を目にします。そもそもバインミーという料理自体が他のベトナム料理に比べると欧米人にも受け入れられ易いでしょうしね。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/100 sec, ISO160)
イートイン、持ち帰りのどちらも可能です。サクサクホカホカを最大限に味わうためには店内で食べたいので、広い客席が有るのは嬉しいものです。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/100 sec, ISO80)
メニュー:ベジタリアン含む13種類のバインミー!
まずはバインミーのメニューです。Bánh mì 362の魅力の1つは何と言ってもバインミーの具の種類の豊富さ!
通常のバインミーだけで11種類ある上に、ベジタリアンメニューも2種類提供しています。
また、「Bánh Mì Que」と呼ばれるスティック状の細長いバインミーもあります。「Que」というのはベトナム語で「小枝」的な意味だそう。小腹がすいた時のおやつにちょうど良さそうです。
それ以外にもトッピングをカスタマイズできたり、辛いのが苦手な場合は「ノー・チリ」等といえば唐辛子抜きにしてくれます。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/100 sec, ISO100)
こちらはドリンクメニュー。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO64)
注文時に「焼いてね」とお願いしよう
なお、基本的には最後にオーブントースターでホカホカに焼き上げてくれるのですが、たまに店員さんによっては焼いてくれない場合があります。忘れちゃうんですかね・・・
なので、注文時に「Could you bake it?」などとお願いするようにしています。また受け取り時にも温かいかどうか確認しましょう。やっぱりホカホカの方が美味しいですからね♪
Apple iPhone 12 Pro (6mm, f/2, 1/50 sec, ISO200)
実食!絶品バインミー
ではいくつかの主な推しバインミー達を実食していきます。
Bánh mì 362のバインミーは、パン自体のサイズがバカでかい訳ではないのですが、パンの大きさに対して具がたっぷり詰まっているのが魅力です。
⑩BANH MI 362 (Fried Quail Egg + Ham + Chicken)
まずは店名を冠するシグネチャー、その名も「Bánh mì 362」です。オーソドックスなバインミーという感じでしょうね。
ジューシーでボリュームたっぷりの具とホカホカパンのギャップとハーモニーが堪りません。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO80)
④BANH MI OMELETE (Egg + Ham)
実は上のBanh Mi 362と甲乙つけがたい程美味しいのがこのオムレツバインミーです。
ジューシーハムを包んだふわっとオムレツが、そもそも具だけで焼き上げられた上でパンに挟まれて、更にパンと一緒にベイクされるので、一番ホカホカでフワフワな具なのです。なのでサクサクパンの食感とのコントラストも一層際立ちます。
いや、むしろ我が家ではこちらに軍配が上がる昨今です。
Apple iPhone 12 Pro (6mm, f/2, 1/100 sec, ISO80)
⑨BANH MI THIT CUON (Rolled Pork)
こちらは中々豪快な見た目の具です。豚肉さんがチャーシューのようにグルっとなっています。いや、これはチャーシューでしょうね。お肉大好きな人はこちらもお薦めです。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/60 sec, ISO500)
⑥BANH MI CHA BONG (Meat Floss)
こちらは何やらフワフワモシャモシャしたお肉が入っています。実は筆者は食べたことがなく、子供達が頼んでいました。「まあまあ」って言ってました(適当ですみません)。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/60 sec, ISO400)
複数人頼んだ際は番号を書いてもらおう
なお、種類が豊富なだけに、複数人で色々なバインミーを頼むとどれが誰のだか分からなくなってしまう恐れがあります(←我が家でありました)。なので、紙袋に番号や名称を書いてもらうと吉です。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/100 sec, ISO50)
各店舗のアクセス
冒頭で触れた通りBánh mì 362はホーチミン市1区、7区、トゥドゥック市に計5店舗を展開しています。
なお、公式ホームページには10店舗の記載がありますが、どうやら5店舗は既に閉店したようです。コロナ禍の影響もあり経営効率化を行ったのかも知れません。
下記の5店舗は2023年6月25日時点において、公式ホームページの10店舗のうちGoogleマップ上で「閉業」となっていないものを記載しています。今後新たな開業あるいは閉店の可能性もありますので、店舗へ行かれる前に最新状況をご確認頂ければと思います。
1区
TRẦN CAO VÂN店
7区
MỸ KHÁNH店
CẢNH VIÊN店
トゥドゥック市(旧2区)
THẢO ĐIỀN店
SALA店
ホーチミン市内でお気に入りのバインミーが見つかるかも
歴史が長い割に清潔な店内で英語も通じてメニューも豊富で・・・そして何より美味しいBánh mì 362。在住者でも観光客でも、ファーストフード感覚で気軽に訪れて色々なバインミーを試す事が出来る貴重な店です。
ホーチミン市内の主なエリアにチェーン展開されているのも魅力なので、ぜひお近くのBánh mì 362に立ち寄って、お気に入りのバインミーを見つけてみて下さい。
コメント