久々に朝から最高の青空である。
今日は日帰りで、ポートワインの故郷でもあり世界遺産にも登録されている「アルト・ドウロ」を訪れる。アルト・ドウロとはドウロ川上流の地域を指し、その地域の観光起点となるのがレグアという小さな町である。ポルトからレグアまでは列車で1時間半〜2時間ほどの旅だ。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/10, 1/180 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/3.5, 1/40 sec, ISO400)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (42mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO400)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (73mm, f/4.6, 1/50 sec, ISO800)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (86mm, f/6.3, 1/320 sec, ISO800)
アルト・ドウロの世界遺産的風景を眺める列車の旅
ドウロ川上流地域はブドウ畑地帯となっており、そこで採れたブドウ、もしくはそこのワイナリーで作られたポートワインがポルトまで運ばれてくる。かつてはラベーロと呼ばれる帆船でドウロ川を行き来したようだが、今は主に鉄道が使われているらしい。この地域の景観、ならびにポートワインの製法が、世界遺産に登録されている。
そのドウロ川を車窓に眺めながの2時間弱の列車の旅は飽きることが無い。緑色の川面とそれに沿った斜面に張り付くように並ぶブドウの段々畑と赤い屋根の家々。真っ青な晴天に恵まれたおかげで、コントラストが非常に美しい。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (64mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (40mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (119mm, f/7.1, 1/320 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (70mm, f/6.3, 1/320 sec, ISO100)
レグア – アルト・ドウロのポートワイン巡りの起点
レグアはドウロ川上流のポートワイン産地の中心地となる小さな町。しかし、世界遺産として知られるドウロ川上流地域(アルト・ドウロ)観光の起点であるため外国人観光客は少なくなく、立派な4つ星ホテルも一軒建っている。
ワイン搬送用のラベーロが浮かぶ川となだらかな丘陵に広がるブドウ畑をひとしきり眺めながら散策した後、ワイン作りをやっているQuinta(キンタ・荘園)のひとつ、サン・ドミンゴスを見学。Ouintaは、駅の隣のポートワイン協会で紹介してくれる。
サン・ドミンゴスでは、いくつもの巨大なタンクが並ぶワイン製造所や、60年から70年以上年月を経たビンテージワインの保存されたワイナリーの見学、そしてビンテージワインの試飲(こちらは10年モノくらいだが)などを体験させてもらった。料金は、通常の見学なら無料、我々は複数のワインの試飲をお願いしたため3ユーロ支払った。ちなみに敷地内にレストランも併設されている。
ポートワインは製造過程でブランデーが使われ、ルビー色もしくは褐色をしている。味はコクと甘みが特徴で、食後酒として楽しむことが多いようだ。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/3.5, 1/4000 sec, ISO800)
美しい景観と絶品ポートワインを楽しみ、再び列車でポルトへ向かう。ポルトでは遅めの昼食を摂り、前日に回れなかった名所を巡る。
そして明日は、とあるリベンジのためにある場所を再訪する予定である。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (128mm, f/5.4, 1/160 sec, ISO1600)
(2007年7月18日)
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