バッファローである。実にワイルドである。
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西表島の目と鼻の先にある由布島は、河口から流れ出た砂が堆積して出来た小島である。
西表島との間の浅瀬は満潮時でも1メートル程度の水深にしかならないため、行き来する人々は軽トラなどで気軽に渡っている。
筆者はその浅さを最大限に享受すべく匍匐(ホフク)前進で渡ろうかと考えたのだが、どうやら水牛車で渡るのが最もホットかつクールなスタイルであるとの情報を得たため、ここはひとつその提案に乗ってみることにした。
三線で島唄を披露してくれる。安里屋ゆんたはこの旅ですっかり覚えてしまった(歌詞を除く)。
由布島に到着、ちょっとした観光案内所で昼食を取り、島を散策する事とする。
※なんとここで、「八重山そば」が売り切れという驚愕の事態に直面し、やむをえずカレーライスを食した。ここを訪れる観光客が一体八重山そば以外の何を注文するというのであろうか・・・カレーとは・・・。
島では熱帯、亜熱帯の植物がその生を謳歌している。昭和44年の台風の被害で島が壊滅状態になった後、再興を願って人が植えたものも多くあるらしい。
真夏である。
ハイビスカスである。
由布島茶屋で休憩を取る。マンゴージェラートである。
再び島を散策。
古井戸がある。
何かの甕。
かつてここにあった学校跡。かつては多くの島民が暮らしていたという証である。
しかし昭和44年の甚大な台風被害の後、多くの島民は西表島に移り住み、今はこの島には殆ど定住する人は居ない。
などと感傷に浸っていると唐突に現れるファンキーな牛の石像。
どこかしら、かの伝説の「おっぱソフト」に通じる至高の芸術性がうかがえる。
水牛たちのところへ戻ってきた。
水と戯れる水牛。水を得た水牛とはこの事である。
実に幸福感溢るる情景である。
ワイルドかつダイナミックな水中闊歩。
おじいの島唄と共に西表へ戻る。
石垣島へ戻るフェリーである。
お約束である。
やがて手前に竹富島、彼方に石垣島が見えてきた。
石垣島、竹富島、西表島は意外なほどに近い。ちなみに西表島も竹富島も由布島も全て住所は「竹富町」である(石垣島は石垣市)。
さて、愛らしい水牛たちを愛でた後に大変恐縮であるが、夜は石垣牛を食した。
この店の名物は、石垣牛ハンバーグとのことだった。実にジューシーで「挽肉の塊」感が魅力的な食べ物であった。
マングローブの大自然に癒され、由布島で緩やかな時の流れを感じ、実にハードボイルドな一日であった。
明日はいよいよ帰京前日である。
(2018/8/7)
つづく↓
コメント
こんばんは
沖縄でいろんな島を堪能してきたんですね!
マングローブをカヌーで見るなんて楽しそう~。
こちらでは亜熱帯植物に囲まれた道も
すごく素敵ですね~。
水牛 水が気持ち良さそうです。
もぐり過ぎておぼれちゃうんじゃないかと思うほど(笑)
水牛車は有名ですね。 ここ軽トラでも渡ってるってびっくりでした。
石垣牛 美味しそう~~。
はぴさん、こんにちは。
はい、西表島と由布島は初めてでした。
ほんとに気持ちいいくらい何もなくて、心が洗われました♪
いろんな生き方があるんだなあ、と。
水牛は可愛いですね(^^)
目が優しくて、でもとても力持ちなんです!
その後に石垣牛を食べた時は複雑な心境でしたが^^;
水牛、、だから、水牛と呼ばれるのですね!
その水牛をまた食すことになるとは、、
人間であることに感謝しなければいけませんね。
この3島は、とても近い距離にあるのですね。
いつか機会あったら訪れてみたいです。
P☆
Sippo☆さん、おはようございます。
はい、水牛は本当に水が大好きでした(^^)
島の生活に密着した存在だったのだと感じました。
泳いでいけそうな距離にそれぞれ魅力的な島がたくさんあって、全部回ってみたい気持ちになりますねー。