こんにちは。高校の時に「仏教」の授業で100点を取ったことがあるのが自慢の10max（@10max）です。
仏教が満点なら何をしても成仏出来そうですが、それに慢心せず、先日ホーチミンの チョロンで昼ご飯を食べるついでに 仏教寺院「萬佛寺（Chùa Vạn Phật / Ten Thousand Buddha Temple）」にお参りするためにチョロン（中華街）を訪れました。
冗談はさておき、この萬佛寺、そこまで有名ではない事もあり行く前には全然期待しておらず、たまたま近くに用事があって立ち寄っただけなのですが、実際に行ってみたら想像を上回り過ぎる圧巻の寺院だったので、ちゃんと成仏出来るように手厚くご紹介したいと思います。
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文字通り1万体の仏像が圧巻の「萬佛寺（Chùa Vạn Phật）」
「萬仏寺」（ベトナム名：Chùa Vạn Phật（チュア・ヴァン・ファット）、英語名：Ten Thousand Buddha Temple）は、1959年に2人の僧侶によって建立された仏教寺院です。
ホーチミンの中華街・チョロン地区は寺院が多いエリアで、有名なのは「天后宮（ティエンハウ寺）」あたりだと思いますが、あちらは道教の寺院、この萬佛寺は仏教寺院です。
萬佛寺のアクセス
萬佛寺はチョロンの中でも東の1区寄りに位置します。安宿街のあるブイビエン通りからだと車で10分くらい。チョロン観光のスタート地点としても良い塩梅でしょう。
また別記事でもご紹介しますが、市バスでも簡単に行けます。ブイビエン通りからだと45番、56番、139番バスで20分程度、ドンコイ通りからなら1番か45番バスで30分前後で、萬佛寺まで徒歩7〜8分のバス停に着きます。
なお、北側のTran Hung Dao通りという大通りからは行けません。南側のNghia Thucという細めの通りから入っていく感じです。ちなみにTran Hung Dao（チャンフンダオ）というのは昔元寇を追っ払った有名な将軍の名前です。ベトナム版北条時宗と言ったところでしょうか（適当）。
出典：Googleマップ
寺離れした萬佛寺の外観にやられる
さて、萬佛寺の外観はなかなか独特です。Nghia Thuc通り沿いに、このような山門のような門があるので辛うじて寺院であることが分かりますが、それが無ければどう見てもただの住宅街の一角です。
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この門をくぐると、アパートとアパートに挟まれる感じでお寺の建物が見えてきます。
こんな事を言うと成仏出来なくなるかも知れませんが、お世辞にも立派な寺院には見えません。てか何？寺なのにビルなの？
むしろ、あまりにも寺離れした外見に逆に俄然興味が湧いてくるほどです。
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それが後ほど本堂の圧巻さとの良いギャップになるのですが、とにかく第一印象は最高に地味です。家族と一緒に訪れたのですが、この時点でもともと寺院にあまり興味のない細君と子供達は外で待っていると言います^^;
とりあえず階段を登る
しかし1万体の仏像があると言うのだから、筆者としてはとにかく中に入って見ないわけにはいきません。
入り口にお賽銭箱があったのでお札を入れました。
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周りからお婆さんがお金を恵んで欲しいと寄ってきますが、「ベトナムあるある」で、誰がお寺の関係者なのか全く関係ない人なのか分からず、1人に渡すと行列が出来てしまいそうな気がしたので賽銭箱だけで勘弁してもらいました・・・
お賽銭を入れて中に入ると観音様が出迎えてくれますが、1万体もある様には見えません。せいぜい数体・・・。
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しかしグルッと回ってみると、右側の壁に「4」という数字とともに「あっちに行ってみろ」的な張り紙があるので行ってみると、
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階段がありました。おそらく4階まで上がると何かがあるのでしょう。ワクワク。
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中2階に靴が置いてありますが、ここでは靴を脱ぐ必要はありません。4階に上がる際に脱ぐことになります。
さて、2階には立派な薬師如来様がいました。如来様の前や壁際に何やらズラッと並んでいるので「これがもしや1万体の・・・！」と一瞬期待しますが・・・
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仏像ではありませんでした。これは経典ですね。
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再び上の階へ登ります。途中、横の廊下に恵比寿様らしき像がありました。良い雰囲気です。
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3階でちょっと休憩。右側のアパートでも上半身裸のおじさんが休憩していました。ホーチミン市のおじさん上半身裸率は25%程度でしょうか。
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圧巻は4階 – 広大で綺羅びやかな本堂と1万体の仏像
さて、いよいよ4階へ上がります。本堂は土足禁止なので手前で靴を脱ぎましょう。
本当に1万体の仏像さん、あるんだろうか・・・と半信半疑で登ってきましたが、なんのなんの、想像を遥かに超える本堂がそこにはありました！地味な外見で期待値が下がっていたこともありますが（笑）
まずは、この地味な建物の外観からは想像できなかった広大な本堂のスケールと綺羅びやかさにびっくり！萬沸寺さん、あなたの本気はこんなだったのね・・・脳ある鷹は爪を隠しますが、能ある寺は仏像を隠すようです。
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中央奥には千枚の蓮の花びらから成る蓮華座に上に座る釈迦如来像。その手前にも何体かの仏像が鎮座しています。
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左側では象に乗った優しそうな人が本を読んでいますね。象がものすごく小さいとかでなければ、この人が相当大きいという事になります（何の話だ）。
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そして、先程から既に見えていると思いますが、壁にはぎっしりと小さな仏像達が・・・！！高い天井までびっしりと・・・！！いやよく作ったな。
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4階から山門の方を眺めます。いやー、すごい。こんな住宅地のスキマにこんな素晴らしい本堂を隠し持つとは、恐るべきホーチミンの懐深さよ。
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下に降りて、細君と子供達に「上の方思ったよりすごいから見ておいでよ」と行って背中を押しました。これは見ておかないと勿体ない。
HCMCでぶっとんだ寺院が見たければ萬佛寺へ
ということで（どういうことだ）、たまたま近くへ来たのであまり期待せずに来てみて、さらに寺とも思えない地味な外観にさらに期待値を下げられ（いやその事自体面白いけど）、入ってみた萬佛寺ですが、文字通りいい意味で、かなり予想を裏切られました。
正直な所、ベトナム他の仏教寺院はどれも似たりよったりで飽きた・・・という感じだったのですが、そのような中でこの萬佛寺にはかなりやられました。ちょっとぶっとんだ仏教寺院が見てみたい、という方はぜひ訪れてみて下さい。
あ、そうそう、たまたま何の近くへ来たのかと言うと、例のチョロンのダックヌードルの名店に家族を連れてきたのです。こちらもかなりお薦めなので、ぜひセットでどうぞ♪
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ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/2000 sec, ISO400)
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