今日は実質的にこの旅の最終日である。明日には北京に戻ってしまう。そして今日は最終日に相応しい、最高の一日であった。何が最高だったのかと言えば、ウイグル族の素の生活風景を大いに垣間見ることが出来たことである。
「大いに垣間見る」というのも妙なものだが、他民族の生活など1日や2日滞在したところで垣間見るくらいしか出来ないのであるから、せいぜい大いに垣間見るのしかないのである。
アパク・ホージャ墓
ウイグル族の素の生活を垣間見る前に、まずはカシュガル市の郊外の名所「アパク・ホージャ墓」へ向かう。新疆ウイグル族自治区の重要文化財に指定されているとのことである。
ここはタイル張りのモザイク壁とドーム状の屋根が非常に美しい、16~17世紀にこの地に興った新疆イスラム教白帽派の権力者一族の陵墓。高さは40mもあり、色とりどりのタイルで装飾された建築様式はまさにモスクを想起させるものであり、中央アジアイスラム教の風情満点である。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/5, 1/640 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/5, 1/640 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/5.6, 1/640 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4, 1/640 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4, 1/640 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (9.2mm, f/6, 1/40 sec, ISO0)
カシュガル郊外のウイグル族集落
アパク・ホージャ墓よりもさらに素晴らしかったのが、この近辺のウイグル族の集落である。カシュガル市街からタクシーで10分ほどの郊外にあり、それはもう素朴なウイグル族の暮らしが垣間見える。
ポプラ並木と土壁の民家、そして行き交うロバ車。木陰でトランプに興じるオッサンたちや、ナンを焼くお姉さん。昨日の旧市街はどちらかと言えば頑張って町並を保存している的な風合いであったが、こちらは全くの素の姿である。もう最高である。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (21.3mm, f/3.8, 1/250 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.81mm, f/2.9, 1/160 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/5.6, 1/40 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.81mm, f/3.3, 1/250 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (14.2mm, f/3.4, 1/60 sec, ISO0)
昼間からトランプに興じるなど、実に仲の良さそうなおっさん達である。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (28.4mm, f/4, 1/60 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (14.2mm, f/3.7, 1/250 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (16.33mm, f/3.5, 1/800 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (23.4mm, f/3.9, 1/80 sec, ISO0)
サンダルが大きい。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (28.4mm, f/4, 1/250 sec, ISO0)
このお父さんらしき男性、まるでイギリスあたりの紳士のようである。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4, 1/500 sec, ISO0)
カシュガルの町ではロバが大活躍である。耳が大きくて実に可愛らしい。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (9.2mm, f/4.2, 1/500 sec, ISO0)
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (28.4mm, f/5.5, 1/400 sec, ISO0)
上の写真は残念ながら背景にピントが合ってしまったが、下の写真ではロバがベロを出している決定的瞬間を激写することに成功した。
CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (28.4mm, f/5.5, 1/500 sec, ISO0)
昼食後、さらにめくるめくスペクタクルは続く。ウイグル族の素の生活風情がさらに色濃く漂う商店街へと足を踏み入れる。
(2006年9月15日)
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