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バンコク発日帰りアユタヤ旅② 渡船とレンタサイクルで巡る遺跡群 | 夜行列車で行くタイ・ラオス子連れ7日間(7)

驚くべきことにタイ国鉄はほぼ定刻通りの午前10時少し前にアユタヤ駅に到着しました。従来のタイ国鉄を知る者としてはあまりに予想外の出来事に、むしろ予定が狂ってしまいそうです。

前の記事でこの日の旅程をご紹介しましたが、15時35分発の列車でバンコクへ帰るため、アユタヤには5時間程度の滞在となります。

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アユタヤ駅外観

SONY ILCE-7C (36mm, f/3.2, 1/1600 sec, ISO100)
アユタヤ駅前

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アユタヤ遺跡巡りの移動手段:渡船+レンタサイクルが自由でお手軽

アユタヤ遺跡群巡りは、駅から遺跡群まで、そして遺跡群のエリア内においてもそれなりに移動しなければならないため、移動手段を検討する必要があります。

下の地図で言うと、右端のオレンジの丸がアユタヤ駅、左の大きな丸が遺跡群エリアです。駅から遺跡群まで1km以上ある上、遺跡群内を巡るのに数km移動しなければならず、また、駅と遺跡群の間にはパーサック川という川があるので、渡船で川を渡るか、南の橋までぐるっと回る必要があります。

従って、激ヤセしたい人や修行僧以外は徒歩のみでのアユタヤ観光は基本的にお勧めできません。・・・あれ、それなら俺は徒歩にすべきだったか

アユタヤの地図

アユタヤ遺跡群巡りの主な移動手段

遺跡巡りの移動手段の主な選択肢はこんなところでしょうか。

  • 車のツアー
  • トゥクトゥクチャーター
  • 渡船+レンタサイクル/レンタバイク

楽な順に、筆頭は車でのツアーです。バンコク発のツアーとアユタヤ現地ツアーがあり、相場はバンコク発のもので3〜5千円程度です。が、個人的には遺跡だけをピンポイントで見るというのが性に合わず、自由も制限される上に高いので利用したことはありません。時間が限られている時には良いでしょう。

2つ目はトゥクトゥクを数時間チャーターして回ってもらうというもので、アユタヤの風を感じながらのトゥクトゥクは気持ちがいいです。料金は定価は1時間300バーツ(約1200円)程度ですが、交渉次第で長時間借りればボリュームディスカウントしてもらえたりします。

個人的に一番好きなのは3番めの渡船+レンタサイクル。筆者はアユタヤに来るのはもう5度目くらいですが、大体いつも渡船で川を渡ってすぐのところでレンタサイクルを借りて遺跡群を回っています。渡船片道10バーツ(約40円)+レンタサイクル1日60バーツ(約240円)と安いのと、いつでも好きな所で止まったりゆっくり景色を楽しめたりするのでお気軽なのです。

ただ、気温が30度程度と暑いので滅法体力が無い方にはお勧めできませんが、一応我が家の(かなり体力のない)細君や中2と小6の男子達は問題ありませんでした。

なおレンタバイクは1日200バーツ(約800円)くらい。こちらも気持ちよさそうですが今回は家族連れなので断念。一人旅の時に試してみたいと思っています。

渡船で駅からアユタヤ遺跡群エリアへ渡る

ではここから、渡船+レンタサイクルでアユタヤを回っていきます。

上でも触れた通り、アユタヤ駅から遺跡群エリアへ行くには、川を船で渡るか、川を渡る前にチャリを借りて南の橋まで回るかの2択ですが、チャリで橋まで回るのは面倒ですし、渡船の方が断然面白そうなので渡船ルートが圧倒的にお薦めです。

渡船乗り場の場所

渡船乗り場はアユタヤ駅の目の前の路地を真っ直ぐ入っていった突き当りにあります。

こちらが渡船乗り場へ向かう路地。こちらのトゥクトゥクはバンコクのと違い前輪がカバーされていてどことなく愛嬌のある顔をしています。

アユタヤ市街地を走るトゥクトゥクSONY ILCE-7C (36mm, f/3.2, 1/640 sec, ISO100)

こちらが渡船乗り場。左手前の番台で1人10バーツ(約40円)を支払い、川へ降りていきます。

アユタヤの渡船乗り場SONY ILCE-7C (28mm, f/9, 1/100 sec, ISO100)

アユタヤの渡船乗り場SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/2500 sec, ISO100)

パーサック川, アユタヤ

SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)
パーサック川。向こうに橋が見える。

こ・・・このお椀みたいのが渡船!?

パーサック川の漁船, アユタヤSONY ILCE-7C (148mm, f/9, 1/160 sec, ISO100)

と思ったら(いや思わない)違うようです。一寸法師のようですが、魚でも捕っているのでしょうか。

こちらが本物の渡船です。ほっ!

アユタヤの渡船SONY ILCE-7C (50mm, f/5, 1/1000 sec, ISO100)

運転手のおばちゃん、なんと食事中でした。器用だな。

アユタヤの渡船の運転手SONY ILCE-7C (89mm, f/4.5, 1/250 sec, ISO100)

スズキ製のエンジンが唸ります。スロットルを紐で開閉しています。

アユタヤの渡船のスズキ製エンジンSONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)

遺跡エリア巡りはレンタサイクルで

次にレンタサイクルを借りて遺跡エリアを回ります。

レンタサイクル店の場所

川を渡るとすぐにレンタサイクル店があります。川からの階段を上がると路地があり、その路地沿いにレンタサイクル店が何店か並んでいます。

下の地図で言うと、青い丸のところで渡船に乗り、川を渡った青い矢印の先が渡船降り場。その左のオレンジの丸の辺りにレンタサイクル屋が何軒かある感じです。

アユタヤの地図

こちらがレンタサイクル店のある通り。料金はどこも60バーツでサービスにも差がないと思われるので、ノリとフィーリングと自転車との相性(これが一番大事)で選びましょう。

アユタヤの渡船降り場側のレンタサイクル店SONY ILCE-7C (28mm, f/7.1, 1/320 sec, ISO100)

レンタサイクル屋で遺跡エリアのマップがもらえました。お薦めのスポットと順路を書き込んでくれました。

レンタサイクル屋でもらったアユタヤ遺跡群の地図Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/120 sec, ISO80)

自転車にまたがり、サドルの高さやブレーキなどの動作を確認し、颯爽とペダルを漕ぎ出します。

このトゥクトゥクほんと可愛いな。シトロエンDSみたいだな。

アユタヤのトゥクトゥクSONY ILCE-7C (40mm, f/7.1, 1/160 sec, ISO100)

アユタヤのトゥクトゥクSONY ILCE-7C (28mm, f/7.1, 1/200 sec, ISO100)

シトロエンDS

シトロエンDS 出典:Wikipedia

こうして遺跡だけでなく町の様子を自由に撮影したりできるのがレンタサイクルの良いところ。

さて、いよいよ遺跡エリアが見えてきました。

アユタヤ, レンタサイクルOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/8, 1/500 sec, ISO200)

(2023年1月22日の記録)

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