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新疆ウイグルの地に到着!そこはやはり中央アジアだった | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

今日は敦煌を出立してウルムチへ飛ぶ。食あたりの細君の具合も少しずつではあるが快方に向かっている。 昨日すったもんだの末14時までチェックアウトを遅らせる事が出来たため、12時半頃まで宿で療養し、ゆっくりと朝昼兼用の飯をとりに外へ出る(引き続き食当りのひどい細君は宿でパンのみ)。昨夜の名店「牛肉面(麺)」の店で、「涼黄面」という一品を頼んでみる。出て来たのは、冷やし中華のようなもの。なるほど、それで「涼黄面」。ナス、キュウリ、サヤインゲンなどの野菜を炒めたものと、唐辛子系のスープを絡めながら食べる。牛肉面ほどのインパクトはないが、なかなか美味い。 CASI…

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莫高窟とシルクロードのポプラ並木 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

今朝は昨日のような用務員室的な部屋ではなく普通の客人用のレストランで朝食をとることに成功(当たり前である)。 CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/8 sec, ISO0) スポンサーリンク 砂漠の画廊、莫高窟 今日は昨日と同じ無口で憎めないオッサンのシボレーで莫高窟を訪れる。莫高窟とは、敦煌市を囲む砂漠の東端の断崖に400を超える石窟があり、漢から元までの各代の仏教美術家の手による仏像や絵画が保存されているという「自然と人智がコラボレートして結晶化したような遺跡」である。ちなみに、世界遺産に登録…

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ヤルダン地質公園、玉門関、陽関、白馬塔、西千仏洞@敦煌郊外 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

今日は朝から二つの事件が勃発した。 まず、右目から使い捨てコンタクトレンズの破片が出てきた・・・いや、ちょっと何を言っているのか分からないであろうから経緯を説明すると、実は北京入りの日の夜、コンタクトを外そうとした際に、右目のコンタクトが目に張り付いて一瞬動揺して半分だけがちぎれてしまい、残り半分の破片を見失ってしまったのだ。その残りの破片が、周囲や目の中を探しても全く見当たらない。 という事で、何となく目の奥に違和感があるといえばあるものの、どうしようもないので取りあえず放置しておいたのだが、今朝適当に目を洗浄していると、何と白目の辺りにそれらしきもの…

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敦煌の鳴沙山とラクダ | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4.5, 1/640 sec, ISO0) China Airの小柄な機体が北京を発って2時間ほどすると窓外の風景は茶褐色の大地で占められる。ここからゴビ灘やタクラマカン砂漠、そしてシルクロードへと繋がっていくのだな、と思わせる。 敦煌の空港はこの上もなくシンプルなものであった。砂漠の一部であるかのようなだだっぴろい滑走路があり、「敦煌」という看板が掲げられた建物が一つたたずんでいる。 CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/5, …

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北京・胡同・后海 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

「中国南方航空」という聞き慣れない航空会社名に出発前は戦慄を覚えていたが、機体は何事もなく正午過ぎの北京国際空港に降り立った。前年ビエンチャンにて結婚を申し込み、正式に夫婦となって初めてのバックパック旅はこうして幕を開けた。なお、単なる海外旅行という意味では入籍後にハワイ挙式を行ったため二度目となる。 初日の今日は北京に宿をとり、明日以降、中国西域に踏み入る算段である。細君も筆者も、西域は初めてであるが、北京は身に覚えがあるためさほど緊張感はない。緊張感がないどころか細君などは、機内の8割ほどの時間(3時間ほど)を寝倒したにも関わらず、中国大陸の大首都の…

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国境のカオスが好きだ。- ウイグル弾圧の収束を願いつつ | 敦煌・カシュガル旅行記(2006年)プロローグ

「国境」と呼ばれる場所に近づくほど、「国と国の境」という概念が薄れてくるという奇妙な感覚がある。 カシュガルという町がある。 新疆ウイグル自治区の西端に位置するこの町の名を聞くと、「西域」「シルクロード」「タクラマカン砂漠」など、様々なイメージが脳裏を去来するが、筆者にとっては「中国における国境のカオス」であり「中国でありながらほぼ中央アジア」という印象を強く持っていた。 スポンサーリンク 中国最多の8カ国と国境を接する中央・西アジアへの玄関口 新疆ウイグル自治区は、実は中国における行政区分の中で最も多くの国と境を接している。北から反時計回りに、モンゴル…

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久米島島内の名所を極める | 久米島旅行記【ハテの浜と久米仙に酔う。ハードボイルド(風)男二人旅】(完)

極楽のごときハテの浜を後にしたアサノと筆者は、宿の近くでレンタカーを借りて久米島一周を試みることとする。借りたのは名車・日産マーチである。 元来はバイクツーリング系男児である我々としては当然二輪車を借りる予定であったのだが、様々のハードボイルドな事情により四輪車での妥協という男らしい決断を行った。なお、その真の理由はフェリーの甲板で居眠りをしてしまったが故の全身ヤケドという情けない事情であるという都市伝説があるが、信じるか信じないかはあなた次第である。 以下、知る人ぞ知るマニア向けな久米島の名所の数々をご紹介しよう。なお、これらの名所は「るるぶ」などの著…

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ハテの浜 – 世にも珍しく世にも美しい砂浜の島 | 久米島旅行記【ハテの浜と久米仙に酔う。ハードボイルド(風)男二人旅】

今日は満を持してハテの浜へ渡航する。ハテの浜は久米島からほど近い無人島であり、ハードボイルドな我々のサバイバル能力を試すのにうってつけであると考えていた。しかしその期待は良い意味で裏切られる事になる。 ハテの浜へ向かう小型ボートはトコトコと進んでいく。快晴の空の青を映したエメラルド色の水面の下にサンゴの影が見え隠れする。硬派な我々には多少面映い感もあるが、久米島のクライマックスにはふさわしいコンディションである。 そのような中、筆者の全身ヤケドの痛みは無駄に本領を発揮し始めており、陽射しを浴びたそばから肌が燃え尽きていきそうな塩梅である。本来であればボー…