沖縄

沖縄・石垣・西表日報 2018 6日目① ファインディング・ニモ@米原ビーチ

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング

ここまでは底地ビーチ、フサキビーチと、遠浅の砂メインの海水浴向けビーチを攻略してきた。実はそう言った浜でもここが石垣島であるからには透明度が高く熱帯魚がこれでもかと言うほど見られるのかと甘い見通しを立てていたのであるが、それはやはり原材料砂糖100%の缶コーヒーのごとく甘かったと言わざるを得ない。

無論、それはロケーション以外にも、まるで温泉のごとく海水が暖かかったことや、直前の天候、あるいは筆者の海パンのデザインが過剰にアバンギャルドであり魚類の敬遠を買ってしまった事(参考:ただのユニクロのグレーの海パンである)など様々な事象に起因しているのかもしれない。

しかしいずれにしろ最後のこの日は、軟派な海水浴向けではなく、思い切りハードコアなシュノーケリング向けの浜へ攻め込もうと考え、米原ビーチに白羽の矢を立てたのである。

前記事はこちら↓

沖縄・石垣・西表日報 2018 5日目② 由布島の水牛と石垣島の牛肉と
バッファローである。実にワイルドである。 前記事はこちら↓ 西表島の目と鼻の先にある由布島は、河口から流れ出た砂が堆積して出来た小島である。 西表島との間の浅瀬は満潮時でも1メートル程度の水深にしかならないため、行き来する人々は軽トラなどで

米原ビーチは公式な海水浴場ではないため、基本的に自己責任の浜であり、それ故、沖に遊泳区域を示すブイなどもなく、離岸流が発生しやすいポイントやタイミングなどには自ら注意する必要があるが、その中でも比較的家族連れに向いているというもっぱらの評判であった。

下の写真のように、延々と珊瑚礁が連なっており、沖の方で急に青色が深くなっているのが分かる。その当たりがリーフエッジと呼ばれる、珊瑚礁区域が終わり急激に水深が深くなる辺りであろうか。そこまでのエリアで十分に足が着く(泳がなくても力強く移動できる)範囲でハードボイルドに楽しむのであれば問題ないであろう。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング

ちなみに、本来はサンゴの上を歩いてサンゴを傷つけるのはダメよ〜ダメダメ(死語)なのであるが、この時はまさに絶賛干潮中ということで泳いでいくと腹や足を怪我するので、やむを得ずマリンシューズで歩いて沖へ向かった次第である。

手前の浅いエリアでも、このように熱帯魚の群雄割拠が見られる。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング 熱帯魚

若干キャッチーなデザインのナマコである。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング ナマコ

宝石のようなサンゴである。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング サンゴ

真珠のようなサンゴである。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング サンゴ

奥へ進むと再び浅くなり、サンゴの陸地が見えてきた。不思議な感じである。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング 珊瑚礁

プチプチ、プチプチ、と何かが弾けるような音があちこちから聞こえる。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング サンゴ 珊瑚礁

その音の正体はよく分からないが、↓のように、たくさんの気泡が水面に上がってくる音ではないかと思われた。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング サンゴ

干潮時に水面より上に出て、空気を蓄えた海藻やサンゴが、潮位が上がって再び水中に潜る際にその空気を気泡として放出しているのだろうか。もしくは、呼吸をしているのであろうか。なんともロマンテックな音である。

このミミガーのような海藻?が非常に沢山見られたので、記念に水中から外を見上げるアングルから写真を撮ってみた。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング

屈折率の変化で面白い写真が撮れた。

サンゴの陸地で見つけた小さな毛ガニである。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング サンゴ 珊瑚礁 カニ

エビである。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング サンゴ 珊瑚礁 エビ

さて、こうしてノシノシと沖へ向かって進んでいると、先行していた怪獣たちが大声で呼ぶ声が聞こえてきた。何かを発見した模様である。

近づいてみると、「おとうさん!ニモだよ!ニモがいるよ!」と言うではないか。

海中へ顔を沈めてみると・・・

 

 

 

おっ

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング 熱帯魚 カクレクマノミ ニモ

 

こんにちは。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング 熱帯魚 カクレクマノミ ニモ

お一人様なのかな?と思っていると・・・

 

 

親子であった(*´∀`)

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング 熱帯魚 カクレクマノミ ニモ

非常に柔らかそうな家である。彼らの住居の主な建材はイソギンチャクである。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング 熱帯魚 カクレクマノミ ニモ

ニモたちは、この柔らかい家からは決して離れない様子であった。子育て中故であろうか。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング 熱帯魚 カクレクマノミ ニモ

ちなみに、カクレクマノミは父親が子育てをするという。

沖縄 石垣島 米原ビーチ シュノーケリング 熱帯魚 カクレクマノミ ニモ

 

さて、こうして熱帯魚のアイドル的存在に遭遇することができ、ハードボイルド沖縄旅がいつの間にやらすっかり癒し系南国旅行に風合いを変え、この上ない満足感に浸っていたところであるが、実はこの向こうに、そしてこの後の時間帯に、この旅の真のクライマックスが待ち受けていようとはこの時点では想像だにしていなかったのである。

(2018/8/8)

つづく↓

沖縄・石垣・西表日報 2018 6日目② 境界線の奇跡 – 米原ビーチで感動親子シュノーケリング
干潮時刻真っ只中の浅瀬でニモたちに出逢い、綺麗だったがまあこれくらいか、と当ビーチの総括を早計にも小さく纏めてしまおうとしていた頃、さらに怪獣たちが叫んだものである。 「おとうさん!こっちに来てよ!!すごいよ!!!」 そこには予想だにしない

 

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コメント

  1. Sippo☆ より:

    野生のニモ!
    親子ですか~♪可愛いですね!!
    お父さんが子育てするのですね。
    知りませんでした。
    さて、クライマックスは何でしょうっ
    P☆

    • 10max より:

      Sippo☆さん、こんばんは。
      はい、野生のニモに思いがけず遭遇できました!
      オスが子育てみたいですね。
      そもそも、蜂みたいに、オスとメスが割と曖昧な生態だった気がします。
      この向こうに、とんでもない小宇宙が広がってましたよ〜♪

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