旅コラム/旅カメラ

旅好き独身貴族が家族を持ったらファミリーキャンプをしよう! | 旅の「非日常」をもっと身近に

タローラモ君
タローラモ君
「独身貴族」!いい響きじゃのう!旅行し放題じゃのう!
ジローラモ師匠
ジローラモ師匠
お主はせいぜい隣町くらいにしか行かんのじゃからそろそろ身でも固めたらどうじゃ。
タローラモ君
タローラモ君
その前に彼女を探す旅に出る必要があるのう・・・
さて、コロナで旅行に行けない日々が続きますね・・・特に海外旅行なんていつ行けるようになるのやら。 SNS上では旅好きの皆さんの瀕死の叫びが渦巻いており、実に忍びない状況ですし、元バックパッカーとしてはその気持ちは痛いほど分かります・・・ しかし二児の父である筆者の場合、そもそもコロナ以前の問題なのです。
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家族持ちはコロナと関係なく海外旅行にはそうそう行けない

筆者もこんなブログ名を掲げているくらいの旅好きであり、独身時代は毎年一人でバックパック一つでアジアを回っていましたが、2人の子供に恵まれた今となっては流石に以前のように気軽に「バックパック一つで海外へGO!」なんて訳にはいきません(最近でもコロナ前は毎月の様に行っていたように見えるかも知れませんがあれは殆ど出張です)。 結局、子供が生まれてから海外はグアムに一度(「二歳未満は国際線無料」を活用して)、あとは貯まったマイルを使った数回の沖縄旅行を含む国内旅行ばかりです。 理由はある程度ご想像頂けると思いますが、実際家族持ちになった経験から挙げてみるとざっくりこんなところです。

行けるタイミングはハイシーズンのみ

子供が生まれてさらに小学校に上がると、子供の休みに合わせざるを得なくなります。1泊や2泊ならともかく、1週間海外へ、となるとどうしても夏休みや年末年始辺りに限られてしまいます。 また、一般的なサラリーマンの場合だと自分自身も仕事上の責任がそれなりに大きくなり、20代の頃の様にいつでも好きに長期休暇が取れるという訳ではなくなる場合もあるでしょう(筆者の職場は幸いそれなりに自由な雰囲気ですが)。

旅行費用はとんでもない事に

例えば筆者の場合4人家族なので、仮にアジア旅行か何かで一人の旅行代金が20万円だとすれば、家族4人となると単純計算で80万円にもなる訳です。 これでも十分に高額ですが、さらに8月や年末年始のハイシーズンにせざるを得ないという条件が追い打ちをかけます。それで欧米なんかに行った日には、頑張って一人30万円で抑えたとしても4人で120万円、いやいやハイシーズンだと場合によっては50万近く行くでしょうから・・・総額200万円! ちょっとした車が買えちゃう水準です(;´Д`)

子供という生き物はここぞという時に熱を出す

さらにさらに、頑張って何とか予算に合うプランで(もしくは少々無理をして)旅行の予約手配が出来たとします。それでウキウキ出発日を指折り数えているとですよ・・・ 子供っていうのは不思議な生き物で、そういう大事な時に限って熱を出したり怪我をして来たりする訳ですね( ;∀;) しかも予算優先で手配すると多くは日程変更が出来ないプランになるはずです。 筆者の周りでも、こういった事情で心待ちにしていた旅行を泣く泣くキャンセルするケースを何度となく見てきました。   と言う訳で家族での海外旅行と言うのが非常に敷居の高いものであるという事が何となくご理解頂けたかと思います。 しかしこの状況においても旅行に行きたいと思うのが人情ございます。自分が行きたいというのもありますが、それ以上に家族での思い出を増やしたい・・・でも旅行はお金が・・・。 そこで筆者が始めたのが、ファミリーキャンプという嗜みでした。 ジープ・グランドワゴニア 朝霧ジャンボリーオートキャンプ場
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「旅行行けない問題」をキャンプが解決してくれる3つの理由

なぜ筆者が旅行の代わりにキャンプへと方向転換したのか。上で触れた「家族ではおいそれと海外旅行など行けない問題」をキャンプが解決してくれる理由をご紹介したいと思います。

費用が圧倒的に安い

もう圧倒的にこれです。上で一番問題になっていた費用の問題を最も効果的に解決してくれます。 ファミリーキャンプの費用は、ざっくり言えばこんな感じです。
  • サイト利用料(関東近郊、テントの場合):3,000~6,000円程度
  • 食材費:0~5,000円程度(家にある食材で賄う程ゼロに近くなる)
  • 高速道路+ガソリン代:0~1万円程度(往復。高速を使わない場所にあればタダ)
  • 温泉:2000円くらい/4人合計
  • キャンプギア:数百~数千円/一回あたり(買うものと頻度による)
つまるところ、一回あたり概ね1万~2万円程度で済んでしまう訳です。 ポイントは、キャンプの場合家族全員の宿泊費用がテントサイト1つ分で済んでしまうため宿泊料金が非常に安価で済むという点ですね。食事なども工夫すればするほど安価にする余地があります。

年に何回も/いつでも行ける

キャンプは1週間などの長期休暇を取る必要はありません(別に長期でもいいのですが)。1泊や2泊のキャンプであればハイシーズンである夏休みなどでなくてもいつでも行く事ができます。 しかも上記の様に費用は旅行に比べると非常に安価なので、かなりの頻度で行く事だって出来ます。筆者などは多い時は月に2回くらい行ったりしてます。

子供が熱を出したらキャンセルすればいい

子供が熱を出したりしてしまった際にキャンセル手続きをする必要があるのはキャンプ場の予約だけです。キャンプ場によりますが、直前でも無料でキャンセル可能なキャンプ場はそこそこありますし、仮にキャンセル料が必要になったとしても上記の通りそもそもの料金が安価なので大きな問題にはなりません。   と言う事で、家族で海外旅行の際に出てくる問題は、ファミリーキャンプでは問題にならない訳ですね。
タローラモ君
タローラモ君
この管理人、「安いから年に何回も行ける」など言うとるが、実は行き過ぎてかえって金を使いすぎて嫁さんから小言言われとることは書かんでいいんかのう。
ジローラモ師匠
ジローラモ師匠
お主、余計な告げ口すると我々のこのコーナー削除されるぞよ。
タローラモ君
タローラモ君
ひいい。
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旅好きがキャンプと相性が良い5つの理由

「そんなこと言ったって旅とキャンプって違うじゃん」という突っ込みは当然あるでしょう。そこで、旅好きが考えた、旅とキャンプの共通点を5つほど挙げてみます。
  1. 絶景を楽しめる
  2. 食を楽しめる
  3. プランニングを楽しめる
  4. 移動を楽しめる
  5. 人と出会い、語らう
では一つずつ見て行きましょう。

絶景を楽しめる

スイスやフランスで見るアルプスの絶景など、嫌いな旅好きはまずいないのでは無いでしょうか。 「いやいやキャンプと絶景なんて関係あるの?」って、キャンプ好き以外の方は思われるかも知れませんね。でも、キャンプと絶景は実はとても相性がいいです。何しろキャンプって、山や海の絶景の真ん前でやるんですから。 例えばこんなところです。こちらは山梨のキャンプ場です。 オートキャンプ牧場チロル オートキャンプ牧場チロル 絶景 こんなところもあります。こちらは長野。 OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/500 sec, ISO200)
内山牧場キャンプ場 星空 天の川OLYMPUS E-M1MarkII (13mm, f/2.9, 20 sec, ISO400)
そして忘れちゃいけない、富士の山。 やまぼうしオートキャンプ場, 富士山 朝霧ジャンボリーオートキャンプ場, プジョー308SW, 富士山, ビール, プレモル このように日本にも海外顔負けの素晴らしい絶景が沢山あります。 しかも、その絶景の真っただ中で朝から晩まで優雅にコーヒーやらワインやらを飲みながらまったり過ごし、雄大な星空の下でそのまま眠ることが出来るんです!何とも贅沢な経験ですよね。 筆者もポルトガルに行った時には毎日昼からワイン飲みながら過ごした素晴らしい思い出がありますが、あれをもっっと気軽に実現できてしまうわけです。 ポルトガル ポルト 絶景のキャンプ場は他にも色々ありますので、こちらをご覧ください。
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ベトナム駐在記・旅行記・旅情報・コラム
あ、ちなみに筆者はスイスやフランスのアルプスは見たことがありません(笑)

食を楽しめる

旅の大きな楽しみの一つは食事ですよね。現地のローカルな食事にローカルなお酒、時には日常では出来ない様な贅沢なんかもしちゃったり、どんなものを飲み食いしようかな、ってなプランニングも楽しいものです。 それ、キャンプでも同じです。 アメリカン風に豪快に肉を焼くもよし、ちょっと洋風にパエリアやアヒージョを作るもよし。食事に合わせてワインや地酒、ビールを選ぶのも実に楽しいものです。 キャンプなんて常に何か食べ物をつまみながらお酒を飲んでいるようなものですから、食が楽しくなくっちゃ始まらないわけです。 オートキャンプ牧場チロル

プランニングを楽しめる

旅の楽しみは計画から始まりますよね。ガイドブックやWebサイトを眺めながら訪れる先を物色したり、食事を考えたり、町から町への移動計画を立てたり、あるいはあえて無計画の日を設けてみたり・・・そうして旅程を想像するだけでワクワクするものです。 キャンプには拠点間の移動こそ有りませんが、やはり計画を立てるワクワク感は共通しています。 Google先生などでキャンプ場を探していて、理想的なキャンプ場を見つけられたときの喜びは、素晴らしい旅行先を見つけたときのそれにとても似ています。 キャンプ場が決まったら、キャンプ場のWebサイトや他のキャンパーさんのブログなどで現地でのアクティビティなどを考えます。キャンプ場への距離によって自宅を出発する時間を考えたり、友人家族とどう合流するかなどの当日のプランを検討します。食材の買い出しを行うスーパーや近くの温泉を探すのも忘れてはなりません。当日時間があるようならキャンプ場近隣のスポットを探す事も楽しいものです。例えば湖が近いようならカヌーやSUPのツアーを入れれば子供も喜ぶでしょう。 旅好きならきっとこのプロセスを楽しめるに違いありません♪

移動を楽しめる

旅って、旅先に着いてからだけが楽しいんじゃないんですよね。自宅を出て、空港に着いて、飛行機に搭乗して・・・その一連のプロセスが「旅の儀式」として既に楽しいなんて話は、旅好きなら言うまでも無いでしょう。 キャンプだってそうなんです。 荷造りをして愛車に積み込む作業中はまるでスーツケースやバックパックへのパッキングのような気分です。そうして車に荷物を積み終えたら、いよいよ子供たちを呼んで車に乗り込みます。この時の子供たちのウキウキする様子を見ていると、まるで彼らなりに「旅の儀式」を楽しんでいるかのようです。 キャンプ場までは愛車で高速クルージング。都会から田舎へと変わっていく景色を眺めながらキャンプ場での計画や食事について家族で話します。途中で立ち寄ったサービスエリアで地元の名産に舌鼓を打つのもよいでしょう。 特に東京のような都会に住む人が自然豊かなキャンプ場へ行く場合、その旅程の中で往復の時間が占める割合は意外と多いもの。移動を儀式として楽しめる旅好きなら、きっとこの移動時間も楽しめることでしょう。筆者などは大のドライブ好きなので、キャンプの目的の6割位はこの移動時間だったりするのは内緒です。

人と出会い、語らう

筆者は旅の醍醐味の一つに、旅先での人との出会いや、普段中々ゆっくり話す機会のない友人などと語る時間というのがあると思っています。旅先って何か不思議な特別感やテンションの高さが伴いますよね。旅先で暴露話、なんてのもよく聞く話です(笑) それ、キャンプも同じなんです。 キャンプの夜は、焚火の夜、酒の夜です。火を囲んで語る時間は無二の楽しみ。火を囲んでお酒なんか飲んでると、妙な落ち着きと高揚感で、会話も自然と深いものになっていきます。 では人との出会いはどうでしょう。出会いといっても旅先でのように、キャンプ場で知らない人と知り合いになると言う意味ではありません。 こういう事です。 キャンプ好きって、結構類友(類は友を呼ぶ)なんですよね。なので、仲の良い友達とグループでキャンプに行く際に、「知り合いにキャンプする人が居るんだけど呼んでいい?」なんて話になったりする事がちょくちょくあります。 もしくは、知り合いではあるものの普段そこまで接点が無かった、と言う人でも、お互いがキャンプをやると分かると途端に仲良くなって一緒にキャンプに行くなんて事も実際よくあります。 そんな感じで普段よりも深く語る機会を持てたり、キャンプをきっかけに交流の少ない人と知り合いになれたりって言う面白さは割とキャンプにも共通してるんです。 かずさオートキャンプ場 焚き火
タローラモ君
タローラモ君
この管理人、結局酒を飲む話ばっかりじゃのう。
ジローラモ師匠
ジローラモ師匠
じゃから、余計なことを言っとるとこのコーナーが削除・・・
タローラモ君
タローラモ君
ひいい。
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ついでに:キャンプはコロナにも強い

さて、冒頭でコロナ禍によって旅行ロスに暮れる人達の話をしました。筆者も、海外出張が出来なくなってしまったため海外の空気を吸えないと言う意味では物足りなさを感じています。 しかし幸い筆者はこのコロナ禍においてもキャンプに出掛けることで十分に余暇を楽しむことが出来ています。というのも、キャンプは「密」という概念から程遠いものだからです。 通常の旅行では、公共交通機関、レストラン、ホテル、いずれも密になる可能性が高くなります。しかしキャンプは、移動は自家用車、食事や宿泊は自分のテントサイト、ということで密になる機会が非常に少ない旅程です。 なので県間の移動制限などが発令されない限り、マスク着用や手指の消毒、公共の場への出入りを最小限に止めると言った事を心がけることで十分に楽しめるレジャーなのです。
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まとめ:旅に代わる「非日常」を手に入れよう

いかがでしょう。旅とキャンプの共通点、意外に多いと思われたのではないでしょうか。 もちろん、アウトドアが苦手と言う人にはキャンプは解決策にならないですし、旅に求めるものによってはあまり共感されないかも知れません^^; ただ、筆者の文章力が拙いが故に伝わりきっていない可能性もあるので、もしあなたが家族環境の変化によって旅に出られなくなった、という状況なのであれば一度検討してみてはいかがでしょう。計画や移動を楽しみ、景色や食事を堪能し、友人と語ったり新たな繋がりが生まれる・・・そんな旅の喜びを思い出せるチャンスは意外と身近なところにあるのかも知れませんよ。 筆者は家族が増えるという幸せに恵まれた反面で、バックパック旅という「非日常」から縁遠くなってしまいました。しかし、ファミリーキャンプへのチャレンジによって、家族と感動を共有できる新しい「非日常」を手に入れることが出来ました。 結局のところ旅との一番根本の共通点は、日常の中で「非日常」的な余暇の計画を心待ちに出来るワクワク感、という事かも知れません。 「非日常」を、もっと身近に。

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