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アパク・ホージャ墓、そして素朴なウイグル族集落 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

今日は実質的にこの旅の最終日である。明日には北京に戻ってしまう。そして今日は最終日に相応しい、最高の一日であった。何が最高だったのかと言えば、ウイグル族の素の生活風景を大いに垣間見ることが出来たことである。 「大いに垣間見る」というのも妙なものだが、他民族の生活など1日や2日滞在したところで垣間見るくらいしか出来ないのであるから、せいぜい大いに垣間見るのしかないのである。 スポンサーリンク アパク・ホージャ墓 ウイグル族の素の生活を垣間見る前に、まずはカシュガル市の郊外の名所「アパク・ホージャ墓」へ向かう。新疆ウイグル族自治区の重要文化財に指定されている…

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カシュガル旧市街、それはまるで異国の物語の世界 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

ウイグル族が昔ながらの町並みに住むというカシュガルの旧市街を訪れた。結論から言えば、この旅におけるクライマックスと言えるほどの素晴らしい時間を過ごすことが出来た。 タクシーで旧市街へ向かっていると、やがて窓外に土壁の建物が集まった黄土色の一帯が見えてくる。それがウイグル族が集まって暮らすカシュガル旧市街である。新市街とのあまりの景色のギャップに、まるでそこに国境が引かれておりその向こうは異国の地であるかのような、それも遠い昔のおとぎ話の中であるかのような錯覚を覚える。 CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (9.2mm, f/4….

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イスラム風情溢れるカシュガルの町と新疆最大のエイティガール寺院 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

ついに筆者も食あたりの症状が著しくなってきた。 しかし、向ヶ丘遊園でも5本の指に入るハードボイルドトラベラーたる筆者が腹を下したくらいで部屋で寝込んでいては名がすたる。ひたすら前進あるのみである。 というわけで今日は、西域最大のモスクである「エイティガール寺院」と、ウイグル族の人々が今も変わらぬ生活を営むウイグル族の旧市街を訪れる。 スポンサーリンク コーランが流れ、ヒジャブとウイグル帽で着飾るカシュガルの人々 と、部屋で準備をしていると、どこからともなくコーランを読みあげる声が風に乗って聞こえてくる。ここがすでに紛れもないイスラム圏であることを実感する…

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新疆ウイグルの地に到着!そこはやはり中央アジアだった | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

今日は敦煌を出立してウルムチへ飛ぶ。食あたりの細君の具合も少しずつではあるが快方に向かっている。 昨日すったもんだの末14時までチェックアウトを遅らせる事が出来たため、12時半頃まで宿で療養し、ゆっくりと朝昼兼用の飯をとりに外へ出る(引き続き食当りのひどい細君は宿でパンのみ)。昨夜の名店「牛肉面(麺)」の店で、「涼黄面」という一品を頼んでみる。出て来たのは、冷やし中華のようなもの。なるほど、それで「涼黄面」。ナス、キュウリ、サヤインゲンなどの野菜を炒めたものと、唐辛子系のスープを絡めながら食べる。牛肉面ほどのインパクトはないが、なかなか美味い。 CASI…

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莫高窟とシルクロードのポプラ並木 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

今朝は昨日のような用務員室的な部屋ではなく普通の客人用のレストランで朝食をとることに成功(当たり前である)。 CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/8 sec, ISO0) スポンサーリンク 砂漠の画廊、莫高窟 今日は昨日と同じ無口で憎めないオッサンのシボレーで莫高窟を訪れる。莫高窟とは、敦煌市を囲む砂漠の東端の断崖に400を超える石窟があり、漢から元までの各代の仏教美術家の手による仏像や絵画が保存されているという「自然と人智がコラボレートして結晶化したような遺跡」である。ちなみに、世界遺産に登録…

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ヤルダン地質公園、玉門関、陽関、白馬塔、西千仏洞@敦煌郊外 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

今日は朝から二つの事件が勃発した。 まず、右目から使い捨てコンタクトレンズの破片が出てきた・・・いや、ちょっと何を言っているのか分からないであろうから経緯を説明すると、実は北京入りの日の夜、コンタクトを外そうとした際に、右目のコンタクトが目に張り付いて一瞬動揺して半分だけがちぎれてしまい、残り半分の破片を見失ってしまったのだ。その残りの破片が、周囲や目の中を探しても全く見当たらない。 という事で、何となく目の奥に違和感があるといえばあるものの、どうしようもないので取りあえず放置しておいたのだが、今朝適当に目を洗浄していると、何と白目の辺りにそれらしきもの…

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敦煌の鳴沙山とラクダ | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4.5, 1/640 sec, ISO0) China Airの小柄な機体が北京を発って2時間ほどすると窓外の風景は茶褐色の大地で占められる。ここからゴビ灘やタクラマカン砂漠、そしてシルクロードへと繋がっていくのだな、と思わせる。 敦煌の空港はこの上もなくシンプルなものであった。砂漠の一部であるかのようなだだっぴろい滑走路があり、「敦煌」という看板が掲げられた建物が一つたたずんでいる。 CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/5, …

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北京・胡同・后海 | 敦煌・カシュガル旅行記【国境のカオスが好きだ。】

「中国南方航空」という聞き慣れない航空会社名に出発前は戦慄を覚えていたが、機体は何事もなく正午過ぎの北京国際空港に降り立った。前年ビエンチャンにて結婚を申し込み、正式に夫婦となって初めてのバックパック旅はこうして幕を開けた。なお、単なる海外旅行という意味では入籍後にハワイ挙式を行ったため二度目となる。 初日の今日は北京に宿をとり、明日以降、中国西域に踏み入る算段である。細君も筆者も、西域は初めてであるが、北京は身に覚えがあるためさほど緊張感はない。緊張感がないどころか細君などは、機内の8割ほどの時間(3時間ほど)を寝倒したにも関わらず、中国大陸の大首都の…