旅の終わりに見せつけられた驚愕の中国国内線フライトの常識 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】(完)
今日は新疆ウイグル自治区に別れを告げる日である。ウルムチ空港から北京へと向かう。いよいよ旅の終わりが近づいてきた。しかし、この国は最後の最後まで筆者の常識をひっくり返すべく、驚愕のフルコースを振舞う手を緩めることは無かった。 ともあれ、12...
カシュガルの路上マーケットでウイグル族の素の生活を垣間見る | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
昼に牛肉面を食した後、宿(チニワク賓館)のすぐ近くにあるというウイグル族の路上マーケットに紛れ込んでみることにした。細君は宿で休みたいと言うので単身で打って出ることにした。 午前中は郊外の集落で素朴なウイグル族の老若男女との出会いに胸を躍ら...
アパク・ホージャ墓、そして素朴なウイグル族集落 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
今日は実質的にこの旅の最終日である。明日には北京に戻ってしまう。そして今日は最終日に相応しい、最高の一日であった。何が最高だったのかと言えば、ウイグル族の素の生活風景を大いに垣間見ることが出来たことである。 「大いに垣間見る」というのも妙な...
カシュガル旧市街、それはまるで異国の物語の世界 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
ウイグル族が昔ながらの町並みに住むというカシュガルの旧市街を訪れた。結論から言えば、この旅におけるクライマックスと言えるほどの素晴らしい時間を過ごすことが出来た。 タクシーで旧市街へ向かっていると、やがて窓外に土壁の建物が集まった黄土色の一...
イスラム風情溢れるカシュガルの町と新疆最大のエイティガール寺院 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
ついに筆者も食あたりの症状が著しくなってきた。 しかし、向ヶ丘遊園でも5本の指に入るハードボイルドトラベラーたる筆者が腹を下したくらいで部屋で寝込んでいては名がすたる。ひたすら前進あるのみである。 というわけで今日は、西域最大のモスクである...
新疆ウイグルの地に到着!そこはやはり中央アジアだった | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
今日は敦煌を出立してウルムチへ飛ぶ。食あたりの細君の具合も少しずつではあるが快方に向かっている。 昨日すったもんだの末14時までチェックアウトを遅らせる事が出来たため、12時半頃まで宿で療養し、ゆっくりと朝昼兼用の飯をとりに外へ出る(引き続...
莫高窟とシルクロードのポプラ並木 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
今朝は昨日のような用務員室的な部屋ではなく普通の客人用のレストランで朝食をとることに成功(当たり前である)。 砂漠の画廊、莫高窟 今日は昨日と同じ無口で憎めないオッサンのシボレーで莫高窟を訪れる。莫高窟とは、敦煌市を囲む砂漠の東端の断崖に4...
ヤルダン地質公園、玉門関、陽関、白馬塔、西千仏洞@敦煌郊外 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
今日は朝から二つの事件が勃発した。 まず、右目から使い捨てコンタクトレンズの破片が出てきた・・・いや、ちょっと何を言っているのか分からないであろうから経緯を説明すると、実は北京入りの日の夜、コンタクトを外そうとした際に、右目のコンタクトが目...
敦煌の鳴沙山とラクダ | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
China Airの小柄な機体が北京を発って2時間ほどすると窓外の風景は茶褐色の大地で占められる。ここからゴビ灘やタクラマカン砂漠、そしてシルクロードへと繋がっていくのだな、と思わせる。 敦煌の空港はこの上もなくシンプルなものであった。砂漠...
北京・胡同・后海 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】
「中国南方航空」という聞き慣れない航空会社名に出発前は戦慄を覚えていたが、機体は何事もなく正午過ぎの北京国際空港に降り立った。前年ビエンチャンにて結婚を申し込み、正式に夫婦となって初めてのバックパック旅はこうして幕を開けた。なお、単なる海外...