こんにちは。今日本の少年少女の間で熱い「爆上戦隊ブンブンジャー」に興味津々の10max（@10max）です。
出典：テレビ朝日
ブンブンジャーと言えば、ブンタン（Bún thang）というハノイの爆上げご当地麺料理がありまして、ホーチミンで美味いブンタンを出す店に中々遭遇しなかったのですが、先日ついに出会ってしまいましたので、ブンブンジャーの必殺技「バクアゲマグナム」の如くご紹介したいと思います。
ホーチミン3区にある「Phở Nhà Khoai」という名店です。
※ホーチミン市内のローカルグルメのまとめはこちら↓
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ホーチミン市内でハノイ名物麺ブンタンが美味い「Phở Nhà Khoai」
以前ハノイで初めてブンタンという麺料理に出会った時には、その高い品性を感じさせる優しく洗練された味にいたく感動したものでした。
それ以降ホーチミンにもブンタンの店がないものか、と何とは無しに気にしていたのですが、中々再会できないまま月日は経ち・・・ハノイ料理屋は割と沢山あるんですけどね。
そしてこの度ついに、この「Phở Nhà Khoai」という店に辿り着いたのですが、きっかけは「鶏出汁」に拘ったフォーガー（鶏フォー）などの麵屋を探していた事でした。お気に入りのフォーガーの店「フォーミエンガーキードン」との違いを感じてみたかったのです。
そんな店を探しているうちに、フォーガーと共にブンタンを売りにしている「Phở Nhà Khoai」を棚ボタ的に発見したのでした！
ホーチミンでは珍しいハノイ名物Bún thangの美味い店を見つけた🍜
元々は鶏フォーの専門店（牛をやってない）を探してたのだけど、鶏出汁スープに拘ってる店を辿っていったらここに遭遇🐔さすが鶏推し、ハノイで感動したブンタンの優しくクリアなスープが沁みた🥹
やっぱり3区のローカル飯は熱い🔥 pic.twitter.com/7dtKEOnRXK— 10max🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) July 14, 2024
鶏出汁スープに拘っている店だけに、当然ながらフォーボー（牛肉フォー）は提供していません。店頭の「PHO GA」という堂々たる看板も、鶏出汁の味への自信の表れでしょう（ほんとか）。
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Phở Nhà Khoaiのアクセス
観光の中心である1区から3区に入ってやや行った辺り、安宿街のブイビエン通りから車で7～8分くらいの割と良い立地です。
外観と店内
黄色と赤のコダックのフィルムみたいなデザインですぐに分かります。「Nhà」は「家」という意味なので、「Khoaiさんちのフォー屋」的な感じでしょうか。
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出典：フジヤカメラ
店頭の厨房にはやはり鶏。鶏出汁の味への自信を示しているのでしょう（たぶん）。
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うちの子供たちと同じくらいの3人兄弟がお母さんを手伝っていました。それだけでこの店を応援したくなります。
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まだ新しい店なのでしょうね。調度品も綺麗で品があって心地良い。
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メニュー
お品書きはやはり全体的にハノイ流。左のページは鶏肉を主体としたトッピングにフォー、ブン、春雨（Mien）を組み合わせたバリエーション。右側がブンタン系のメニューです。
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次のページには追加の鶏肉や温泉卵、揚げパンなどの定番トッピング。
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実食 – からだ中が歓迎しているような優しさ
着席するとすぐに少年が3点セットを持って来てくれました。ハノイ料理の店ですが、草を提供する辺りは南部流を取り入れているのかも知れません。
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最もノーマルなブンタン（Bún thang）を注文します。
やがて着丼します。
ドーン！！！
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いや、大変優しい感じの風情なので、どちらかというと「トンッ♪」という感じでやって来ましたね。むしろ着丼音とかどうでもいいですよね。
しかし何とも清々しい見た目。錦糸玉子に切り干し大根、ベトナムハムが千切りで盛り付けられているのが非常に繊細な印象を与えます。色彩も含め、ちょっとした芸術作品の様。
そして椎茸ですよ椎茸、奥さん。ベトナムの麺類に椎茸が乗っている姿は中々見ません。如何にも体に良さげな出汁が出ていそうじゃないですか。昔実家で「椎茸はカラダにいいから」などと言って母が椎茸汁を作ってくれていたのを思い出します。
ハノイのブンタンの店の記事でも触れましたが、元々はテト（旧正月）のご馳走に使われて余った食材を活用したのがブンタンという料理の由来らしいので、使われる具材が少し独特なようです。
麺は柔らかいブン。日本の冷や麦などよりもっと柔らかく優しい口当たりと喉越しで、スッと胃の腑に滑り込んでいきます。
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かといって食べ応えが無い訳ではなく、鶏や椎茸などの出汁がよく出たスープが目立たないのにしっかりした食後感を与えてくれます。鶏肉も骨が無くて柔らかくプリッとジュワッとしてて大変美味。
なお、途中で草をちぎって丼の中に散りばめると、ほのかなハーブの香りが漂い、南部風の味わいも楽しめます。
さてさて、ハノイの美意識と繊細な味が詰まったブンタン、ホーチミンで味わいたい時は、ぜひご一考を^^
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