こんにちは。昔夜中にカップラーメンを食べる代わりに春雨ヌードルを食べて痩せようとしていた(いや食べるなよ)10max(@10max)です。
ホーチミン3区には、かねがねお名前はうかがっていたものの中々訪問する機会が無かった、鶏スープの春雨麺で有名な「フォー・ミエンガー・キードン(Phở Miến gà Kỳ Đồng)」という名店があるのですが、この度3区に引っ越してお近づきになったため、ついに足を運ぶことが出来ました。
春雨麺が有名ではありますが、真髄はその絶品鶏ガラスープ。そこに好きなベトナムローカル麺を選んでぶっ込んで頂くというのが真骨頂の、想像以上に幅広く楽しめる名店であることが分かったので、その辺りも含めてご紹介します。
※ホーチミン市内のローカルグルメのまとめはこちらを御覧下さい。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO200)
絶品鶏ガラスープと春雨麺「フォー・ミエンガー・キードン」
フォー・ミエンガー・キードン。Phởはあの米麺のフォー。Miếnは春雨麺。gàが鶏、 Kỳ Đồngは通りの名前です。
この店のコアコンピタンスは、何と言っても豪快な寸胴で煮込まれた絶品鶏ガラスープ。訪れる前は、「ミエンガー」という店名に引っ張られて春雨の方に意識が行ってしまっていましたが、複数回訪れるうちに濃厚な鶏出汁の存在感が最も際立っていることに気付き、ここは鶏ガラスープを中心に回っている店だと思うに至りました。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO100)
春雨以外の麺も色々選べる
この星が鶏ガラスープを中心に回っている事に気づいたもう1つのきっかけは、春雨麺だけでなく様々なローカル麺が選ぶことが出来るということ。店名にあるフォーやミエンガー(春雨麺)の他にも、南部米麺のフーティウやブン、小麦玉子麺のミーなども選ぶことが出来ます。
個人的に春雨麺だけだったらあまり来ることは無いかもなー、と思っていたのですが、これなら定期的に訪問する価値がありそうです。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO160)
アクセス
ホーチミン市3区は1区のお隣。観光の中心である1区のドンコイ通りや安宿街のブイビエン通りから車で10分ちょっとの距離と便利な立地です。
外観と店内
Ky Dong通りから少し路地の奥に入ったところに、中々大きな店構えを設けています。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/850 sec, ISO80)
地味にミシュラン・ガイド掲載店だったりするので時折観光客っぽい訪問客も見られますが、大半は地元の人達で、至ってローカルな雰囲気で賑わっています。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/220 sec, ISO64)
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO100)
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO100)
鶏ガラに囲まれる厨房のお姉さん。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO64)
メニュー
メニューはこんな感じです。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO80)
どんな感じやねん、とお思いの方、ご安心を。英語メニューもあります。記載順もちょうどベトナム語版と同じ並びになっています。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/115 sec, ISO64)
ベトナムのローカル店のメニューは大抵「何故この並びになった」的な感じで分かりにくいので少し解説すると、上から、
「DAC BIET(SPECIAL)」:これは麺の具の話で、通常の鶏肉以外に卵巣などの具が色々乗ったもの。
「TO LONG(BIG SIZE)」と「TO NHO(SMALL SIZE)」は大盛りと普通盛り。余程少食でなければBIGでもチュルッと行けちゃうと思います(行けなかったらスミマセン)。
次の「GOI GA NHO(Shredded Chicken Salad・・・)」は、いきなり麺の話から逸れて、鶏肉サラダのこと。これが結構イケます。
その後に何故か再び麺の種類が出てきます。
「HU TIEU DAI」は細めでややコシのある米麺。
「BUN」はHU TIEUより柔らかめで喉越しツルっとした米麺。
「MI GOI」は玉子小麦麺の乾麺(インスタント麺)
「MI TRUNG」は玉子小麦面の生麺
ベトナムの麺の種類について詳しくは下記を御覧下さい。
実食 – 何しろ鶏ガラスープにガツンとやられる
さて、着丼です。
ドーン!!
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO64)
まずは何を置いてもこのスープです。見た目クリアで、一口含んで第一印象優しいのですが、なんのなんの、口の中でファーっと鶏出汁が広がります。クリアだけど、濃厚です。コクがあるのにキレがあります。
このスープだけでずっと飲んでいられそうです。2度目にこの店を訪れた時に、このスープこそが中心に据えられていると思いました。鶏スープの中心で麺を叫ぶ感じです(適当)。
Mien ga ky dong再訪。シグネチャーの春雨麺の他に色々選べるというので今回は個人的に好きなHu tieuで🍜
鶏、濃厚だー🐔これは鶏スープの店だー🐔
ここは春雨に限らず、この悪魔的旨さの鶏スープに好きな麺をぶち込む、という店ですね🔥知人に薦められた鶏サラダも良き(デカい!)✨ pic.twitter.com/uBf4OQIqe4
— 10max🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) April 13, 2024
添えられている鶏肉も、柔らかい部位を用いていますが適度にモチッとしていて、味が染みていて、秀逸なアクセントを提供しています。もちろんベトナムの鶏肉にありがちな骨などはありません。
そして麺。まずは細めの米麺フーティウです。個人的にフーティウが好きなんです。絶品のスープで好みの麺を頂く、全くもって至福です。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO64)
お次は、シグネチャーの春雨麺ミエンガーに、具は全部入りのSpecialを選びました。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO200)
この春雨麺、好みです。実はこれまでは春雨麺というと、ちょっとゴタっと塊感があって微妙な印象を持っていたのですが、ミエンガー・キードンは店名に冠しているだけあって、一本一本がしっかりと分離していて、これなら麺界隈の一角として恥じぬ食感と言えます。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO80)
なお、卵巣などの具は個人的にいまだにさほど好きになれないので、普通に鶏肉だけのでいいかな・・・
鶏肉などの具には、お好みでライム塩をチョチョっと付けながら味変を楽しんでも良いでしょう。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO200)
もやしはちゃんと茹でてあって割と安心できるタイプ。冷たいもやしが出てくると、そのまま使い回しでは・・・と不安になってしまいます(使い回しを茹でてる可能性も否定は出来ませんがまあマシ・・・)。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO64)
そしてダークホースだったのが、こちらの鶏サラダ。柔らかい鶏肉とシャキッとした野菜に程よく塩味の効いた味付けで、パクパク食べ進みます。鶏肉には骨がついていますが、食べられる部位が大きめで食べやすいです。
意外と量が多いので、1〜2人でこれを注文する場合は、麺はSmallで良いかも知れません。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO100)
ということで(どういうことだ)、鶏ガラスープがお好きならぜひ試して頂きたい、フォー・ミエンガー・キードン(Phở Miến gà Kỳ Đồng)です。
このスープは日本人の口には間違いなく合うと思いますので、候補の1つに入れてみて頂ければと思います。
コメント