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雨のロカ岬 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】

朝から天気がよろしくない。 今日はロカ岬へ向かう。ロカ岬はユーラシア大陸が尽きる西の果てである。 この響きだけでサグレスビールを10本くらい飲めそうな風情ではないか。 スポンサーリンク リスボンからシントラまで国鉄で行く ロカ岬へ行くには、リスボンのエントレカンポス駅から国鉄でシントラに向かい、そこからロカ岬までローカルバスに揺られる事になる。この時点ではまだ雨は落ちてきていない。 OLYMPUS IMAGING CORP. E-410 (37mm, f/5.4, 1/80 sec, ISO400) OLYMPUS IMAGING CORP. E-410…

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サン・ジョルジェ城とセニョーラ・ド・モンテ展望台 – 夕暮れのリスボンを展望 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】

午後のもう一つの主役はサン・ジョルジェ城である。 夕刻、昼前に計画外のビールを堪能したポルタス・ド・ソル広場へ再び戻りカフェでジンジャーエールを飲んだ後、徒歩で5分ほどに位置するサン・ジョルジェ城の石段を登る。 スポンサーリンク サン・ジョルジェ城からリスボン市内のパノラマを見渡す サン・ジョルジェ城はリスボン市内を一望できる高台に位置しており、まさに要害といった趣である。それもそのはず、1500年程前にローマ人によって建設された後、西ゴート族、イスラム教徒、キリスト教徒など、歴代の支配者が居城としてきたというのだから。 しかしかつての要害も、今はすっか…

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ケーブルカー「ビッカ線」で脳内イメージ通りのリスボン風景に感動 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】

さて、ポルタス・ド・ソル広場で青空ビールを満喫し、引き続き路面電車トラム28番でリスボン市内を巡る。 スポンサーリンク この日の本命はケーブルカー「ビッカ線」 この後、個人的にリスボンで最もポルトガルらしい風情を感じた、石畳の坂道を昇降するケーブルカー「ビッカ線」を訪れるのだが、ビッカ線の駅に辿り着くまでに他のいくつかの名所を回っていくとする。 まずはカテドラルとエストレーラ聖堂へ トラム28番でポルタス・ド・ソル広場を出発すると、間もなくカテドラル(リスボン聖堂)が見えてくる。二本の塔が目印となっている。 カテドラルは元々イスラム礼拝堂があった場所に当…

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トラム28番に乗りポルタス・ド・ソル広場で青空ビールを呷る – リスボン | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】

今日はトラムと呼ばれるリスボン名物の路面電車に乗ってリスボン市内の主な名所を巡る一日である。 まずはホテル「BERNA」で朝食を平らげる。 スポンサーリンク リスボン地下鉄とベンツのタクシー トラム28番の始点のマルティン・モニスまで出るために地下鉄を乗り継ぐ。途中下車の嵐となるため、予め地下鉄の駅で”7 colinas”という乗り放題チケットを購入。市が運営する地下鉄、市電、バス、ケーブルカーすべて乗り放題で1日3.8ユーロ(※当時の価格。2022年3月現在は6.3ユーロ)。 地下鉄の駅にはポルトガルの伝統工芸「アズレージョ」を模したタイルの装飾があっ…

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“SUPER BOCK”と”SAGRES”でポルトガル上陸に乾杯 | ポルトガル旅行記【陽の当たる坂道に憧れて】

KLMオランダ航空の機上から見る欧州の風景はまさにヨーロッパの脳内イメージそのものだった。 経由地であるアムステルダムを発ってオランダ、フランス辺りの上空を過ぎる頃だろうか。すなわち緑の大地に美しく区画された田園と、ミニチュアの芸術品のような町並み、そういった地上絵を見た時のことである。 筆者が欧州に本格的に足を踏み入れるのはほぼ初めてである。かつて中学生の頃、家族旅行でギリシャを訪れたことがあるが、その時のメインはエジプトであり、ほんの僅かに欧州の爪の垢を煎じて飲んだ程度であった。 今回は爪の垢どころか麦汁の上澄みから樽の底のブドウ汁まで飲み尽くす所存…

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陽の当たる坂道に憧れて – プロローグ | ポルトガル旅行記(2007年)

子供の頃両親に連れて行ってもらった家族旅行以外では、初のヨーロッパ進出です。 細君との2人旅行ではこれまで、ラオス、敦煌・新疆ウイグル自治区、と比較的ワイルドな地域を訪れてきました。 ですがここいらで一度、肩の力を抜いた旅をしてみようかな、と思ったのです。 「田園の真ん中を鉄道で移動しつつ、昼間からワインでも飲みながらブラブラ」的な、 そう、イメージはすっかり「世界の車窓から」的な、 そんな緩やかな旅をしてみたいと思ったのです。 そんな旅を提供してくれそうな地域として、イタリア、スペイン、南仏などいくつか考えたのですが、今回ポルトガルを選んだのは、一つに…

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旅の終わりに見せつけられた驚愕の中国国内線フライトの常識 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】(完)

今日は新疆ウイグル自治区に別れを告げる日である。ウルムチ空港から北京へと向かう。いよいよ旅の終わりが近づいてきた。しかし、この国は最後の最後まで筆者の常識をひっくり返すべく、驚愕のフルコースを振舞う手を緩めることは無かった。 ともあれ、12時半頃ウルムチ空港到着。とりあえず空港のレストランで「牛肉面」を食す。これが何気なく美味であった。相方と、「これまでで一番美味いのでは」という嬉しいような悲しいようなコメントを交わしあう。 やがて、突然隣の席の中国人客が筆者のテーブルの灰皿を無言で取っていく。まあ・・・使ってないから問題は無いのだが・・・。 スポンサー…

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カシュガルの路上マーケットでウイグル族の素の生活を垣間見る | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

昼に牛肉面を食した後、宿(チニワク賓館)のすぐ近くにあるというウイグル族の路上マーケットに紛れ込んでみることにした。細君は宿で休みたいと言うので単身で打って出ることにした。 午前中は郊外の集落で素朴なウイグル族の老若男女との出会いに胸を躍らせたものだが、午後のマーケットはさらにめくるめくスペクタクルであった。まさに中国の中にあって中国とは思えないイスラム風情に溢れており、自分が今何処に居るのかを忘れてしまうほどであった。 土壁が見えたらそこはウイグル族の町である。この町では、人口の7割を占めるウイグル族の居住地域と、漢民族の居住地域が明確に分かれている。…