前記事ではポルトで一番の推しスポット、ドン・ルイス1世橋周辺をご紹介したが、本記事ではそれ以外の見どころをお届けしたい。
教会や建築物、あるいは適当にポルトの街をぶらついていて見かけた路地やストリートの光景などである。
ポルトの見どころ – ため息が出るほど荘厳な教会・建築
まずは高名な教会や建築をざらっとご紹介しておきたい。
そう言えばヨーロッパの教会を訪れるのがこの旅が初めてだが、これほどインパクトのあるものだとは思っていなかった。とにかく心が動かされずにはいられない。これまでに日本やハワイでも何かの機会にキリスト教の教会を訪れたことがあるが、これほどまでに心に訴えかけてくるのはこの旅で訪れた教会が初めてである。
外観からは想像も出来ない程高い天井まで精緻に彫られた造形と、ステンドグラスが運びこむ光と影、そして深く響き渡る音響、それに加えて、地元の人々が祈りを捧げる姿。かつての建築と文化の中心たる厳かな息吹が、確かに現代に息づいている。
ポルトのシンボル、クレリゴス教会の尖塔
ポルトで最も高い76mの尖塔をシンボルとするクレリゴス教会。18世紀に建てられたバロック式建築である。
ポルトのランドマーク的存在で、市内の至る所からその姿を眺める事が出来る。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/9, 1/250 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (42mm, f/9, 1/250 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (42mm, f/9, 1/250 sec, ISO100)
クレゴリス教会の場所
カテドラル(ポルト大聖堂)
カテドラルは元々要塞として12世紀ごろに建てられたもので、その後17~18世紀ごろに教会として改修されたものらしい。カテドラルの建築もポルト市内の色々なところから目にすることが出来る。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/3.5, 1/1250 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (42mm, f/10, 1/320 sec, ISO100)
そういえば、リスボンのカテドラルも似たような2つの塔が並ぶ形状で、元は砦として使われていた事を思い出した。
カテドラル(ポルト大聖堂)の場所
サン・フランシスコ教会
サン・フランシスコ教会は14世紀初めにはゴシック様式で建てられたが、その後バロック様式に改装されたようだ。外観も素晴らしいが、中に入るとさらに圧倒される。天井や壁、柱の至る所が緊迫のつる草、鳥、天使などのモチーフで覆われており、言葉も出ない程である。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
サン・フランシスコ教会の場所
サント・イルデフォンソ教会
サンド・イルデフォンソ教会は18世紀頃に建てられたバロック式の教会である。地球の歩き方等にも載っていない穴場的な存在だが、外観を覆う美しいアズレージョが特徴的で、夜にはライトアップもされるらしい(最新情報要確認)。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/7.1, 1/160 sec, ISO100)
サンド・イルデフォンソ教会の場所
ポルトの街並みと路地裏の光景
高名な教会建築を訪れなくとも、ポルトの街を歩いているとそれだけで心躍るような美しい景色がゴロゴロしている。
全体的な印象として、リスボンなどと比べても建物が更にレトロな風合いがある気がする。街の歴史が古いためだろうか。細君も、街の風景に味があるのはリスボンよりもポルトだと言っていたが、筆者的にもポルトのほうが歩いていてついついカメラを向けたくなるのである。
以下、フォトギャラリー的にお楽しみいただきたい。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (42mm, f/7.1, 1/160 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (34mm, f/5.3, 1/4000 sec, ISO1600)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (22mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (25mm, f/6.3, 1/100 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (34mm, f/7.1, 1/125 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/3.5, 1/40 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (42mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/3.5, 1/25 sec, ISO400)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/6.3, 1/125 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/7.1, 1/125 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (29mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (37mm, f/11, 1/2000 sec, ISO1600)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/11, 1/2500 sec, ISO1600)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (150mm, f/11, 1/1600 sec, ISO1600)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (61mm, f/9, 1/640 sec, ISO1600)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (40mm, f/10, 1/500 sec, ISO1600)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (42mm, f/5.6, 1/2000 sec, ISO1600)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/3.5, 1/320 sec, ISO100)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (79mm, f/4.7, 1/800 sec, ISO100)
大衆ポルトガル料理食堂Abadia do Portoで夕食
20時ころ夕食へ出掛ける。”Abadia do Porto”という大衆レストラン。20時頃だとまだ客入りは多くは無い。ウサギのグリルというポルトガル料理を注文。ウサギ肉を食べるのは初めてである。噂には聞いていたが、本当に鶏肉と似ている。言われなければウサギ肉だと分からないだろう。
どうでも良いが、ビールを頼むとき、ボトルは、”Garrafa”、グラスは”Copo”。「タバコ」の様に日本語化したポルトガル語が多いと聞くが、「コップ」もポルトガル語だったようだ。
明日はポートワインの源流、アルト・ドウロ(ドウロ川上流の渓谷)を目指す。
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (16mm, f/3.7, 1/25 sec, ISO800)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/3.5, 1/30 sec, ISO800)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (14mm, f/3.5, 1/20 sec, ISO800)
OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (42mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO800)
(2007年7月17、18日)
ポルトの位置
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