マラッカマレーシア

マラッカ日報2019(2)HOTEL PURI MELAKAで旧き良きプラナカンに包まれる

マラッカは日本で言えば京都のような町です。

  1. 古都である
  2. 歴史的な町並みが保存されている
  3. 歴史的な建物をホテルや飲食店として活用している
  4. 川がある
  5. 川沿いのオープンテラスでお酒を飲むのが最高である
  6. 世界遺産である

「HOTEL PURI MELAKA(ホテルプリメラカ)」は3番目を地で行くホテルです。所謂「ショップハウス」とか「ヘリテージホテル」等と呼ばれ、かつての歴史的な建造物を商業施設として改装したものです。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/4.5, 1/320 sec, ISO200)

昔ながらのプラナカンの趣を色濃く残す町並みの一角にあります。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/1250 sec, ISO200)

プラナカンとは関係ないこういう乗り物もやって来ますが・・・装飾とおっさんのギャップ半端ないな(笑)

OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/500 sec, ISO200)

 

ところで先程から登場する、マラッカと縁深い言葉「プラナカン」とは・・・

「プラナカン」とは、15世紀後半からマレーシアやシンガポールにやってきた、中国系移民の子孫のことです。彼らは現地の女性と結婚し、中国やマレーの文化とヨーロッパの文化をミックスさせた、独自の生活スタイルを築きました。東西交易の要衝であった、マレー半島やシンガポールならではの歴史です。(Singapore Naviより)

また、これもマラッカを紹介する際によく言われる言葉で「ババ・ニョニャ」というのがあります。これは、中国からの移民と現地のマレー人との混血を指す言葉だそうです。

そうした、旧き良き中国とマレーの文化が融合した伝統的なスタイルが、ここマラッカではとても大切に保存されています。

 

「PURI」のロビーです。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (29mm, f/3.7, 1/60 sec, ISO500)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (32mm, f/3.8, 1/60 sec, ISO800)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1/40 sec, ISO3200)

 

かつてのマラッカの町並みを描いた絵が掛けてありました。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO1250)

 

古い建物ですが、ちゃんとエレベーターも設置されています。建物の雰囲気を壊さず、上手く融和しています。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO2000)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (40mm, f/3.9, 1/40 sec, ISO3200)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/125 sec, ISO800)

 

「ショップハウス」とは、一階が店舗、上層階が住居、という意味もあるらしく、PURIの一階部分に並べられている骨董品の一部は商品として購入することも出来ます。が、建物全体が貴重な骨董品そのものであり、そこに並べられている調度品とあまりにも調和が取れているので、商品という感覚が持てません。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/60 sec, ISO3200)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (25mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO2000)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (25mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO1600)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/30 sec, ISO3200)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO2500)

 

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (25mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO3200)

 

敷地内の一部に、マラッカの歴史を知ることが出来る資料館のような建物がありました。15世紀のマラッカ王朝時代からポルトガル、オランダ、イギリス、そして日本の統治時代の事を学ぶことが出来ます。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5, 1/30 sec, ISO3200)

 

こちらは日本コーナー。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO1600)

面白かったのが、自転車の話です。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri Melaka

OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5, 1/60 sec, ISO1600)
“The Japanese secret weapon, the bicycle”, used on jungle paths and roads.”

もう笑っちゃったのがこちら↓

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri Melaka

OLYMPUS E-M1MarkII (20mm, f/5, 1/60 sec, ISO3200)
“Two modern warships rushed to Singapore with their canons facing South but the Japanese came from the North by bicycle.”

チャリすげえw もうニヤニヤが止まりませんね(笑)

 

そういえば冒頭でプラナカンの話をした通り中華系移民と切っても切り離せないマラッカですが、中国統治時代というのは存在しません。いやもっと考えてみれば、古くから世界中に溶け込み根を張る華僑ですが、共産化以前の中華民族がどこか大陸の外を政治的に支配したという話は筆者の記憶する限り無いように思います。大陸においてさえ、戦いはあくまでも「匈奴」たちからの防衛であり、積極的に周囲へ領土を拡げるべく攻めて行ったのは元などのモンゴル王朝時代くらいではないでしょうか。(もっともそれはあくまでも旧き良き中華の時代の話であって、共産化以降、ベトナムへの関与を含めおかしくなってしまったのですが・・・^^;)

欧米列強や一時期の日本を中心とした帝国主義が「統治」という形を取ってきたのに対し、中華系移民はあくまでも大陸の「中華」が世界の中心=統治すべき国であり、移り住んだ先はあくまでも「自らが治めるべき中華の国」ではないのかも知れません(単なる想像です)。だからこそ、世界のどこでも旧き良き文化を保存しながらも現地と上手く融和できるのかも知れません(単なる想像②です)。

 

そんな事を考えながらブラブラしていると、中庭にカフェが有りました。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO200)

何かの撮影をしていました。そりゃここは絵になるもんな〜。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/125 sec, ISO800)

 

夜のPURIです。ライトアップが綺麗です。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO2000)

 

部屋も節度のある上品な雰囲気。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO1250)

 

朝食のブッフェ。マラッカ発祥の「ニョニャ・ラクサ」(マレー風カレーラーメン)という、まさに中華とマレーが融合した料理を頂きました。

ホテル プリ マラッカ プラナカン ババニョニャ Hotel Puri MelakaOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO200)

 

こんな素敵なHotel Puri、お値段も一泊4,000円程度ととてもコスパが高いのも魅力です。

http://www.hotelpuri.com/

 

さて、HOTEL PURIで過ごすだけでも大変魅力的なマラッカですが、次は町の様子をご紹介したいと思います♪

 

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コメント

  1. 黒顔羊 より:

    おお、マラッカのHOTEL PURI♪
    プラナカンな魅力に溢れた素敵なホテルですよね。
    9年前にマラッカに旅行した際、私もここを撮っていますよ。
    https://blackface.exblog.jp/14710751/

    このホテル、私も予約を試みたのですが、満室でNG,しょうがないので別のホテルに泊まりました。
    マラッカは伝統的な建物もたくさんあり、骨董屋さんもいっぱい、魅力的な街ですよね。
    ううむ、お写真を見ていたら、ラクサがたべたくなってきた・・・(汗)

    • 10max より:

      黒顔羊さん、こんばんは。
      おお、なんと、ここを訪れた事がおありなんですね!
      プラナカン風のショップハウスでは中々有名なようですね。
      泊まらずに中を見学されただけで楽しめたご様子で何よりです。
      マレーシアには歴史的文化財的な見所が少ない中でマラッカは数少ない魅力的な町であり、大陸中国からは失われつつある古き良き中華を残した場所なので、今後もこの良さを後世に保存していってくれる事を願います。

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