こんにちは。ベトナム麺とビールどちらか選べと言われたら「ハーフ＆ハーフで」とお願いしようと思っている10max（@10max）です。
本ブログでご紹介する店はローカルベトナム飯屋に偏重している感がありますが、実はビアガーデン的な店も大好きです。だって「ビールの庭」なんて、終の棲家にしたいくらい魅力的な響きじゃありませんか。
本記事では、ベトナムにあまたあるビアガーデンの中でも、ホーチミンの観光エリアのど真ん中にあり、かつ超一級の絶景・夜景を誇り、その割にリーズナブルなビアガーデン「SKY ZONE」をご紹介します。
なお、「SKY ZONE Beer Garden」は1区（Nguyen Hue）と3区に店舗があるようですが、本記事でご紹介するのは1区Nguyen Hue店の方です。
※ホーチミン市内のローカルグルメのまとめはこちらを御覧下さい。
iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO1000)
ビアガーデン「SKY ZONE」からの夜景
HCMC屈指の立地・夜景なのにリーズナブルなルーフトップビアガーデン「SKY ZONE」
ベトナムにはビアガーデンというのは無くてはならない存在です。
Twitter友達さんに教えていただいたのですが、元々ビアガーデンというのは明治期に日本で生まれた業態とのこと。そうした日本文化がいつの間にやら（「カラオケ」のように）ベトナムの日常にも溶け込んだのですね。
いや、文化そのものを日本から持ち込んだ「カラオケ」のケースとちょっと違うのかも。「ビアガーデン」の場合、ベトナムで元々一般的だった「広々としたオープンスペースで無限にビールを飲む」という飲食店の業態が、ビアガーデンそのものと一致していたので、「ビアガーデン」の名前だけ後から付いてきた、という方が近いかも知れません。
SONY ILCE-7C (44mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO200)
ベトナムでよく見かけるビアガーデンぽい業態の飲食店（「SKY ZONE」ではありません）
前置きが長くなりましたが、そんな訳でホーチミンなどのベトナムの街を歩いていると「ビアガーデン」ぽい業態の店は至るところで目にするのですが、その中でも「SKY ZONE」はスペシャルな存在です。
グエンフエ通り×レロイ通りの角地という圧倒的な立地
まず何をおいても素晴らしいのが、立地。
サイゴン川のほとりからホーチミン人民委員会庁舎までを真っ直ぐに貫く、ホーチミン版セントラルパーク（勝手に命名）とも言える歩行者天国「グエンフエ（Nguyễn Huệ）通り」。
一方、ホーチミン歌劇場からサイゴンセンター、高島屋、そしてベンタイン市場を繋ぎ、来年2024年にはホーチミンメトロ1号線の始発点にもなる事で市内でも注目度・地価共に急騰中の「レロイ（Lê Lợi）通り」。
「SKY ZONE」はこれらの交わる交差点の角地に位置するのです！
思わず「リッチな立地だぜ」とオヤジギャグの1つも口走りそうになりますが、これくらいの立地ならもはや許されるでしょう。
「むしろ記事タイトルで言っとるしかなり気に入っとるだろお前！」と言うツッコミはSKY ZONEでジョッキを交わしながらお願いします（笑）
iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO320)
グエンフエ通りとSKY ZONE
ILCE-7C (60mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO1600)
レロイ通りサイゴンセンター方面からホーチミン歌劇場とSKY ZONEを望む
しかもすごいのは、その交差点の中の4つの角の中でも、東側の角という最高の夜景ポジションを押さえている事。この角を取ったことで、ホーチミン人民委員会庁舎とレロイ通りの夜景を同時に眺望する事が出来るのです。オセロの必勝法も真っ青です（適当）。
出典：Googleマップ
iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO1250)
SKY ZONEからホーチミン人民委員会庁舎を望む
ルーフトップで涼しく快適な店内
SKY GARDENは4階のルーフトップにあり、また周囲が開けているので風通しも非常に良く、当然ながらファンがくまなく回っているので非常に涼しくて快適です。筆者はかなり暑がりなため暑い店は苦手なのですが、ここなら問題ありません。
そもそもホーチミンは全く風がないという日はあまり無ないため、1年を通して朝夕は（特に日本の夏と比べると非常に）涼しいのですけどね。
iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO640)
上の写真の通り天井もオープントップになっていて開放感が高いのも魅力です。一方、雨が降ってきたらキャンバストップのように幌を閉じることが出来るので、突然の雨でも安心です。
また新しい店なので全体的に設備も綺麗で、在住日本人はもちろん外国人旅行者などでも安心して利用できる感じです。
iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO1250)
百万ドンの夜景（いやもっと高い）
上記のような立地とルーフトップという条件がコンボを繰り出した結果、SKY ZONEからはこのような素晴らしい夜景を眺望することが出来ます。
香港のビクトリアピークが100万ドルの夜景なら、こちらは100万ドンの夜景と言ったところでしょうか。100万ドンだと約5千円相当！コスパ高すぎジャマイカ！いやいやそれでは安すぎるので、実際はもっと価値があるでしょう（この段落全く要らないな）。
iPhone XS (4.25mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO800)
長男撮影
なお上の写真は長男が撮影したものです。曰く「お父さんのiPhone 12Proみたいに超広角レンズが付いてなくても、パノラマ撮影機能で頑張って撮った」と言う珠玉の作品です。
下の写真は少し角度を変えて、グエンフエ通りのサイゴン川方面の眺望。グエンフエ通りは市民の憩いの場、夕方になると家族やカップル、友人グループでこぞってここに繰り出して来て大いに賑わいます。
iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/25 sec, ISO500)
たまにライブイベントが行われることも
SKY ZONEではたまにバンドやDJによるライブイベントが行われています。そう言うのが好きな人は狙って行っても良いでしょう。
ただ、ベトナムでは全般的に音量が大きく会話がしにくいと感じる事も。爆音が苦手な筆者はイベントの日は避けるようにしています。Facebookページでイベント告知していたりするので、チェックしてみましょう。
iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/25 sec, ISO500)
家族4人で「SKY ZONE」に行ってみた
今まで仕事関係では何度か利用したSKY ZONEですが、先日週末に1区でプライベートの用事があったので、家族で訪れてみました。
入り口はこんな感じです。ど派手なネオンなので間違えることは無さそうですね。ただし上で触れた通り3区にも店舗があるので、検索する際は「SKY ZONE Nguyen Hue」で検索して下さい。
ILCE-7C (44mm, f/5.6, 1/50 sec, ISO1000)
4階へ上がるエレベーターは超狭く、4人でギュウギュウなので大人数の時はピストン輸送が必要です。
なお、ベトナムでも「4」を縁起の悪い数字とする場合があり、このビルでも物理的な4階は名目上「5」階になっています。
iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO1250)
窓際の席はしっかり予約すべし
土曜日の夜はさほど混んでいない方なのですが、通りに面した席は残念ながら予約で埋まっており、2列目の席になりました。
実は事前にFacebookメッセンジャーで予約する際に「4 pax table with good view of Le Loi street」とリクエストしたのですが、明確に「Window table」などと伝えるべきだったかも知れません。まあそれでもそもそも空いていなかったのかも知れませんが。
なお、ビアガーデンと言っても客層は老若男女入り混じっており、子連れのグループもよく見かけます。飲み屋にも子供を連れてくるのは言わば一般的なベトナムスタイル（明らかに大人向けなバーやクラブを除く）。なので家族連れでも全く気にすることはありません。
iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/35 sec, ISO400)
子連れグループもワイワイ楽しんでいた
飲み物・料理は普通に美味く、そこそこリーズナブル
まずはドリンクを注文します。普通のサイゴンビア・スペシャルは1本28,000ドン（約140円）と、ドローカル店よりは少し高いですが、無限に飲めるくらいには安いです。
それ以外の種類のビールや、ビアタワー、カクテルやウイスキー、ワインなんかもあります。大人数グループの場合はビアタワーもお薦めです。
ILCE-7C (44mm, f/5.6, 1/50 sec, ISO6400)
次に料理です。料理についてはベトナム価格と比較すると明らかに高いです。が、シェアする事が前提であることやお酒が安い事を合わせ考えると、思ったより高くない印象です。
まずは間違いない海鮮チャーハン（本当は蟹チャーハンが良かったんだけど無かった）、285,000ドン（約1,500円）。間違いなく美味しかったです。
ILCE-7C (35mm, f/5, 1/40 sec, ISO2500)
こちらのボリュームたっぷりのグリルドチキン的なのは245,000ドン（約1,300円）。味は美味しかったですが、骨がついているのはやや面倒でした。骨のないタイプのチキンやポークメニューもあります。
ILCE-7C (39mm, f/5, 1/40 sec, ISO8000)
ソーセージは265,000ドン（約1,400円）。これも絶対うまいやつです。
ILCE-7C (40mm, f/5, 1/40 sec, ISO4000)
この3品で約4,200円相当。
これに一人あたりドリンク2杯ずつ（4人合計で、ビール4本＋ソフトドリンク4本）で、食事と合わせて6,000円弱なので、1人辺り1,500円弱。ベトナムローカル飯屋と比べると多少高いですが、高級店という程の価格では全然なく、場所を考えると十分妥当です。
映え大好きベトナム女子たちが写真を撮っていました。
ILCE-7C (48mm, f/5.6, 1/50 sec, ISO3200)
帰り際、我が家の子供達も負けじと景色を撮っていました。
iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO1000)
店を出てグエンフエ通りを歩きながら、今度は地上の高さからホーチミン人民委員会庁舎のライトアップを眺めつつ家路に就きます。
ILCE-7C (43mm, f/8, 1/50 sec, ISO8000)
さいごに：ホーチミンの未来を想像しながら乾杯！
上でも少し触れましたが、このレロイ通りは今市内でも大注目の場所。ホーチミンメトロ1号線の起点になる計画に加え、実はホーチミン歌劇場の向こう側（レタントン方面）に延伸する計画もあると聞いています。
この素晴らしい夜景を見ながら、未来のホーチミンを象徴する場所で、街の将来の姿に妄想を膨らませながら、グラスもしくはビアタワーを傾けてみるのも良いかも知れません^^
予約はFacebookメッセンジャーかZaloで
予約の際はFacebookメッセンジャーかZaloが便利です。下記公式HPに掲載されているのでご活用下さい。
iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/25 sec, ISO640)
土曜日の夜はレロイ通りも部分的に歩行者天国化されている
コメント