こんにちは。昔夜中にカップラーメンを食べる代わりに春雨ヌードルを食べて痩せようとしていた(いや食べるなよ)10max(@10max)です。
ホーチミン3区には、かねがねお名前はうかがっていたものの中々訪問する機会が無かった、フォーや春雨などの鶏スープ麺で有名な「フォー ミエンガー キードン(Phở Miến gà Kỳ Đồng)」という名店があるのですが、この度3区に引っ越してお近づきになったため、ついに足を運ぶことが出来ました。
真髄はその絶品鶏ガラスープ。そこに好きなベトナムローカル麺を選んでぶっ込んで頂くというのが真骨頂の、想像以上に幅広く楽しめる名店であり、かつホーチミン市内で美味い鶏フォー(フォーガー / Pho Ga)を食べようと思った時には筆頭に上がる名店です。
その濃厚で優しい鶏ガラスープの虜になり、1か月余りの間に3回も訪れてしまいましたよ。
※ホーチミン市内のおすすめフォーレストランまとめはこちら↓
※ホーチミン市内のローカルグルメのまとめはこちら↓
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HCMCのフォーガー(鶏フォー)の大本命「フォーミエンガーキードン」
フォー ミエンガー キードン。Phởはあの米麺のフォー。Miếnは春雨麺。gàが鶏、 Kỳ Đồngは通りの名前です。
この店のコアコンピタンスは、何と言っても豪快な寸胴で煮込まれた絶品鶏ガラスープ。訪れる前は、「ミエンガー」という店名に引っ張られて春雨の方に意識が行ってしまっていましたが、複数回訪れるうちに濃厚な鶏出汁の存在感が最も際立っていることに気付き、ここは鶏ガラスープを中心に回っている店だと思うに至りました。
特に、ベトナムの麺料理の代表選手である鶏フォー(フォー ガー / Pho Ga)の店はホーチミン市内にも多数ありますが、決め手となる鶏ガラスープを必殺技にもつフォー ミエン ガー キードンは、間違いなく鶏フォーの優勝候補の一角です。
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フォー、春雨、フーティウ、ミー・・・様々な麺が選べる
この星が鶏ガラスープを中心に回っている事に気づいたもう1つのきっかけは、様々なローカル麺が選ぶことが出来るということ。店名にあるフォーやミエンガー(春雨麺)の他にも、南部米麺のフーティウやブン、小麦玉子麺のミーなども選ぶことが出来ます。
絶品鶏ガラスープだけでも毎日通いたくなりますが、これだけ麺バリエーションが豊富とあれば尚更リピート率が上がるというものです。
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アクセス
ホーチミン市3区は1区のお隣。観光の中心である1区のドンコイ通りや安宿街のブイビエン通りから車で15分ほどです。
外観と店内
Ky Dong通りから少し路地の奥に入ったところに、中々大きな店構えを設けています。
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地味にミシュラン・ガイド掲載店だったりするので時折観光客っぽい訪問客も見られますが、大半は地元の人達で、至ってローカルな雰囲気で賑わっています。
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鶏ガラに囲まれる厨房のお姉さん。
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メニュー
メニューはこんな感じです。
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ベトナムのローカル店のメニューは大抵「何故この並びになった」的な感じで分かりにくいので少し解説すると、上から、
「DAC BIET(SPECIAL)」:これは麺の具の話で、通常の鶏肉以外に卵巣などの具が色々乗ったもの。
「TO LONG(BIG SIZE)」と「TO NHO(SMALL SIZE)」は大盛りと普通盛り。余程少食でなければBIGでもチュルッと行けちゃうと思います(行けなかったらスミマセン)。
なお、最近の有名フォー店は軒並み90,000〜100,000ドンに値上げしていますが、ここは大盛りでも65,000ドンとリーズナブルなのが嬉しいです。
次の「GOI GA NHO(Shredded Chicken Salad・・・)」は、いきなり麺の話から逸れて、鶏肉サラダのこと。これが結構イケます。
その後に何故か再び麺の種類が出てきます。
「HU TIEU DAI」は細めでややコシのある米麺。
「BUN」はHU TIEUより柔らかめで喉越しツルっとした米麺。
「MI GOI」は玉子小麦麺の乾麺(インスタント麺)
「MI TRUNG」は玉子小麦面の生麺
ベトナムの麺の種類について詳しくは下記を御覧下さい。
実食 – 濃厚なのに優しい鶏ガラスープが病みつきになる
さて、着丼です。
ドーン!!
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こちらは大本命の鶏フォー(フォー ガー)。
まずは何を置いてもこのスープです。見た目クリアで、一口含んで第一印象優しいのですが、なんのなんの、口の中でファーっと鶏出汁が広がります。クリアだけど、濃厚です。コクがあるのにキレがあります。
また、散りばめられた揚げ玉ねぎが得も言えぬ香ばしさを醸しており、何とも深みのあるスープ。
このスープだけでずっと飲んでいられそうです。2度目にこの店を訪れた時に、このスープこそが中心に据えられていると思いました。鶏スープの中心で麺を叫ぶ感じです(適当)。
Mien ga ky dong再訪。シグネチャーの春雨麺の他に色々選べるというので今回は個人的に好きなHu tieuで🍜
鶏、濃厚だー🐔これは鶏スープの店だー🐔
ここは春雨に限らず、この悪魔的旨さの鶏スープに好きな麺をぶち込む、という店ですね🔥知人に薦められた鶏サラダも良き(デカい!)✨ pic.twitter.com/uBf4OQIqe4
— 10max🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) April 13, 2024
そして麺。シグネチャー平米麺フォーは、南部風にやや幅細で、ツルツルっと口内に侵入してきます。これに鶏ガラスープがよく絡んで最高なのです。
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添えられている鶏肉も、柔らかい部位を用いていますが適度にモチッとしていて、味が染みていて秀逸です。もちろんベトナムの鶏肉にありがちな骨などはありません。この鶏肉だけおつまみにしてビールを飲みたいくらい。
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こちら↓は細めの米麺フーティウです。個人的にフーティウはベトナム麺の中でも一番好きな麺。絶品のスープでお好みの麺を頂く、全くもって至福です。
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お次はもう1つの看板麺である春雨麺ミエンガーに、具は全部入りのSpecialを選びました。
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この春雨麺、他で食べたものと比べるととても好感が持てます。実はこれまでは春雨麺というと、ちょっとゴタっと塊感があって微妙な印象を持っていたのですが、ミエンガー・キードンは店名に冠しているだけあって、一本一本がしっかりと分離していて、これなら麺界隈の一角として恥じぬ食感と言えます。
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なお、卵巣などの具は個人的にいまだにさほど好きになれないので、普通に鶏肉だけのでいいかな・・・
麺類の中で意外と隠れファンの多いのが、インスタント麺の「Mì gói」↓。こちらが実は結構なダークホースでして、絶品鶏ガラスープと組み合わせることで、「激ウマチキンラーメン」が爆誕します!
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この店で最初からMi goiをお薦めするかどうかは微妙ですが、もし2回以上来られるチャンスがあるのなら一度は試してみて頂きたいですね。あるいは「小」サイズで2杯行っちゃう手も(意外と本気)。
鶏肉などの具には、お好みでライム塩をチョチョっと付けながら味変を楽しんでも良いでしょう。
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もやしはちゃんと茹でてあって割と安心できるタイプ。冷たいもやしが出てくると、そのまま使い回しでは・・・と不安になってしまいます(使い回しを茹でてる可能性も否定は出来ませんがまあマシ・・・)。
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そしてサイドメニューでぜひ試して頂きたいのが、こちらの鶏サラダ↓。柔らかい鶏肉とシャキッとした野菜に程よく塩味の効いた味付けで、パクパク食べ進みます。鶏肉には骨がついていますが、食べられる部位が大きめで食べやすいです。
意外と量が多いので、1〜2人でこれを注文する場合は、麺はSmallで良いかも知れません。
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せっかくフォーガーを食べるなら絶品鶏ガラスープで堪能しよう
ということで(どういうことだ)、鶏フォー(フォー ガー)が食べたい時、そして鶏ガラスープで幸せになりたい時にはぜひ試して頂きたい、フォー ミエン ガー キードン(Pho Mien ga Ky Dong)です。
この絶品スープは日本人の口には間違いなく合う・・・と言うか、一度体験したら病みつきになると思いますので、ぜひ候補の1つに入れてみて頂ければと思います。
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