今日はデリーからジャイプルへ向かう。
車をチャーターする予定である。
陽気なゴパルとロイヤルエンフィールドに跨りつつジャイプルへ向かう
ゴパルという男。デリーからジャイプル→アーグラーをめぐる個人ツアーに申し込んだところ、たまたま参加者が自分ひとりだったので、この男とのマンツーマンドライブになった。非常に陽気で歌を歌うのが大好きだったため長淵剛の「乾杯」を教えてあげた。写真は彼の自宅での記念撮影。お邪魔しました。
ゴパルがまたがっているバイクは道端に置いてあったもの。「ロイヤルエンフィールド」というインド国産バイクである。古き良き時代のイギリス産バイクを思わせる350cc単気筒の「ロイヤル・エンフィールド」は日本でも販売されていて、なかなか根強い人気があるのだ。
ということでせっかくなので筆者も跨ってみました。
デリーからジャイプルへ向かう道すがら、こういう集落によく出会う。ジャイプルという町は砂漠地帯である西インドへの玄関口。どちらかというとアラブ諸国の風景に通じているような気がしなくもない。井戸で牛が水を飲んでいる。
集落の側では獲れたての野菜や果実を販売している。このおじさん、「いらっしゃいませ」という顔ではないが、決して怒っているわけではないのである。この国では、慣れるまでボディランゲージの違いなどに戸惑わされる。
こちらでは豆やとうもろこし(?)などの乾き物系を販売している。大の男がこんなにヒマそうに売り子してて大丈夫なのだろうか。
「チャイ」を注文してみた。インドのミルクティー。ほどよく甘くてアツアツでなかなか美味なる代物。暑い時でもこれを飲む。心身がホッとして落ち着く。オッサン、最高の笑顔を魅せてくれた。
ウイスキーをはじめとするアルコール類を販売しているところ。
インドでは、とりわけ都市部では、宗教上の理由であまりおおっぴらにアルコールが売られていないようである(まあ日本やアメリカに比べれば、の話ではあるが)。ちょっと郊外に来ると、こういう形で販売しているところがちょくちょく見られる。ゴパル氏が浮かれてピースをしている。
いやしかし、治安をありありと物語る、重厚ないでたちである。
酒は柵の間から受け渡しを行う。筆者もここでインド国産ウイスキーを購入した。名前忘れちゃったのですけどね。。。
前を走っていたトラック。この陽気なオッサンたちはヒッチハイク?これから夕暮れにかけて、どこへ向かうのだろうか。
[2000年11月21日]
※本連載は西暦2000年のインドバックパック旅の手記を本ブログ向けに起こしたものです。記載内容は当時の手記そのものであるため情報は当時のものであると共に、筆者が学生だった頃の稚拙な文章であることを差し引いてご笑覧頂ければ幸いです。
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