コルカタの朝である。インドの都市の朝の、遠くの方に靄がかかった感じが好きである(体には悪い)。
SONY ILCE-7C (50mm, f/8, 1/50 sec, ISO200)
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コルカタからバグドグラ空港へ
朝8時少し前、宿を出る。チョーリンギー通りの屋台街はまだ営業開始前であった。ベトナムに比べると朝が遅いようだ。恐らくベトナムが異常に早すぎるのであろう。
SONY ILCE-7C (87mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO400)
インドの配車アプリ「Ola」で空港行きの車を拾う。オラオラオラオラオラァ・・・!!と言っていると車は意外とすぐにやって来た。

やって来たのはこの後ダージリンやガントクなどでも大変よく目にするSUZUKIスイフトだった。インドでは本当にスズキ車が大活躍している。

OlaはGrabと似たようなUIで大変使いやすい。インド国内の移動のし易さも、良くも悪くも前回訪れた25年前とは隔世の感がある。
やたらと知覚過敏に悩んでいそうな女性が表示されているが、30分ほどでスムーズに空港に到着する見込みである。

高速道路で空港へ向かう。年代物の黄色いタクシー、アンバサダーも懸命に走っている。

面白い形の建造物があった。スタジアムであろうか。

コルカタの空港、ネータージー・・・・なんとか空港に到着。空港内は撮影禁止のため、ここからIndiGo航空の国内線で一気にバグドグラへとひとっ飛びする。

バグドグラ空港でシッキム入域許可証を貰う
バグドグラ空港は、ダージリンやシッキム州に空路でアクセスする際の、最寄りの空港である。ここからダージリンまで陸路で4時間、そこからさらに奥にシッキム州がある。
さて、ダージリンの先にあるインド東北端の州、シッキム州に外国人が足を踏み入れるには、「入域許可証」なるものを手に入れる必要がある。
シッキム州はほんの少し前までは独立したチベット仏教国で(ブータンのような)、1975年にインドに併合されたばかりというマニアックな州であり、かつ中国、ネパール、ブータンの3国と国境を接する軍事上の要衝でもあるため、許可が必要ということのようだ。

とは言え、入域許可証自体の申請と入手はさほど難しくはない。日本人であれば、「おくれ」と言えば「はいよ」と貰うことが出来る。
バグドグラ空港では、到着ロビーに出てすぐ右手のシッキム州のツーリストインフォメーションセンターで発行してくれる。

逆に言えば、下の写真にある通り、中国やミャンマー、パキスタンなど一部の国籍の人がシッキムに入るには、事前にインド政府高官による特別な許可が必要なようだ。つまりはそういうエリアなのだろう。

申請に必要なもの
シッキム入域許可証申請に必要な書類は以下の通りである。
- パスポート用の証明写真
- パスポートの写真ページのコピー
- インドビザのコピー
あと、手数料が100ルピーくらい必要だったかな?(適当)
それらと共に、申請用紙に記入して提出する。

すると5分ほどで下のような紙切れを手渡される。この紙切れがシッキム入域許可証なので、鼻をかんで捨てたりしないようにしたい。

その他シッキム入域許可証がもらえる場所
参考までに、他にシッキム入域許可証が貰える場所を記しておく。
- バグドグラ空港
- シリグリのバスターミナル
- ダージリン市内
その他の街でも取得できるという情報もあるが、ここでは割愛する。
なお、ダージリン市内については、外国人登録事務所Foreigher’s Registration Office)と地方行政事務所(Office of the District Magistrate)の2カ所をハシゴしなければならないという情報があり、やや面倒なので、やはりバグドグラ空港かシリグリのバスターミナルで取得しておくのが得策だろう。
ということで、バグドグラ空港のアライバルロビーに満を持して登場である。ここからダージリンまで、昼食を挟んで4時間ほどのドライブを経て、いよいよ待望のチベット文化圏へ足を踏み入れることになる。

(2025年1月26日の記録)
つづく
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