こんにちは。ベトナムローカル飯は何となくハノイの方が好みに合う気がしている10max（@10max）です。
「ベトナム人お薦めローカル飯」と称し、ガイドブックに載っていないお薦めローカルベトナム料理店を紹介していますが、今回はホーチミン市7区フーミーフン地区にあるハノイ料理店「Long Béo Băm Sáu Phố Phường」。
ややハイソで小綺麗な店が多いフーミーフン地区の中で、ハノイ庶民の居酒屋「ビアホイ」の雰囲気が味わえる貴重な名店です。
なお、ホーチミン市内のローカルグルメのまとめはこちらを御覧下さい。
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ホーチミン7区のハノイ風ビアホイ「Long Béo Băm Sáu Phố Phường」
この「Long Béo Băm Sáu Phố Phường」は、ハノイの「ビアホイ（Bia Hơi）」の雰囲気をホーチミンでも味わえる庶民の店です。「ビアホイ」と言うのは元々ハノイの大衆向けビールメーカーの銘柄なのですが、転じて気軽にビールを飲める店という意味で使われるようになったようです。
こちらは筆者の職場のフーミーフンに住んでいるベトナム人同僚が教えてくれた店なのですが、いつも書いている通り、食に拘るベトナム人は「高くて美味しい店」なんて人に教えません。物価が高めのフーミーフンエリアでも、ちゃんとコスパの高い店です。
「Long Béo Băm Sáu Phố Phường」の場所
フーミーフンエリアの中でも、韓国人街やクレセントモールなどのある繁華街よりも少し南東寄りに位置します。クレセントモールと日本人学校の丁度中間あたり。
この辺りは比較的閑静な場所なのですが、実は地味に飲食店が集まっていて、夜になると店頭の電飾で賑わう穴場的なエリアになっています。
オープンテラスでビアホイ！
席は店内にも多少ありましたが、基本はオープンエアで夜風を楽しむスタイルです（すみません個人的趣味です）。
オープンエアで夜風に吹かれてすることと言えばビールで乾杯と相場は決まっています（すみません個人的趣味です）。
ということで早速メニューで「Bia」の文字を探しましょう。
はい、0.5秒で右下に「Bia」という文字が並んでいるのが分かりますよね（すみません個人的特技です）。
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もしも複数名で来られたのであれば、おすすめは間違いなく「Bia Hoi Ha Noi」です。所謂「ビアホイ」というやつで、ホーチミンではこれを提供する店はそれほど一般的ではありません。
見た目も一般的ではなく、こんな迫力満点の出で立ちで登場します。
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なお、これは1L缶です。メニューには2Lしかないのですが、2Lは多いなと言う時には店員さんに訊いてみて下さい。価格はハノイで飲むビアホイよりは若干高め（2Lで700円くらい）ですが、それでも十分に安いです。
ところでメニューには「Bia Hoi Sai Gon Bay」という1L缶がありますが、これはまだ頼んだことがありません。
それ以外でお薦めなのは「Bia Truc Bach」というビール。こちらも北部の銘柄でホーチミンではあまり見られません。
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ビールに合いまくるハノイ庶民料理の数々
正直な所未だにどれがベトナム北部料理でどれが南部料理、というのは詳しくは分かりませんが、「Long Béo Băm Sáu Phố Phường」が提供するのは概ねハノイ料理のようです。
主食系 – ハノイ風ヌードル・鍋類
もう一度メニューを見てみましょう。英語が添えられているので助かります。
メニューのこちらの面はハノイ風ヌードルや鍋系のようです。左上にはフォーなどのスープヌードル。「BREAKFAST」と書いてありますが、頼んだら夜でも普通に出てきました。
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お馴染み安定のフォーです↓。牛の出汁が効いたスープが最高です。
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こちら↓はBun Rieu Cua。蟹スープの米麺です。
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こちら↓はブンチャー。フォーに続くハノイ料理の代表選手ですね。白い米粉麺であるBúnと揚げ春巻きを甘辛いつけ汁に付けながら食べます。
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昔、メニューの写真を指差してブンチャーを頼んだ際に「揚げ春巻きを頼んだつもりなのに何で麺がこんなに大量に添えられてるんだ！俺を太らせてどうするんだ！」と思いましたが、料理名の「Bún」が麺そのものなのだから仕方ありません（笑）
お酒のツマミたち – 肉、海鮮、豆腐から・・・蛙まで
メニューを裏返すと焼き揚げ蒸し系の酒のツマミになる料理系が目白押しです。
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まずは定番中の定番、ミーサオ（Mi Xao）、所謂ベトナム風焼きそばです。迷ったら「ミーサオ、ミーサオ・・・ミーサオ！」と唱えておけば間違いないほどの鉄板です。
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こちら↓もド定番かつ間違いない最強おつまみ、「Nem rán」。所謂ハノイ風揚げ春巻きです。ブンチャーに添えられているのと、ほぼ同じだと思います・・・たぶん。
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あまりベトナム料理として知名度は高くないですが、どの店にも置いてあることが多く、大人も子供も大好きなおつまみ、揚げ豆腐。いくつかバリエーションがありますが、「Fried Tofu with onion sauce」というのを頼みました。味が染み込みまくりで犯罪的な旨さです。
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こちら↓は「gà rang gừng」、日本語でいうと「ローストジンジャーチキン」・・・英語じゃないか！と自分で突っ込まずには居られないくらい美味しい一品です。
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さて、この辺りでせっかくなので少しハノイらしい食材を・・・
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こちら↑は「Ếch xào lăn」という料理で、日本語にすると「蛙の炒めもの」です。
蛙自体は中華料理屋などで食べた事のある方が多いかも知れませんね。ハノイではやはり中国的な食文化の影響が顔を出しているな、と感じることがしばしばあります。
肝心のお味の方は、決して悪くないですよ。鶏の胸肉のような淡白でさっぱりとした食感です。たまに細い骨があります。ビールのつまみとしては結構イケる方なので、ぜひお試しを♪
まとめ：ホーチミン7区でハノイ料理とビアホイを楽しむなら「Long Béo Băm Sáu Phố Phường」
ということで、ホーチミン7区フーミーフン地区でハノイの庶民料理とビアホイの雰囲気を味わえるお店をご紹介しました。
ローカルなベトナム料理のお店が少ないエリアにあって、しかもハノイ名物のド迫力のリッター単位のビアホイ缶や北部料理をお手頃な値段とオープンエアで楽しめる名店、シチュエーションに応じて活用されてみてはいかがでしょうか。
なお、観光でホーチミンに来られている場合には7区は少々遠く、観光の中心である1区からタクシーで30分ほどかかるのでご注意下さい。1区方面のビアホイもそのうちご紹介したいと思います。
一方で、筆者の様に7区フーミーフンに住んでいる駐在員は結構多いので、7区の情報も今後バシバシ放出予定です。ネタの在庫は沢山溜まっているのですが筆が全然追い付いていません・・・。
では良い旅＆ベトナム生活を^^
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